アジングシーズンが終わっても、手持ちのアジングロッドを眠らせておくのはもったいない!
「このアジングロッドで、冬のメバルも釣れないかな?」
そう考えたことがあるアングラーは、きっと少なくないはずです。
アジングもメバリングも、同じライトゲームだし、似たような軽いルアーを使うし、流用できそうな気がしますよね。
でも、本当にアジングロッドでメバリングは快適にできるのでしょうか?
この記事では、そんな疑問を持つあなたのために、アジングロッドとメバリングロッドの違いから、アジングロッドをメバリングに流用する際のメリット・デメリット、そして注意点まで、詳しく解説していきます。
これを読んで、あなたのライトゲームがもっと楽しく、もっと幅広くなるヒントを見つけてください!
アジングロッドとメバリングロッド、何が違うの?
アジングロッドとメバリングロッド、どちらもライトゲーム用の繊細なロッドですが、実はそれぞれメインターゲットとする魚の特性に合わせて、設計思想が少し異なります。
まずは、その違いを理解しておきましょう。
ターゲットとバイト特性の違い
- アジ:吸い込むような弱いバイトが多い。口が非常に弱く、切れやすい。回遊性が高い。
- メバル:反転してルアーをひったくるような明確なバイトが多い。根に潜ろうとする習性がある。口は比較的硬め。
- バイトの出方、ファイト中の動きが異なるため、ロッドに求められる特性も変わる。
まず、狙う魚であるアジとメバルの違いです。
アジのアタリは、「コッ」とか「モソッ」とか、あるいはラインテンションが「フッ」と抜けるような、非常に小さく、吸い込むようなバイトが多いのが特徴です。
また、口の周りが非常に薄く弱いため、強いアワセや強引なファイトは口切れの原因になります。
回遊性が高く、群れで行動することが多い魚です。
一方、メバルのアタリは、「ゴンッ!」とか「ググッ!」と、ルアーをひったくっていくような、比較的明確な反転バイトが多いです。
そして、ヒットした後は、根に潜り込もうとする強い習性があります。
口はアジに比べると硬く、しっかりフッキングさせることが重要になります。
このように、アタリの出方やファイト中の動きが異なるため、それぞれに最適なロッドの特性も変わってくるのです。
アングラーズアドバイス
そう、アジとメバルって、似てるようで全然違う魚なんだよね。
アジは口が豆腐みたいに弱いから、優しくやり取りしないといけない。
メバルは、アタリは分かりやすいけど、掛けたら根に一直線!みたいなとこあるから、パワーも必要。
この違いを分かってないと、ロッド選びも間違っちゃう可能性があるんだ。
だから、まずはお魚さんの性格を知るのが大事!
ロッドに求められる性能の違い
- アジングロッド:感度最優先、掛け調子、軽量性
- メバリングロッド:食い込み、乗せ調子、バットパワー、汎用性
- それぞれの釣りに最適化された設計思想がある
ターゲットとなる魚の特性が違うため、ロッドに求められる性能にも違いが出てきます。
アジングロッドは、アジの微細なアタリを捉えるために「感度」が最優先される傾向があります。
ティップは硬めのソリッドや高感度チューブラーを採用し、アタリを感じたら積極的に掛けていく「掛け調子」の、いわゆる「パッツン系」と呼ばれるロッドが多いです。
全体的に軽量性を重視し、バットパワーは必要最低限に抑えられているモデルも少なくありません。
一方、メバリングロッドは、メバルの反転バイトを弾かずにしっかりとフッキングさせるために、ティップの「食い込みの良さ」が重視される傾向があります。
比較的柔らかめのソリッドティップや、しなやかなチューブラーティップを採用し、魚が食ってきたら自然に乗せる「乗せ調子」のロッドが多いです。
また、ヒット後に根に潜られないように、ベリー(胴)からバット(根本)にかけては、しっかりとした「パワー」を持たせているモデルが一般的です。
長さも、プラグやフロートリグなど、少し重めのルアーをキャストすることも考慮して、アジングロッドよりやや長めの設定になっていることが多いです。
このように、似ているようで、実はそれぞれの釣りに最適化された設計思想があるのです。
アングラーズアドバイス
アジングロッドは「ピンピン、シャキッ!」、メバリングロッドは「フワッ、グイッ!」みたいなイメージかな?(笑)
もちろん、全部がそうじゃないけど、だいたいそういう傾向はあるよね。
アジングは感度命!って感じだけど、メバリングは食い込みとか、掛けた後のパワーとかも大事になってくる。
だから、専用ロッドがあるわけだ。
この違いを知っておくと、流用する時にも「あ、こういうところは苦手かもな」って予測できるよね。
アジングロッドでメバリングをするメリット
では、アジングロッドをメバリングに使うメリットはあるのでしょうか?
もちろん、いくつか考えられます。
タックルを流用できる手軽さ
- 新たにメバリングロッドを購入する必要がない
- 持っているタックルですぐにメバリングを始められる
- 荷物を減らせる
最大のメリットは、やはりこれでしょう。
「タックルを流用できる手軽さ」。
もしあなたがすでにアジングロッドを持っていれば、新たにメバリング専用のロッドを購入しなくても、とりあえずメバリングを始めることができます。
これは、お財布に優しいだけでなく、「ちょっとメバリングも試してみたいな」と思った時に、すぐにチャレンジできるという手軽さに繋がります。
また、釣行の際に、アジもメバルも両方狙いたい、という場合にも、ロッドを一本にまとめられれば、荷物を減らすことができて楽ですよね。
特に、ランガンスタイルの場合、持ち運ぶタックルは少ない方が有利です。
このように、タックルを流用できることによる経済的なメリットと、手軽さ、そして荷物のコンパクト化は、アジングロッドでメバリングをする際の大きな魅力と言えます。
アングラーズアドバイス
まあ、これが一番の理由だよね、流用するのって。
竿一本で済むなら、それに越したことはないもん。
特に始めたばかりの頃って、アジ用、メバル用って、そんなに何本も竿買えないじゃん?
だから、手持ちのアジングロッドで、とりあえずメバルもやってみる、っていうのは全然アリだと思うよ。
荷物減るのも地味に嬉しいしね!
アジングロッドならではの高感度
- 感度重視のアジングロッドなら、メバルの微細なアタリも捉えられる可能性
- ボトムの質感や潮流の変化などを感じ取りやすい
- 特に低活性時のショートバイト対策に有効な場合も?
アジングロッドの特徴である「高感度」。
これをメバリングに活かせる場面もあります。
メバルのアタリは比較的明確なことが多いですが、低活性時や、軽いジグヘッドを使っている時などは、「モゾッ」とした非常に小さなアタリしか出ないこともあります。
そんな時、感度に優れたアジングロッドであれば、メバリングロッドでは気づかなかったかもしれないような、微細なバイトを捉えることができる可能性があります。
また、ボトム(海底)の地形や質感、潮流の変化などを感じ取る能力も、一般的にアジングロッドの方が高い傾向があります。
これらの情報を元に、メバルが潜んでいそうなポイントを的確に攻めたり、ルアーの操作を調整したりするのに役立つかもしれません。
特に、アジングロッドの中でも感度を極限まで追求したような「パッツン系」と呼ばれるロッドであれば、その金属的な感度が、メバリングにおいても新たな発見をもたらしてくれる可能性を秘めています。
アングラーズアドバイス
アジングロッドって、ほんと感度良いやつ多いからね。
だから、メバルの小さいアタリとか、底のゴツゴツした感じとかは、メバリングロッドより分かりやすいかも。
渋い時の、あの「ん?今なんか触った?」みたいなやつを取れるのは、アジングロッドの強みだよね。
ただ、感度良すぎて、アタリを弾いちゃう可能性もあるんだけどね(笑)。
まあ、そのへんは使い方次第かな!
アジングロッドでメバリングをする際のデメリットと注意点
メリットがある一方で、やはり専用ロッドではないことによるデメリットや、注意すべき点も存在します。
これらを理解しておかないと、釣りがしにくかったり、バラシが多くなったりする可能性があるので、しっかり確認しましょう。
アタリを弾きやすいかも?
- 掛け調子のアジングロッドは、メバルの反転バイトを弾きやすい
- 特にティップが硬いモデルはその傾向が強い
- オートマチックなフッキングが難しい場合がある
アジングロッド、特に感度重視の「掛け調子」や「パッツン系」と呼ばれるロッドの多くは、ティップに張りがあり、硬めの設計になっています。
これは、アジの小さな吸い込みアタリを感じ取り、瞬時にフッキングを決めるためには有効なのですが、メバルのように「ゴンッ」と反転して食ってくるバイトに対しては、この硬さが仇となることがあります。
つまり、メバルがルアーを咥えて反転しようとした瞬間に、硬いティップがその動きに追従できず、ルアーを弾いてしまい、うまくフッキングが決まらない、という現象が起きやすくなるのです。
メバリングロッドの多くが、食い込みの良い「乗せ調子」に設計されているのは、この「弾き」を防ぐためでもあります。
アジングロッドでメバリングをする場合は、この「アタリを弾きやすい」という特性を理解し、アワセのタイミングや強さを工夫する必要があるでしょう。
アングラーズアドバイス
これ、よくあるやつ!
アジングロッド使ってメバリングしてると、「アタった!」って思ったのに、全然ハリ掛かりしない、みたいな。
あれ、だいたい竿が硬くて弾いちゃってるんだよね。
特にパッツン系のロッドだと、メバルが「カツッ」て当たった瞬間に、もうルアーが口から飛び出ちゃってる感じ。
だから、アジングロッド使うなら、アワセはちょっと待ってから、とか、竿先がグーッと入ってから、とか、工夫しないとダメかもね。
バラシが増える?
- 口切れ:アワセやファイトが強すぎると、比較的硬いメバルの口でも切れることがある
- 身切れ:ロッドのパワーがありすぎると、フックが掛かった部分の身が切れてしまうことも
- フックアウト:ロッドが硬すぎて、ファイト中にテンションが抜け、ハリが外れる
うまくフッキングできたとしても、アジングロッドでメバルとファイトすると、バラシが多くなる可能性も指摘されます。
その原因としては、いくつか考えられます。
まず「口切れ・身切れ」。
アジングロッドの中には、アジの弱い口を考慮して、比較的パワーを抑えた設計のものもありますが、逆に感度を重視するあまり、必要以上に張りがありすぎるロッドもあります。
そのようなロッドで、メバルのような比較的口が硬い魚に対して、強いアワセを入れたり、強引なファイトをしたりすると、フックが掛かった部分の口や身が切れてしまい、バラシにつながることがあります。
また、ロッドが硬すぎると、ファイト中にメバルが首を振ったり、向きを変えたりした際に、ロッドがその動きに追従できず、一瞬ラインテンションが緩んでしまい、フックが外れてしまう「フックアウト」も起こりやすくなります。
メバリングロッドの多くが、魚の引きに合わせてしなやかに曲がり込むように設計されているのは、こうしたバラシを防ぐ目的もあるのです。
アングラーズアドバイス
これも結構あるんだよなー、バラシ。
アジングロッドって、アジの口切れ対策でドラグゆるゆるにしてる人も多いと思うんだけど、その感覚でメバルにアワセちゃうと、フッキング甘くてすぐバレたりする。
かといって、ガツンとアワセると、今度は硬い竿だと口切れしたりね。
あと、ファイト中にポロッて外れるやつ!
あれも、竿が硬くて魚の動きについていけてない証拠。
しなやかなメバリングロッドだと、ちゃんと竿が仕事してくれるんだけどねぇ。
根に潜られるリスク
- メバルはヒット後に根(岩や海藻)に潜ろうとする習性が強い
- アジングロッドは、バットパワーが不足しているモデルが多い
- 大型メバルや、根が荒い場所では、止められずに潜られてラインブレイクすることも
メバリングにおいて、最も厄介なのが、ヒットしたメバルが根(岩や海藻など)に潜り込もうとする習性です。
特に、大型のメバルほどその力は強く、根に潜られてしまうと、ラインが擦れて切れてしまったり、魚を出すことができなくなったりします。
これを防ぐためには、魚を掛けた直後に、根に潜られる前に、ロッドのパワーで強引に引き離す必要があります。
しかし、アジングロッドは、軽量性や感度を重視するあまり、ベリーからバットにかけてのパワーが、メバリングロッドほど強くないモデルが多い傾向があります。
そのため、アジングロッドでメバルを掛けると、特に大型のメバルや、根が非常に荒い場所では、魚の突っ込みを止めきれずに、根に潜られてラインブレイク…という悔しい思いをする可能性が高くなります。
メバリングロッドが、ティップはしなやかでも、バットにはしっかりとしたパワーを持たせているのは、この「根に潜るメバルを引き剥がす」ための重要な要素なのです。
アングラーズアドバイス
メバルの根ズリ、これは本当に厄介!
「やった!デカいの来た!」って思った瞬間に、グググーッて根に入られて「プツン…」って、何度泣いたことか…。
アジングロッドって、軽いのは良いんだけど、やっぱりバットパワーが足りないやつが多いんだよね。
だから、デカいメバルとか、ゴロタ場みたいな根がキツいとこだと、止めきれない。
メバリング専用ロッドの、あのバットの粘り強さっていうのは、こういう時のためにあるんだなぁって実感するよ。
飛距離が出にくい場合も
- アジングロッドは短いモデル(5ft~6ft台)が多い
- メバリングで使いたいプラグやフロートリグなどを遠投しにくい
- 広範囲を探りたい場合や、沖のポイントを狙いたい場合に不利
アジングロッドは、操作性を重視して、5フィート台~6フィート台といった、比較的短いレングスのモデルが多いです。
これは、近距離での繊細な釣りには非常に有利なのですが、メバリングで使われることが多い、少し重めのプラグやフロートリグなどを遠投したい場合には、その短さがデメリットになることがあります。
ロッドが短いと、どうしてもテコの原理が働きにくく、同じ力でキャストしても、長いロッドほどの飛距離を出すことは難しくなります。
メバリングでは、広範囲を探ったり、沖の潮目や根周りを狙ったりするために、ある程度の飛距離が必要になる場面も少なくありません。
そうした場合に、短いアジングロッドでは、ポイントまでルアーを届かせることができず、釣りの幅が狭まってしまう可能性があります。
メバリングロッドに7フィート以上のモデルが多いのは、こうした遠投性能も考慮されているためです。
アングラーズアドバイス
飛距離は、まあ短い竿じゃ限界あるよね。
アジングロッドって、6フィート前後がメインだから、メバルでよく使うようなプラグとかフロートとか投げると、あんまり飛ばないなって感じるかも。
軽いジグ単なら、短い方が投げやすいんだけどね。
だから、遠投したい!っていう釣りには、アジングロッドはちょっと不向きかな。
やっぱり、そういう時は7フィート以上のメバリングロッドとか、シーバスロッドとかの方が有利だね。
使いたいルアーが扱えない可能性
- アジングロッドは、適合ルアーウェイトの上限が低いモデルが多い(~5g程度など)
- メバリングで使いたいプラグ(5g~10g程度)や、重めのフロート・キャロが扱えない
- ロッドのパワー不足で、ルアーをしっかり操作できないことも
飛距離の問題とも関連しますが、アジングロッドは軽量なジグヘッドの使用をメインに想定しているため、「適合ルアーウェイト」の上限が低く設定されているモデルが多いです。
例えば、「MAX 3g」や「MAX 5g」といった具合です。
一方、メバリングでは、ジグヘッド以外にも、5g~10g程度のプラグ(ミノー、シンキングペンシル、トップウォーターなど)や、10gを超えるような重めのフロートリグ、キャロライナリグなども有効なルアーとなります。
適合ルアーウェイトの上限が低いアジングロッドでは、これらのメバリングで使いたいルアーを、そもそもキャストすること自体が困難だったり、無理に投げるとロッドを破損するリスクがあったりします。
また、仮に投げられたとしても、ロッドのパワーが不足していて、プラグにキビキビとしたアクションをつけたり、重いリグをしっかりと操作したりすることが難しい場合もあります。
このように、アジングロッドでは、メバリングで効果的なルアーの選択肢が制限されてしまう可能性がある、という点もデメリットとして挙げられます。
アングラーズアドバイス
これも結構あるある。
アジングロッドって、軽いジグ単用だと、投げれる重さがMAX3gとか5gとか、結構シビアなやつ多いんだよね。
でも、メバルってプラグもめっちゃ釣れるじゃん?
で、メバル用プラグって、だいたい5g以上あるやつが多い。
そうすると、もうアジングロッドじゃ投げれない、みたいな(笑)。
だから、アジングロッドでメバリングするなら、基本は軽いジグ単メインになるかな。
プラグとかも使いたいなら、やっぱりそれに対応できるメバリングロッドが必要だね。
どんなアジングロッドならメバリングに流用しやすい?
- パワーがL(ライト)クラス以上あるモデル
- 長さが6フィート後半以上の、やや長めのモデル
- ティップが比較的しなやかなモデル
- 適合ルアーウェイトの上限が7g~10g程度あるモデル
- いわゆる「バーサタイル」な性格のアジングロッド
では、全てのアジングロッドがメバリングに向かないかというと、そういうわけではありません。
アジングロッドの中にも、比較的メバリングに流用しやすい、あるいは、元々ある程度の汎用性を持たせて設計されているモデルも存在します。
どんなアジングロッドなら、メバリングにも使いやすいのでしょうか?
まず、ロッドの「パワー(硬さ)」です。
UL(ウルトラライト)クラスのような、あまりに繊細すぎるロッドは、メバルの引きに対応するのが難しい場合があります。
できれば、L(ライト)クラス以上の、ある程度のパワーを持ったモデルの方が、メバリングには流用しやすいでしょう。
次に「長さ」。
短いロッドは飛距離が出にくいため、6フィート後半(6’8″くらい)以上の、やや長めのレングスを持つモデルの方が、プラグや軽いフロートなども扱いやすくなります。
「ティップ」の種類も重要です。
硬すぎるパッツン系のティップはアタリを弾きやすいので、比較的しなやかさを持つソリッドティップ(特にタフテックαのような、強度としなやかさを両立したもの)や、ソフトなチューブラーティップなどを搭載したモデルの方が、メバルのバイトを乗せやすい傾向があります。
「適合ルアーウェイト」の上限も確認しましょう。
MAX 7g、できれば10g程度まで対応できるモデルであれば、使えるルアーの幅が広がり、メバリングでも有効な選択肢が増えます。
まとめると、アジングロッドの中でも、パワーがLクラス以上で、長さが6フィート後半以上、ティップが比較的しなやかで、適合ルアーウェイトの上限がある程度高い、「バーサタイル(汎用性の高い)」な性格を持つモデルであれば、メバリングにも比較的流用しやすいと言えるでしょう。
アングラーズアドバイス
もし、アジングロッドでメバリングもやりたいなーって考えてるなら、選ぶ時にちょっと意識すると良いかもね。
あんまり短くて、ULで、MAX3g!みたいなジグ単スペシャルな竿だと、メバルにはちょっと使いにくい。
そうじゃなくて、ちょっと長めで、硬さもLクラスくらいあって、投げれるルアーも7gとか10gくらいまでOK、みたいな、ちょっと万能っぽいアジングロッド。
そういうのを選んでおけば、アジングはもちろん、メバリングでもある程度は快適に使えると思うよ!
アジングロッドでメバリングを楽しむための工夫
- ドラグ設定:アジ狙いの時より少し緩めを意識し、急な突っ込みに対応
- アワセ:即アワセではなく、一呼吸置いてからスイープに(竿を立てるように)合わせる
- ラインシステム:リーダーを少し太くする(例:フロロ1号→1.5号)など、根ズレ対策
- 場所選び:根が非常に荒い場所や、テトラ帯などは避ける
- ルアー選び:ロッドの適合範囲内で、メバルが反応しやすいプラグやワームを選ぶ
たとえ流用しやすいアジングロッドを選んだとしても、やはり専用ロッドではない以上、快適にメバリングを楽しむためには、ちょっとした「工夫」が必要です。
まず、「ドラグ設定」。
アジングの時と同じ感覚でドラグを締めていると、メバルの強い引きで口切れしたり、ロッドが硬い場合はアタリを弾いたりする原因になります。
普段のアジングの時よりも、気持ち「緩め」にドラグを設定しておき、魚の急な突っ込みに対応できるようにしておきましょう。
次に、「アワセ」の仕方。
アジングのように「カッ!」と瞬時に合わせるのではなく、メバルの重みがグッと乗るのを待ってから、ロッドを立てるようにスイープに合わせる(巻きアワセ気味にする)と、フッキングが決まりやすくなり、口切れも防げます。
「ラインシステム」も工夫のしどころです。
根ズレのリスクが高いメバリングでは、アジングの時よりもリーダーを少し太く(例えばフロロ1号→1.5号や2号へ)、そして少し長くするだけでも、ラインブレイクの可能性を減らすことができます。
「場所選び」も重要です。
アジングロッドはバットパワーが不足している場合が多いので、岩や海藻がびっしりと生えているような、根が非常に荒い場所や、複雑なテトラ帯などは、できるだけ避けた方が無難です。
比較的根掛かりの少ない場所を選んで釣りをしましょう。
そして「ルアー選び」。
アジングロッドの適合ルアーウェイトの範囲内で、メバルが反応しやすいプラグやワームを選ぶようにしましょう。
これらの工夫を凝らすことで、アジングロッドでも、より安全に、より楽しくメバリングをすることができるはずです。
アングラーズアドバイス
そう、道具が万能じゃないなら、腕と頭でカバーする!これが大事(笑)。
ドラグゆるゆる、アワセは優しく、リーダーちょっと太め…これやるだけでも、結構バラシは減らせると思うよ。
あとは、無理しないこと!
「あそこ、絶対根がヤバいな」ってとこは、アジングロッドじゃなくて、ちゃんとしたメバリングタックルで行くとかね。
道具の限界を知って、それに合わせた釣り方をすれば、アジングロッドでも全然楽しめるってことさ!
結論:アジングロッドでメバリングはどこまでできる?
- 軽いジグヘッド単体での釣りなら、比較的流用しやすい
- プラグやフロート、重めのリグを使う釣りには、不向きな場合が多い
- 大型メバル狙いや、根の荒い場所では、パワー不足やトラブルのリスクが高い
- 「試しにやってみる」レベルならOKだが、本格的に楽しむなら専用ロッドが快適
- 最終的には、ロッドの特性と釣り場の状況、そしてアングラーの工夫次第
さて、長々と解説してきましたが、結局のところ、アジングロッドでメバリングはどこまで可能なのでしょうか?
結論としては、「条件付きで可能だが、専用ロッドほどの快適さや対応力はない」と言えるでしょう。
比較的流用しやすいのは、アジングと同じような、軽いジグヘッド単体(~3g程度まで)を使った釣りです。
特に、足場が良く、根掛かりの少ない漁港内などで、小型~中型サイズのメバルを狙うのであれば、アジングロッドでも十分に楽しむことができます。
アジングロッドの高感度を活かして、繊細なアタリを取る面白さも味わえるかもしれません。
しかし、メバリングで多用されるプラグ(5g以上)や、フロートリグ、キャロライナリグといった、ある程度の重さがあるルアーやリグを使う釣りになると、アジングロッドでは飛距離が出なかったり、操作性が悪かったり、そもそも扱えなかったりする場合が多く、専用ロッドに分があります。
また、尺を超えるような大型のメバルを狙う場合や、根が非常に荒い場所、テトラ帯などでの釣りでは、アジングロッドのパワー不足や耐久性の面で不安が残り、ラインブレイクなどのトラブルに見舞われるリスクが高まります。
したがって、「アジングロッドで、試しにメバリングをやってみる」というレベルであれば十分に可能ですが、「本格的にメバリングを楽しみたい」「様々なルアーや釣り方を試したい」「大型メバルを釣りたい」と考えるのであれば、やはりメバリング専用のロッドを用意するのが、最も快適で、釣果にも繋がりやすいと言えるでしょう。
最終的には、お手持ちのアジングロッドの特性と、あなたがやりたいメバリングのスタイル、そして釣り場の状況を考慮し、どこまで流用できるかを判断する必要があります。
そして、流用する際には、今回ご紹介したような工夫を凝らして、安全に楽しむことを心がけてくださいね。
アングラーズアドバイス
まあ、結論としては、「やれなくはないけど、専用ロッドの方が絶対快適だよ!」ってことかな(笑)。
軽いジグ単で、小さいメバル相手なら、アジングロッドでも全然遊べる。
でも、プラグ投げたいとか、デカいの釣りたいとか、そういう欲が出てくると、やっぱりアジングロッドじゃ限界が見えてくる。
だから、もし両方本気でやりたいなら、アジング用とメバリング用、2本持つのが一番幸せになれると思うよ。
まあ、まずは手持ちのアジングロッドで試してみて、それで不満が出てきたら、メバリングロッドの購入を考えるっていうのが、現実的な流れかもね!
メバリング兼用アジングロッドおすすめ5選
「それでも、まずは手持ちのアジングロッド(または、これから買う1本)で、メバリングも試してみたい!」という方のために、比較的メバリングにも流用しやすいロッドを5本ピックアップしてみました。
これらのロッドなら、アジングをメインに楽しみつつ、メバリングにも挑戦しやすいはずですよ。
ジャクソンオーシャンゲート ライトゲームミックス(JOG-600XL-K ST AJ)
- アジ・メバル兼用をコンセプトにしたライトゲームロッド
- 6フィートのショートレングスで操作性抜群
- XL(エクストラライト)パワーで、繊細なジグ単操作が得意
- ソリッドティップ搭載で、食い込みも考慮
- 適合ルアーMAX7gで、軽いプラグ程度なら扱える可能性も
- 最初から兼用を視野に入れるなら面白い選択肢
ジャクソンの「オーシャンゲート ライトゲームミックス」は、その名の通り、アジやメバルといったライトゲームのターゲットを、幅広く楽しめるように設計されたシリーズです。
JOG-600XL-K ST AJは、アジング(AJ)をメインに想定しつつ、メバリングにも対応できる汎用性を持たせたモデル。
長さは6フィートと短めで、漁港内などでの取り回しが良く、ジグヘッド単体の操作性に優れています。
硬さはXL(エクストラライト)と、ULとLの中間的なパワー設定。
ティップにはソリッドティップ(ST)を採用しており、アジングに必要な感度と、メバリングで求められる食い込みの良さを両立しようという意図がうかがえます。
適合ルアーウェイトは0.4g~7gとなっており、アジングで使う軽量ジグヘッドはもちろん、メバリングで使う少し重めのジグヘッドや、軽量なプラグであれば、十分に扱える範囲です。
ガイドにはKガイドを搭載し、ライントラブルも軽減。
価格も比較的リーズナブルで、コストパフォーマンスも良好です。
「アジングロッドが欲しいけど、メバリングにもちょっと使ってみたい」という、まさに今回のテーマに合ったコンセプトのロッドと言えるでしょう。
アングラーズアドバイス
オーシャンゲートのライトゲームミックス、これ良いコンセプトだよね!
最初から「アジもメバルもどっちもいけますよ!」って言ってくれてるから、分かりやすい。
60XLっていうスペックも、ジグ単メインだけど、ちょっと重めのリグも…っていうのにちょうど良さそう。
ソリッドティップなのも、メバルの食い込み考えたら良い選択かもね。
MAX7gまで投げれるなら、軽いミノーとかなら使えるかな?
1本でどっちもやりたい!っていう初心者には、かなり良い選択肢になると思うよ!
メジャークラフト ファーストキャスト アジ(FCS-S682AJI)
- アジング入門の決定版「ファーストキャスト」シリーズ
- とにかく安価で、気軽にアジング&メバリングを試せる
- 6フィート8インチのレングスは、汎用性が高く使いやすい
- ソリッドティップで食い込みも悪くない?
- 適合ルアーMAX10gなので、軽いプラグも視野に
圧倒的なコストパフォーマンスで、入門者の強い味方となってくれるメジャークラフトの「ファーストキャスト」シリーズ。
そのアジングモデルであるFCS-S682AJIも、メバリングへの流用候補として挙げられます。
最大のメリットは、やはりその「安さ」。
まずは低予算でライトゲームを始めてみたい、という方には最適です。
スペックを見てみると、長さは6フィート8インチと、アジングロッドとしては標準~やや長めで、メバリングにも流用しやすいレングスです。
ティップはソリッドティップを採用しており、メバルのバイトを弾きにくい可能性も。
そして注目すべきは、適合ルアーウェイトがMAX10gとなっている点。
アジングロッドとしては上限が高めの設定なので、メバリングで使うような5g~7g程度の軽量プラグであれば、キャスト&操作できる可能性が高いです。
もちろん、価格なりに感度や軽さ、パワー面では上位機種に及びませんが、「アジングロッドで、できるだけ安く、メバリングもちょっとやってみたい」という要望には、かなり応えてくれるポテンシャルを持っていると言えるでしょう。
アングラーズアドバイス
ファーストキャスト、安いのに意外と使えるんだよね!
68っていう長さも良いし、ソリッドティップだし、MAX10gまで投げれるってのがポイント高い。
これなら、軽いプラグとかマイクロジグくらいなら、メバリングでも全然使えるんじゃないかな?
もちろん、高い竿と比べたらダメだけど、値段考えたら十分すぎる性能だと思う。
「アジングもメバリングも、どっちもかじってみたい!」っていう欲張りな初心者(笑)には、まずこれを買ってみるのが一番手っ取り早いかもね!
アブガルシア クロスフィールド(XRFS-702L)
- 特定の魚種に特化せず、様々な釣りに対応できる「クロスフィールド」シリーズ
- 7フィートのレングスとLパワーで、ライトゲーム全般をカバー
- 適合ルアーウェイトが1g~14gと非常に幅広い
- チューブラーティップで、操作性や感度も意識
- アジング・メバリングだけでなく、他の釣りにも使いたい場合に
アブガルシアの「クロスフィールド」は、特定の魚種や釣法に特化するのではなく、「あらゆるフィールド、あらゆるルアー釣りに対応する」ことをコンセプトにした、非常に汎用性の高いロッドシリーズです。
XRFS-702Lは、その中でもライトゲームに適したモデル。
長さは7フィートと、アジング・メバリング共に使いやすいレングス。
パワーはL(ライト)クラスで、適度な張りとしなやかさを併せ持っています。
最大の特徴は、適合ルアーウェイトが1g~14gと非常に幅広いこと。
これにより、アジングで使う軽量ジグヘッドから、メバリングで使うプラグ、さらには小型のメタルジグやライトなロックフィッシュ用リグまで、これ一本で様々なルアーを扱うことができます。
ティップはチューブラーティップを採用しており、ルアーの操作性や、アタリを感じ取る感度にも配慮されています。
価格も比較的リーズナブル。
「アジングもメバリングもやりたいけど、専用ロッドを2本買うのはちょっと…」「アジ・メバル以外にも、カマスやセイゴ、ライトロックフィッシュなんかも狙ってみたい」そんな、一本で色々なライトゲームを楽しみたい、という欲張りなアングラーに最適な、まさに「クロスオーバー」なロッドと言えるでしょう。
アングラーズアドバイス
クロスフィールド、こういう「何でもロッド」って一本持ってると便利なんだよね!
アジング専用じゃないけど、7フィートのLパワーで、ルアーも1gから14gまで投げれるなら、アジもメバルも全然いけるでしょ。
チューブラーティップだから、プラグとかも扱いやすいと思う。
アジ・メバルだけじゃなくて、チニングとか、ライトロックとか、そういう他の釣りにも使い回せるのが良いよね。
「とりあえずライトゲーム用の竿が一本欲しい!」っていう人には、すごく良い選択肢だと思うよ!
ダイワ アジング X(72L-S)
- ダイワのアジングエントリーモデル「アジング X」シリーズ
- 7フィート2インチのLパワーで、遠投性と汎用性を備える
- ティップには高感度ソリッド「メガトップ」を採用
- ブランクスのネジレを抑える「ブレーディングX」搭載
- ジグ単からキャロ、フロート、プラグまで幅広く対応
ダイワのアジングロッドにおけるエントリーモデルが、この「アジング X」シリーズです。
手頃な価格ながら、ダイワのロッドテクノロジーがしっかりと投入されています。
ブランクスには、最外層をカーボンテープでX状に締め上げる補強構造「ブレーディングX」を採用し、ネジレを抑えて操作性やパワーの向上を図っています。
ティップには、高感度で食い込みも良いカーボンソリッド「メガトップ」を搭載。
ご紹介する72L-Sは、シリーズの中でもやや長めの7フィート2インチというレングスを持つ、L(ライト)パワーのソリッドティップモデルです。
この長さとパワーにより、適合ルアーウェイトは0.5g~8gと幅広く、軽量ジグヘッド単体での繊細な釣りから、キャロライナリグやフロートリグ、小型プラグを使った遠投や、リアクション狙いの釣りまで、様々なアジング・メバリングシーンに対応できる高い汎用性を持っています。
足場の高い場所でも扱いやすく、遠投性能も期待できます。
「アジング入門として、一本で色々な釣りを試してみたい」「ジグ単だけでなく、キャロやプラグも使ってみたい」と考えている方に、おすすめのバーサタイルな一本です。
アングラーズアドバイス
アジングX、これもダイワの入門用として人気あったよね!
メガトップとかブレーディングXとか、ちゃんとダイワの技術入ってる。
72L-Sは、長さもパワーもちょうど良くて、すごいバーサタイルな印象。
これ一本あれば、アジングもメバリングも、軽いリグからちょっと重めのリグまで、だいたいカバーできちゃうんじゃないかな?
遠投も効くし、足場高いとこでも使いやすいし。
入門者が最初の1本に選ぶなら、こういう万能タイプのロッドはすごく良いと思うよ!
ヤマガブランクス ブルーカレント III (63)
- 高性能・高品質な国産ロッドメーカー「ヤマガブランクス」のライトゲームロッド
- 「ブルーカレント III」は、基本性能を突き詰めたスタンダードシリーズ
- 63は、ジグ単の操作性を極めつつ、プラグ等も扱える絶妙なバランス
- シャープな操作感と高感度を実現するチューブラーティップ
- 曲げて獲る、ヤマガブランクスらしい粘り強さも健在
- 初心者から上級者まで、幅広い層におすすめできる高性能ロッド
純国産ブランクスにこだわり、高品質なロッドを製造するヤマガブランクス。
そのライトゲームロッドの中核をなすのが「ブルーカレント」シリーズです。
「ブルーカレント III」は、その三代目にあたり、特別な機能を追求するのではなく、ロッドとしての基本性能を、より高い次元で実現することを目指したシリーズ。
ご紹介する「63」は、6フィート3インチという、操作性とキャスト性能のバランスが良いレングスを持つモデル。
ティップはチューブラータイプを採用し、シャープな操作感と高い反響感度を実現しています。
適合ルアーウェイトはMAX 8gで、ジグヘッド単体(0.3g~5g推奨)の繊細な操作性を極めつつ、小型プラグやマイクロメタルジグなども扱える汎用性も備えています。
ヤマガブランクスらしい、魚を掛けるとスムーズに曲がり込み、しっかりと引きを吸収してくれる粘り強いバットパワーも健在で、不意の大物とも安心してファイトできます。
価格帯はエントリーモデルよりは上がりますが、その性能と品質は価格以上と言えるでしょう。
「入門用からステップアップしたい」「基本性能の高い、長く使える良いロッドが欲しい」と考えているアングラーにとって、アジング・メバリング問わず、最高の選択肢の一つとなる高性能バーサタイルロッドです。
アングラーズアドバイス
ヤマガのブルカレ、やっぱ良いよねー!
派手さはないけど、基本性能がめちゃくちゃ高い。
使ってて安心感があるんだよな。
63は、チューブラーティップでシャープな感じだけど、ちゃんとジグ単も扱いやすい絶妙なバランス。
プラグとかもいけるし、ほんと優等生なロッドだと思う。
魚掛けた時の曲がりもキレイだしね。
値段はちょっとするけど、品質考えたら全然高くない。
初心者から上級者まで、誰にでもおすすめできる良い竿だよ!
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