アジングリールって、1000番とか2000番が普通だよね。
でも、釣具屋さんとかネットを見てると、もっと小さい『500番』っていうサイズのリールを見かけることがある。
「えっ、こんなに小さいの!?」「これでアジ釣れるの?」って、気になっている人もいるんじゃないかな?
この記事では、そんなスピニングリール最小クラス、500番リールのアジングでの可能性について、その特徴やメリット・デメリット、そしておすすめモデルまで、徹底的に掘り下げていくよ!
究極の小ささがもたらす、新しいアジングの世界を覗いてみよう!
500番のアジングリールの特徴
- スピニングリールの中で最小・最軽量クラス(自重150g以下も)
- 1g以下の超軽量ルアー(ジグ単)の操作に特化
- 究極の感度:リールの存在感を消し、微細なアタリを捉える
- ラインキャパシティは極小(極細ライン専用、巻ける長さも短い)
- パワーや剛性は最低限で、大型魚への対応力は低い
- 汎用性はほぼゼロ(アジング、特に豆アジ狙いやエリアトラウトなど限定的)
- ラインナップが非常に少ない
500番リール、これはもうね、スピニングリールの中でも『最小・最軽量』を突き詰めた、かなり特殊な存在なんだ。
手に取ってみると、その小ささと軽さにまず驚くはず。
モデルによっては、自重が150gを切るような、とんでもない軽さを実現しているものもあるんだよ。
この究極の軽さは、アジング、特に1gを切るような『超軽量ジグヘッド単体(ジグ単)』を使ったフィネスな釣りにおいて、最大の武器になる。
リール自体の重さや存在感をほとんど感じさせないから、ロッドとラインを通して伝わってくる、本当にわずかなアジのアタリや、水中のわずかな変化を、極限までクリアに感じ取ることができるんだ。まさに『感度特化型』のリールと言えるね。
その代わり、と言ってはなんだけど、失っているものも大きい。
まず、『ラインキャパシティ』は極めて少ない。
エステルラインの0.2号とか、PEラインの0.1号とか、髪の毛みたいに細いラインを、50mとか100mとか、短い長さしか巻けないことがほとんど。
そして、小型・軽量化を最優先しているから、『パワー』や『剛性』は最低限レベル。
大きな魚が掛かったら、リールが負けてしまう可能性が高いし、耐久性にもあまり期待はできない。
使えるルアーも極軽量なものに限られるから、アジング以外の釣りへの『汎用性はほぼゼロ』と言っていいだろうね。
それに、そもそも500番サイズのリールをラインナップしているモデル自体が、かなり限られているっていうのも特徴だよ。
アングラーズアドバイス
500番リール、これはもう完全に『尖った』リールだね!
軽さと感度、フィネス性能に全振りしてる代わりに、パワーとか汎用性とか、色々なものを捨ててる感じ。
だから、誰にでもおすすめできるリールじゃないんだ。
でも、「豆アジの、あの触るか触らないかみたいなアタリを取りたい!」とか、「アンダー1gのジグ単を、究極の感覚で操作したい!」みたいな、超フィネスな釣りを極めたい人にとっては、もしかしたら最高の武器になるかもしれない。
かなりマニアックな選択肢だけど、そういう世界もあるんだって知っておくと面白いよ!
500番のアジングリールを使うメリット(使い道)
究極の軽さがもたらす『超感度』!
- リール自体の重さや振動(ノイズ)がほぼゼロに近い
- ラインからの情報が、よりダイレクトに手元に伝わる
- 豆アジの吸い込みアタリなど、極めて微細な変化を捉える
- 「感じる」アジングの楽しさを最大限に引き出す
500番リールの最大のメリット、それはやっぱり、その『究極の軽さ』が生み出す『超感度』だよね!
リールが軽ければ軽いほど、リール自体の存在感が消えて、ロッドやラインから伝わってくる情報だけを、よりピュアに感じ取ることができるようになるんだ。
150gを切るような500番リールともなると、もうほとんどノイズがない状態。
だから、今まで感じ取れなかったような、本当に些細な変化、例えば、アジがルアーを吸い込んだ瞬間の「フッ」とラインが軽くなるようなアタリとか、ワームのテールを「チュッ」とついばむような、超ショートバイトとか、そういう極めて微細な信号も、手元で「今、何かあった!」って感じられる可能性が高まるんだ。
特に、食いが渋い状況とか、ターゲットが小さい豆アジ中心の時とかは、この感度の差が釣果に直結することも少なくない。
アジングの醍醐味である「アタリを感じて掛ける」楽しさを、最大限に味わいたいなら、500番リールの感度は大きな魅力になるはずだよ。
アングラーズアドバイス
500番の感度、これはちょっと異次元だよ!
今まで1000番とか2000番で感じてたアタリが、もっともっと鮮明に、大きく感じられるようになる感じ。
「こんなアタリも出てたんだ!」って、新しい発見がたくさんあるはず。
特に、豆アジングとか、超フィネスな釣りが好きな人には、たまらない世界だと思うな。
ただし、情報量が多すぎて、逆に混乱しちゃう可能性もあるから注意ね(笑)。
『超』繊細な操作が可能に!【アンダー1gの世界】
- 1g以下の超軽量ジグヘッドの操作感が向上
- リールの重さに邪魔されず、意のままにルアーを操れる
- 「ふわふわ」「チョンチョン」といった微細なアクションが容易に
- フィネスゲームの精度が格段にアップ
アジングでは、時に1gを切るような、とんでもなく軽いジグヘッドを使うことがあるよね。
0.5gとか、0.3gとか…。
こういう超軽量なルアーを、自分の思い通りに繊細に操作するのって、結構難しいんだ。
リールが重いと、その重さでロッドティップがお辞儀しちゃったり、細かいアクションをつけようとしても、動きが大味になっちゃったりしやすい。
でも、500番リールなら、その『究極の軽さ』のおかげで、まるでリールが付いていないかのように、ロッドを軽快に、そして繊細に操ることができる!
軽いジグヘッドを、水中で「ふわふわ〜」っと漂わせたり、「チョン…チョン…」と、ほんのわずかな距離だけ移動させたり、そういう『超』が付くほど繊細な操作が、驚くほどやりやすくなるんだ。
ルアーが今どこにあって、どんな状態なのか、その存在感をしっかりと感じながら、意のままにコントロールできる感覚。
これは、500番リールならではの大きなメリットだね。
アンダー1gのジグ単を使いこなしたい、フィネスゲームの精度をもっと高めたい、そう考えているアングラーにとって、500番は強力な武器になるはずだよ。
アングラーズアドバイス
アンダー1gの世界って、本当に繊細だよね。
1000番や2000番でもできるけど、500番を使うと、その操作感のダイレクトさが全然違う!
まるで、自分の指先で直接ルアーを操っているような感覚に近いかも。
特に、風がなくて、潮も緩い、みたいな最高のコンディションの時に、軽いジグ単で豆アジと戯れる…なんていうシチュエーションには、500番は最高の相棒になってくれると思うな!
異次元の軽さ!【疲労感はほぼゼロ?】
- 持っていることを忘れるほどの軽さ
- 長時間の釣りでも、手首や腕への負担は皆無に近い
- 集中力が途切れず、釣りに没頭できる
- 超軽量ロッドとの組み合わせで、究極のライトタックルが完成
500番リールの自重は、軽いものだと140gとか130g台。
これはもう、スマートフォンよりも軽いくらいだよね!
こんなに軽いリールを、アジングロッドに取り付けて構えてみると、本当に『リールが付いていることを忘れてしまう』くらいの感覚になるんだ。
だから、たとえ何時間釣りを続けても、リールの重さで腕や手首が疲れる、なんていうことは、まずあり得ない。
疲労感が少ないということは、それだけ長い時間、高い『集中力』を維持できるっていうこと。
アジングでは、一瞬のアタリを逃さない集中力がすごく大事だから、これは大きなメリットだよね。
それに、最近のアジングロッドは、50g台とか、さらに軽いものも登場している。
そんな超軽量ロッドに、この超軽量な500番リールを組み合わせれば、もう『究極のライトタックル』が完成する。
タックル全体の重さが、下手したら200gを切るかもしれない!
そんな、異次元の軽快さを味わえるっていうのも、500番リールならではの魅力なんだ。
アングラーズアドバイス
500番の軽さ、これはもう、笑っちゃうくらい軽いよ!
初めて使う人は、絶対に「軽っ!」って声が出るはず。
この軽さのおかげで、釣りが本当に楽になる。
今まで「アジングって、結構疲れるんだよな…」って思ってた人も、500番使ったら、その概念が変わるかもしれない。
体力に自信がない人とか、女性とかにも、実はすごくおすすめできる番手なんだよね、パワーの問題さえクリアできれば!
500番のアジングリールを使うデメリット(使い道)
パワーなさすぎ!【大物は絶対無理!】
- 尺アジ(30cmクラス)でも、ファイトにかなり苦労する
- リールの剛性も低く、負荷がかかると歪む可能性
- シーバスやチヌなどのゲストが掛かったら、ほぼ勝ち目なし?
- ドラグ力も非常に低い
さて、軽さが最大のメリットである500番リールだけど、その代償として、致命的なまでに『パワーがない』っていう、大きなデメリットがあるんだ。
もうね、はっきり言って、パワーは期待しちゃダメ。
どれくらいパワーがないかっていうと、アジングの目標サイズでもある『尺アジ(30cmクラス)』が掛かっただけでも、リールがギシギシいって、なかなか寄せてこれない…なんていう可能性が十分にあるレベルなんだ。
リール本体の小ささ、使われている部品の華奢さから、どうしても『剛性(がんじょうさ)』も低い。
だから、強い負荷がかかると、リール自体が歪んでしまって、うまく力が伝わらなかったり、最悪の場合、壊れてしまったりするリスクもある。
もし、アジング中に、アジ以外の元気なゲストフィッシュ、例えば40cmくらいのシーバス(フッコ)とか、30cmくらいのチヌとかが掛かっちゃったら…もう、ほぼ絶望的かもしれない。
ラインを出されて、なすすべなく終わってしまう可能性が高い。
ドラグの力もすごく弱いから、魚の引きを止めることも難しいんだ。
豆アジや、20cmくらいまでのレギュラーサイズのアジを相手にするなら問題ないけど、それ以上のサイズや、想定外の大物には、全く対応できないと思った方がいいよ。
アングラーズアドバイス
パワーのなさ、これが500番を使う上で、一番覚悟しなきゃいけないことだね!
本当に、ちょっと良いサイズのアジが掛かっただけでも、結構スリリングな(というか、ヒヤヒヤする)ファイトになるよ。
だから、デカアジがよく釣れる場所とか、シーバスとかチヌがウロウロしてるような場所で、メインリールとして使うのは、正直言って無謀だと思うな。
あくまで、「小物釣り専用」のリールだって割り切って使う必要があるね!
ラインキャパが少なすぎ!【選択肢が超限定的】
- 巻けるラインの種類(太さ)と長さが極端に少ない
- エステル0.2~0.3号、PE0.1~0.2号などが前提
- ラインが100mも巻けないモデルが多い
- 高切れしたら、釣りが続けられなくなるリスク大
500番リールは、スプールがものすごく小さいから、『ラインキャパシティ』も極端に少ないんだ。
どれくらい少ないかっていうと、アジングで使うような極細ライン、例えばエステルラインの0.2号とか0.3号、あるいはPEラインの0.1号とか0.2号あたりを、ようやく100m巻けるかどうか…っていうレベルのモデルが多い。
もっと太いライン、例えばPE0.4号とかになると、もう50mも巻けないかもしれない。
これは、アジングをする上で、結構大きな制約になるんだ。
まず、使えるラインの種類が、極細ラインにほぼ限定されてしまう。
そして、巻ける長さが短いということは、もし根掛かりとかでラインが高切れしてしまった場合に、残りのラインが少なくなって、釣りを続けられなくなってしまうリスクが高いってことなんだ。
特にPEラインを使う場合は、リーダーを結び変えたりする時に、少しずつラインを消費していくから、元々の巻き量が少ないと、あっという間に下巻きが見えてきちゃう…なんてことにもなりかねない。
このラインキャパの少なさは、500番リールの使いどころを、かなり限定的にしてしまう要因の一つだね。
アングラーズアドバイス
ラインキャパの少なさ、これも結構キツイよね!
特に、ちょっとしたトラブルでラインを切っちゃうと、「うわ、もうあと何メートルしか残ってない…」って、すごく不安になる。
だから、500番使うなら、ラインは常にスプールにパンパンに巻いておくように心がけて、予備のラインも持っておいた方がいいかもしれないね。
あと、使えるラインが極細に限られるから、風が強い日とか、根が荒い場所とか、そういうタフなコンディションには、そもそも向いていないリールだって言えるかな。
飛距離は期待できない【近距離戦専用】
- スプール径が小さすぎるため、ライン放出抵抗が大きい
- 軽いルアーは、本当に飛ばない
- 遠投性能は、完全に捨てている
- 足元や、ごく近距離のポイント攻略に特化
小さいスプールは、ラインキャパが少ないっていうデメリットだけじゃなくて、もう一つ、『飛距離が出ない』っていう弱点も持っているんだ。
リールからラインが出ていく時って、スプールかららせん状に放出されるんだけど、スプールの直径が小さいと、そのらせんの輪っかも小さくなる。
そうすると、竿のガイドとの摩擦抵抗が大きくなってしまって、ルアーが飛んでいく勢いが、すぐに失われちゃうんだよね。
特に、アジングで使うような1g前後の軽いルアーだと、その影響はすごく大きい。
もともと軽いから飛距離が出にくいのに、リールのせいでさらに飛ばなくなる…っていう悪循環。
はっきり言って、500番リールに『遠投性能』は全く期待できない。
キャストしても、「ポチャン…」って、ほんの数メートル先に落ちるだけ、なんていうことも普通にある。
だから、500番リールは、必然的に『近距離戦専用』のリールになるんだ。
漁港の常夜灯の真下とか、堤防の際とか、足元からほんの数メートル先までの、ごく限られた範囲を探るための、特化した道具だと割り切る必要があるね。
アングラーズアドバイス
飛ばないよー、500番は(笑)。
遠投したいなら、絶対に使っちゃダメなリール。
でも、逆に考えれば、「飛ばない」からこそ、足元の超近距離戦に集中できる、とも言えるかもしれない。
アジングって、意外と足元にアジが溜まってることも多いからね。
そういう、「灯台下暗し」的なポイントを、ネチネチと繊細に攻める、っていうマニアックな釣りには、もしかしたら面白い武器になるかも?
まあ、普通はもうちょっと飛んだ方が、色々探れて便利だけどね!
汎用性はゼロ!【アジング(フィネス)以外には使えない】
- パワー不足、ラインキャパ不足のため、他の釣りへの流用は不可能
- アジングの中でも、使える状況やリグが限定される
- 「これ一本で色々」は絶対に無理
- 完全に「特化型」のリール
ここまで見てきたデメリットを考えれば、もうお分かりだと思うけど、500番リールには『汎用性』という言葉は存在しないんだ。
アジング、それも『超軽量リグを使った、超フィネスなアジング』、ほぼそれ専用のリールだと言っていい。
もちろん、同じような軽いルアーを使うエリアトラウト(管理釣り場のマス釣り)とか、渓流でのネイティブトラウト(イワナとかヤマメとか)の、一部のスタイルには流用できるかもしれない。
でも、海でのルアーフィッシングっていう括りで見ると、アジング以外の釣り、例えばメバリング、カサゴ狙い、チニング、シーバス、エギング…そういった他の釣りに、500番リールを使うのは、もう完全に不可能。
パワーも足りない、ラインキャパも足りない、飛距離も出ない。
それに、アジングの中でも、重めのフロートリグを使ったり、メタルジグを投げたりするような釣り方には、全く対応できない。
まさに、「これ一本で、あれもこれも」とは対極にある、極めて『特化型』のリールなんだ。
だから、「アジングもやりたいけど、他の釣りもちょっと…」なんて考えている人が、最初に買うリールとしては、絶対に選んではいけない番手だよ。
アングラーズアドバイス
汎用性?そんなもの、500番にはない!(キッパリ)
これはもう、アジングの中でも、特に「豆アジ」「ジグ単」「近距離」「フィネス」っていうキーワードに特化した、超ニッチなリールなんだ。
だから、買うなら、その使い道をちゃんと理解した上で、「俺はこの釣りを極めたいんだ!」っていう、強い意志が必要(笑)。
間違っても、「小さいから、初心者でも扱いやすいかな?」なんて思って買っちゃダメだよ!
むしろ、初心者には扱いにくい、上級者向けのリールと言えるかもしれないね。
500番のアジングリールで釣れる魚
- アジ(豆アジ~20cm程度までがメイン)
- メバル(小型)
- カサゴ(小型)
- ハゼ
- その他、堤防周りの小型魚(ネンブツダイ、スズメダイなど)
500番リールのパワーとラインキャパシティを考えると、狙える魚はかなり限られてくるよ。基本的には『小型魚限定』だと思っておこう!
アジ(豆アジ~レギュラーサイズ)
- 10cm~20cmくらいまでのアジがメインターゲット
- 繊細なアタリを取りやすく、数釣りには向いている
- 尺アジクラスが掛かると、かなり厳しい戦いに…
もちろん、アジングリールとして使うんだから、一番のターゲットはアジ!
でも、500番リールで快適に、そして安心してやり取りできるのは、やっぱり『豆アジ』と呼ばれる15cm以下の小型サイズから、大きくても20cmくらいまでのレギュラーサイズのアジが中心になるかな。
これらのサイズのアジなら、500番リールの繊細さが活きて、小さなアタリも感じ取りやすいし、ライトタックルならではのスリリングな引き味を楽しむことができる。
特に、豆アジの数釣りみたいに、とにかくアタリの数が多くて、それを確実に掛けていく、っていう釣りには、500番の軽さと感度は大きな武器になるはずだよ。
ただし、もし25cmを超えるような良型や、ましてや尺アジ(30cm以上)が掛かってしまったら…もう、かなり大変なことになるのを覚悟しておこう。
ドラグは鳴りっぱなし、リールはギシギシ、主導権は完全にアジに握られて、ラインブレイクの恐怖と戦いながら、時間をかけて慎重にやり取りする必要があるだろうね。
アングラーズアドバイス
豆アジハンターには、500番は最高のオモチャになるかもね!
あの、プルプルッていう、か弱いアタリをしっかり感じて、上顎に「カンッ!」ってフッキングが決まった時の快感は、軽いタックルならでは。
でも、もし君が行く釣り場が、アベレージサイズ25cm以上!みたいな場所なら、素直に1000番か2000番を使った方がいいと思うな。
毎回ヒヤヒヤしながらファイトするのは、ちょっと疲れちゃうからね(笑)。
メバル・カサゴ(小型限定)
- 堤防際などにいる小型の根魚
- 引きは比較的おとなしい小型サイズなら対応可能
- 良型が掛かると、根に潜られて終わり…の可能性大
アジングをしていると、ゲストとしてよく釣れるのが、メバルやカサゴといった根魚たちだよね。
500番リールでも、これらの魚が釣れないわけじゃない。
特に、堤防の際とか、足元のテトラの隙間とかに隠れている、15cmくらいまでの『小型』のメバルやカサゴなら、まあ、なんとか釣ることができるかな。
これらの小さい根魚は、アジほど泳ぎ回らないし、引きも比較的おとなしいから、500番のパワーでも、ゆっくり寄せれば大丈夫なことが多い。
でも、もしこれが20cmを超えるような良型のメバルやカサゴだったら、話は別!
根魚は、掛かった瞬間に根(住処)に潜り込もうとする習性がすごく強いんだけど、500番リールのパワーじゃ、その動きを止めることはまず不可能。
あっという間に根に潜られて、ラインが擦れてプッツン…っていう結末になる可能性が非常に高いんだ。
だから、メバルやカサゴも、あくまで「釣れちゃった」レベルの、小型限定のターゲットだと思っておこうね。
アングラーズアドバイス
足元の豆アジ狙ってたら、ちっちゃいカサゴが釣れた!みたいなのは、500番でもあるあるだね。
それはそれで可愛いんだけど。
でも、もし「今日は根魚も狙ってみようかな」って思うなら、絶対に500番タックルはやめた方がいい。
根に潜られて、リール壊しちゃうかもしれないし、何より魚にも可哀想だからね。
根魚狙うなら、ちゃんとパワーのあるタックルを用意しよう!
500番のアジングリールのライン選び
- 『エステルライン』が最有力候補(0.2号~0.3号)
- 『PEライン』なら超極細(0.1号~0.2号)+リーダー(0.4号~0.8号)
- ナイロン・フロロカーボンは基本的に不向き
- 糸巻き量は50m~100m程度(スペックに合わせて)
- 巻きすぎるとトラブルの元!
500番リールっていう、特殊なリールに合わせるライン(釣り糸)。
これもまた、かなり選択肢が限られてくるんだ。
まず大前提として、500番のスプールはものすごく小さいから、巻けるラインの『太さ』も『長さ』も、極端に少ない。
だから、必然的に『超極細ライン』を選ぶことになるよ。
その中で、一番の有力候補になるのが『エステルライン』だね。
エステルラインは、ポリエステル素材でできていて、伸びが非常に少ないのが特徴。
だから、500番リールの最大の武器である『感度』を、最大限に活かすことができるんだ。
太さは、『0.2号とか0.3号』っていう、もう髪の毛みたいな細さのものを選ぶことになるかな。
これなら、500番のスプールにも、なんとか100m近く巻けるモデルが多いはず。
ただし、エステルラインは伸びない分、瞬間的な衝撃に弱くて切れやすいから、必ずリーダー(フロロカーボンの0.6号とか0.8号くらい)を結ぶ必要があるよ。
次に考えられるのが『PEライン』だけど、これも使うなら『超極細』クラスになる。
具体的には、『0.1号とか0.2号』あたりかな。
PEラインは強度があるのがメリットだけど、しなやかすぎて、500番の小さなスプールだと糸フケが出やすくて、バックラッシュみたいなトラブルが起きやすいっていうデメリットもある。
使うなら、リーダー(フロロ0.4号~0.8号くらい)は必須だし、ラインメンディングにもかなり気を使う必要があるね。
『ナイロンライン』や『フロロカーボンライン』は、アジングで使うような細い号数(例えば0.4号とか0.5号)でも、エステルやPEに比べると太いし、感度も低いから、500番リールとの相性はあまり良くないかな。
糸巻き量は、リールのスペック表に書いてある推奨量を守って、絶対に『巻きすぎない』ように注意しよう!
巻きすぎは、ライントラブルの一番の原因になるからね。
アングラーズアドバイス
500番使うなら、ラインはもう『エステル0.2号か0.3号』、これしかない!ってくらいに思っておいた方がいいかもね。
その組み合わせが、一番500番リールの性能(感度とフィネス性能)を引き出せると思う。
PEの0.1号とか0.2号も悪くはないんだけど、やっぱりトラブルが怖いから、個人的にはエステルの方が安心かな。
とにかく、めちゃくちゃ細いラインを使うことになるから、ラインの扱いはすごく丁寧に!
ちょっとした傷でも切れちゃうから、こまめにチェックするのも忘れずにね!
500番のアジングリールおすすめ5選
さあ、究極のフィネスゲームへようこそ!
ここでは、アジングリールの最小クラス、500番のおすすめモデルを5つ紹介するよ。
ラインナップは少ないけど、シマノがこのクラスに力を入れているのが分かるね!
君のフィネススタイルに合う一台はあるかな?
21 ソアレXR(500SPG)
特徴
シマノのライトゲームブランド「ソアレ」の上位機種、「ソアレXR」。
その最小番手である500SPGは、まさに究極のフィネスアジングのために生まれたようなリールだね。
ボディやローターには、軽量・高剛性なカーボン素材「CI4+」を採用し、自重はなんと140g!
これはもう、持っていることを忘れるレベルの軽さだよ。
内部には、上位機種譲りの「マイクロモジュールギアII」や「サイレントドライブ」を搭載し、巻き心地は驚くほど滑らかで静か。
さらに、ライトゲーム専用設計の「ハイレスポンスドラグ」が、アジの繊細な口切れを防ぎつつ、スムーズなやり取りを可能にしてくれるんだ。
「PG」はパワーギアの略で、巻き感度を重視したスローな誘いに最適。
浅溝スプール(S)も、エステルラインなどの極細ラインを使うのにぴったりだね。
軽さ、感度、巻き心地、ドラグ性能、すべてにおいて妥協したくない、本気のアジンガーにおすすめの一台だよ。
アングラーズアドバイス
ソアレXRの500番、これはもうフィネスアジングの終着点の一つかもしれないね!
軽い!滑らか!感度ビンビン!と、文句のつけようがないレベル。
特にハイレスポンスドラグは、豆アジの弱い吸い込みでもしっかり追従してくれそう。
値段は高いけど、それに見合うだけの性能と満足感は間違いなくあるはず。
究極のフィネスを体験したいなら、ぜひ!
22 ソアレBB(500SPG)
特徴
「ソアレBB」は、上位機種ソアレXRの高性能を、もっと手頃な価格で楽しめるようにした、ソアレブランドの入門モデル(BBシリーズ)だよ。
入門モデルとは言っても、その性能は侮れない!
ボディ素材には、ソアレXRと同じく軽量な「CI4+」を採用(一部モデル)し、500SPGの自重は155gと、これも十分に軽い!
さらに、上位機種と同じ「マイクロモジュールギアII」や「サイレントドライブ」まで搭載されているから、巻き心地の滑らかさや静かさは、このクラスとは思えないレベルなんだ。
ドラグも、ちゃんとライトゲームに適した調整がしやすいものが付いているはず。
500SPGは、もちろん浅溝スプールでパワーギア。
エステルラインを使ったジグ単の釣りに最適だね。
「ソアレXRはちょっと高すぎるけど、できるだけ軽くて高性能な500番リールが欲しい!」そんな願いを叶えてくれる、コスパ抜群の一台だよ。
アングラーズアドバイス
ソアレBB、コスパ高いよねー!
CI4+ボディで軽いし、マイクロモジュールギアIIまで入ってるなんて、シマノさん太っ腹!
巻き心地は、下手なミドルクラスより良いんじゃないかな?
500SPGは、まさにフィネスアジング入門にピッタリのスペック。
ソアレXRと比べると、ベアリングの数とか細かい部分で差はあるんだろうけど、実釣性能としては十分すぎると思うな!おすすめです!
21 ナスキー(500)
特徴
シマノのエントリーリールとして、長年高い人気を誇る「ナスキー」シリーズ。
この21年モデルには、待望の500番がラインナップされているんだ!
ナスキーといえば、上位機種譲りの「HAGANEギア」や、滑らかな巻き心地を実現する「サイレントドライブ」を搭載しているのが魅力だよね。
この500番モデルも、その恩恵をしっかりと受け継いでいるはず。
自重は170gと、ソアレBBよりは少し重いけど、エントリークラスの500番としては十分に軽量。
巻き心地もサイレントドライブのおかげで、価格を超えた滑らかさを感じられるだろうね。
スプールはノーマル溝なので、極細ラインを使う際には下巻きが必要になるけど、そこはナスキーならではのしっかりとした作りと耐久性でカバー。
「ソアレBBよりも、もう少し手頃な価格で、でも信頼できるシマノの500番が欲しい」という人に、ぴったりの選択肢になるはずだよ。
アングラーズアドバイス
ナスキーの500番、待ってた人も多いんじゃないかな?
HAGANEギアにサイレントドライブ搭載で、この価格帯の500番としてはすごくしっかりした作りだと思う。
ソアレBBほどの軽さはないけど、その分、剛性感とか耐久性には期待できるかも?
巻き心地も良いし、コスパは抜群だね!
下巻きが必要なのはちょっとだけ面倒だけど、それを差し引いても魅力的なリールだよ!
22 サハラ 500(500)
特徴
シマノのエントリークラスの中でも、特にコストパフォーマンスの高さで人気の「サハラ」。
なんと、実売価格1万円以下で、「サイレントドライブ」搭載による滑らかで静かな巻き心地を実現しているのが、最大の驚きポイントだよね!
ギアにも信頼性の高い「HAGANEギア」を採用しているから、安いリールにありがちな耐久性の不安も少ない。
500番モデルは、自重170gと、この価格帯の500番としてはかなり軽量!
デザインも安っぽさがなく、上位機種にも通じるような洗練された雰囲気を持っている。
スプールはノーマル溝なので、アジングで使う極細ラインを巻く際には下巻きが必要になるけど、それを差し引いても、この価格でこの性能と軽さが手に入るのは、すごく魅力的だね。
「とにかく安く、でもできるだけ軽くて巻き心地の良い500番リールが欲しい!」そんな欲張りな入門者にとって、最高の選択肢の一つになるはずだよ。
アングラーズアドバイス
サハラの500番、コスパやばいよね!
サイレントドライブのおかげで、巻き心地は本当にスムーズ。
170gっていう軽さも、エントリーモデルとしては破格!
これで1万円しないんだから、すごい時代だよなぁ…。
下巻きが必要なのはちょっとだけ手間だけど、それを除けば、初めての500番リールとして、すごくおすすめできるモデルだよ!
23 セドナ(500)
特徴
シマノのスピニングリールラインナップの中で、最も手頃な価格帯を担う「セドナ」。
実売価格で5千円前後から手に入る、まさに激安クラスのリールだね。
そんなセドナにも、ちゃんと500番のラインナップがあるんだ!
安いからといって侮るなかれ。
なんと、この価格で上位機種譲りの「サイレントドライブ」を搭載!
巻き心地の滑らかさと静かさは、一昔前の同クラスのリールとは比べ物にならないレベルだよ。
さらに、信頼の「HAGANEギア」も採用されているから、耐久性にも一定の期待が持てる。
500番モデルの自重は180gと、サハラよりは少し重いけど、それでも十分に軽い部類に入る。
スプールはノーマル溝なので、下巻きは必要だね。
「とにかく予算を極限まで抑えたい!」「数千円で、ちゃんとしたメーカーの500番リールが欲しい!」そんなあなたにとって、セドナ500は、まさに救世主のような存在になるかもしれないね。
アングラーズアドバイス
セドナ500、究極のコスパ500番はこれかもしれないね!
サイレントドライブとHAGANEギアが入ってて、実売5千円前後って…シマノさん、大丈夫!?って感じ(笑)。
巻き心地も、値段考えたら全然文句ないレベルだと思う。
「とにかく安く500番を試してみたい!」っていう人には、もうこれ一択でいいんじゃないかな?
まずはこれでフィネスの世界を体験してみよう!
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