アジングリールを選ぶ時、番手(サイズ)や重さも大事だけど、意外と悩むのが『ギア比』じゃない?
よく聞く「ハイギア」って、なんだか速そうでカッコいいけど、アジングに本当に必要なの?
ゆっくり誘うのが基本のアジングに、速巻きのハイギアってどうなの?ローギアの方がいいんじゃない?
そんな風に、ギア比の違いで迷っているあなた!
この記事では、アジングにおける「ハイギアリール」にスポットを当てて、その特徴やローギアとの違い、メリット・デメリットを分かりやすく解説していくよ!
これを読めば、あなたのスタイルに合ったギア比が見えてくるはず!
ハイギアのアジングリールの特徴
- ハンドル1回転あたりの糸巻き量が多い(巻き取りスピードが速い)
- ギア比の数値が大きい(シマノならHG/XG、ダイワならH/XHなど)
- ルアーの回収や糸フケの回収が非常に速い
- 手返し良く、効率的な釣りが可能になる
- ラインメンディング(糸フケ操作)がしやすい
- 巻き感度はローギアに比べて鈍くなる傾向
- 巻き心地はローギアより重く感じやすい
- プラグやメタルジグなど、動きで誘う釣りにも適している
まず、「ハイギア」ってそもそも何?ってところからだよね。
リールには「ギア比」っていうのがあって、これはハンドルを1回まわした時に、ローターが何回転するかを示しているんだ。
例えば、ギア比が「6.0」ならハンドル1回転でローターが6回転、「8.0」なら8回転するってこと。
このギア比の数字が大きいものが「ハイギア」とか「エクストラハイギア」と呼ばれていて、ハンドル1回転でたくさんの糸を巻き取ることができる、つまり『巻き取りスピードが速い』のが最大の特徴なんだ。
だいたい、ハンドル1回転あたりの巻き取り量が70cm台後半から、モデルによっては90cm以上になるものもあるよ。
この巻き取りの速さのおかげで、ルアーを投げた後の回収がすごく速かったり、たるんだライン(糸フケ)をすぐに巻き取れたり、風や潮で流されたラインを操作(ラインメンディング)しやすかったりする。
だから、手返し良く、テンポの速い釣りが得意なんだよね。
ただ、その反面、デメリットもある。
ギア比が高いということは、それだけ巻き上げるのに力が必要になるから、ローギア(巻きスピードが遅いリール)と比べると『巻き心地が重く』感じやすい。
それに、速く巻ける分、ルアーが水から受ける抵抗とか、アジの小さなアタリとか、そういう細かい変化を感じ取る『巻き感度』は、ローギアよりも鈍くなる傾向があるんだ。
速くて効率的だけど、ちょっと力が必要で、繊細さには欠けるかも?それがハイギアリールのざっくりとしたイメージかな。
アングラーズアドバイス
ハイギアリール、アジングで使うのはアリかナシか?ってよく聞かれるんだけど、結論から言うと『アリ!』…ただし、使い方次第って感じかな!
確かに巻き感度とか、ゆっくり巻くのはローギアの方が得意なんだけど、ハイギアの持つ『手返しの良さ』とか『ラインメンディングのしやすさ』っていうのは、アジングにおいても大きな武器になるんだ。
特に、風が強い日とか、潮が速い時とか、そういうちょっとタフなコンディションでは、ハイギアの方がストレスなく釣りができる場面も多いよ!
食わず嫌いせずに、一度試してみる価値はあると思うな!
ローギアとハイギアの違いは?
特徴 | ローギア (PG/P) | ノーマルギア | ハイギア (HG/H) | エクストラハイギア (XG/XH) |
---|---|---|---|---|
ギア比 (目安) | 4点台~5点台前半 | 5点台後半 | 6.0前後 | 6.2以上 |
巻き取り量 | 少ない (60cm台前半など) | 標準 (60cm台後半など) | 多い (70cm台~) | 非常に多い (80cm台~) |
巻き感度 | 高い | 標準 | 低い | 非常に低い |
巻きの軽さ/重さ | 軽い | 標準 | 重い | 非常に重い |
得意な釣り方 (アジング) | 超スローリトリーブ、感度重視の釣り、軽量ジグ単 | オールラウンド、迷ったらこれ | 手返し重視、ラインメンディング、プラグ・メタルジグ操作 | 超手返し重視、遠投後の回収、リアクション狙い |
リールのギア比には、大きく分けて「ローギア」「ノーマルギア」「ハイギア」「エクストラハイギア」があるんだ(メーカーによって呼び方や区分の仕方は少し違うけどね)。
アジングでよく比較されるのは、巻きスピードが遅い『ローギア』(パワーギアとも呼ばれる、PGとかPって表記されることが多い)と、巻きスピードが速い『ハイギア』(HGとかH)だね。
その違いを表にまとめてみたよ。
『ローギア(パワーギア)』は、ハンドル1回転あたりの巻き取り量が少ない代わりに、巻き心地がすごく軽くて、ルアーが水から受ける抵抗や、魚の小さなアタリをすごく感じ取りやすい(巻き感度が高い)。
だから、ジグ単をゆっくり、一定速度で巻いてくるような、繊細な誘いが得意なんだ。
『ハイギア』は、その逆。
ハンドル1回転あたりの巻き取り量が多いから、ルアーの回収や糸フケの処理がすごく速い。
手返し良くポイントを探ったり、風や潮の中でラインをコントロールしたりするのが得意だよ。
ただ、巻き心地はローギアより重く感じやすいし、巻き感度も鈍くなる傾向がある。
『ノーマルギア』は、ちょうどその中間的な性能で、どんな釣り方にもそつなく対応できるバランスタイプ。
『エクストラハイギア(XGとかXH)』は、ハイギアよりもさらに巻き取りスピードが速いけど、その分、巻きはさらに重くなって、より手返しや効率を重視する釣り向きになるね。
アジングにおいては、どのギア比にも一長一短があって、どれが絶対的に優れているっていうのはないんだ。
自分の釣りスタイルや、よく行く釣り場の状況に合わせて選ぶのが大事だよ。
アングラーズアドバイス
ローギアとハイギア、どっちが良いかって、本当にアングラーによって好みが分かれるんだよね!
俺みたいに、せっかちで効率重視なタイプはハイギアが好きだし(笑)、じっくりネチネチ、アタリに全集中したい!って人はローギアを選ぶことが多いかな。
もしギア比で悩んでるなら、一番簡単なのは、釣具屋さんで同じリールのローギアモデルとハイギアモデルを、実際に巻き比べてみること!
巻き心地の重さとか、ハンドルの回転のスムーズさとか、自分で体感してみるのが一番納得できるはずだよ!
ハイギアのアジングリールを使うメリット(使い道)
圧倒的な手返しの良さ!【効率アップ】
- ルアーの回収が速いので、キャスト回数が増える
- 広範囲をスピーディーに探れる
- アジの短い時合(釣れる時間帯)を最大限に活かせる
- ランガンの効率も上がる
ハイギアリールの最大のメリットと言えば、やっぱりこの『手返しの良さ』だよね!
ハンドルをくるくるっと巻けば、あっという間にルアーが足元まで戻ってくる。
これは、釣りの効率を考えると、すごく大きなアドバンテージになるんだ。
例えば、アタリがない時に、すぐにルアーを回収して、次のポイントに投げ直すことができる。
同じ時間釣りをしていても、ローギアのリールを使っている人よりも、単純にキャストできる回数が多くなるってことだね。
キャスト回数が増えれば、それだけアジのいる場所を見つけられる確率も上がるし、アジの目の前をルアーが通る回数も増えるわけだから、釣果アップに繋がる可能性も高まる。
特に、アジが釣れる時間帯(時合)って、すごく短かったりすることもあるから、その短い時間の中で、いかに効率よくキャストを繰り返せるかっていうのは、すごく重要なんだ。
ポイントを移動しながら釣るランガンスタイルでも、移動の合間のルアー回収が速いと、無駄な時間が減って、より多くのポイントを探ることができるよ。
アングラーズアドバイス
手返しの良さ、これは本当にハイギアの特権だよね!
特に、アジがどこにいるか分からない状況で、広範囲をサーチしたい時とか、回遊待ちの釣りなんかでは、この効率の良さがめちゃくちゃ活きてくる。
ローギアでちまちま巻いてる間に、ハイギアならもう次のキャストしてる、みたいな(笑)。
せっかちな性格の人とか、とにかくたくさん投げたい!っていう人には、ハイギアは最高の相棒になると思うよ!
糸フケ回収が瞬時にできる!【アタリを逃さない】
- キャスト後やアクション後のラインのたるみを素早く巻き取れる
- ラインが張った状態を維持しやすく、アタリを感じやすい
- フッキング(アワセ)のレスポンスが向上する
- 風が強い日でもラインがふけにくい
ルアーをキャストした後や、ロッドでアクションを加えた後って、ラインがたるんだ状態、いわゆる『糸フケ』が出やすいんだ。
この糸フケが出ている状態だと、アジがルアーに食いついても、そのアタリが手元まで伝わりにくかったり、アワセを入れても力がうまく伝わらなくて、すっぽ抜けちゃったりすることがある。
だから、できるだけ早くこの糸フケを回収して、ラインをピッと張った状態にすることが、アジングではすごく大事なんだよね。
ハイギアリールなら、その巻き取りスピードの速さを活かして、この糸フケを『瞬時に』回収することができる!
ハンドルをちょっと巻くだけで、すぐにラインを張った状態にできるから、着水直後のアタリとか、フォール中のアタリとか、そういう微妙なアタリも逃しにくくなるんだ。
アワセを入れる時も、たるんだラインを巻き取る動作が少なくて済むから、よりクイックに、しっかりとフッキングを決めることができるようになるよ。
特に、風が強くてラインが流されやすい日なんかは、この糸フケ回収能力の高さが、釣果を大きく左右することもあるんだ。
アングラーズアドバイス
糸フケ、これアジングの大敵だよね!
特に風がある日の夜釣りとか、ラインが見えない状況だと、どれくらい糸フケ出てるか分かんなくて、アタリを取り逃がしちゃうこと、結構あるんだよなぁ…。
ハイギアだと、そういう時でも「とりあえず巻いとけば、なんとなくライン張れる」みたいな感じで、糸フケ管理がすごく楽になる。
アタリをしっかり取るためにも、フッキングを確実に決めるためにも、糸フケを素早く回収できるっていうのは、めちゃくちゃ大きなメリットだよ!
ラインメンディングがしやすい!【ルアーを意図通りに】
- 風や潮で流されたラインを、素早く意図した位置に戻せる
- ルアーを狙ったレンジ(層)やコースで操作しやすくなる
- 特にフロートアジングなど、ライン操作が重要な釣りで有利
釣り場では、風が吹いていたり、潮が流れていたりするのが普通だよね。
そうすると、投げたラインが風や潮の影響を受けて、横に流されたり、大きくたるんだりしてしまうことがある。
ラインがそんな状態になっちゃうと、いくらリールを巻いても、ルアーが自分が意図した通りに動いてくれなかったり、狙った深さ(レンジ)をキープできなかったりするんだ。
そこで必要になるのが、『ラインメンディング』っていうテクニック。
これは、竿先を操作したり、リールを巻いたりして、ラインをできるだけ直線に近い状態に修正して、ルアーをコントロールしやすくするための技術なんだ。
ハイギアリールなら、その巻き取りスピードの速さを活かして、このラインメンディングがすごくやりやすい!
風で横に膨らんだラインを、ハンドルをサッと巻いて回収したり、潮で下に引っ張られるラインを、巻き上げて修正したり、っていう操作が、ローギアよりも格段に素早く、的確に行えるんだ。
特に、フロートリグみたいに、仕掛け全体が潮の影響を受けやすい釣り方では、このラインメンディング能力の高さが、釣果に直結することもあるよ。
アングラーズアドバイス
ラインメンディング、地味だけどすごく大事なテクニックなんだよね。
特に、風がビュービュー吹いてる時とか、潮がガンガン流れてる時とかは、これをちゃんとやらないと、もう何やってるか分かんなくなっちゃう。
ハイギアだと、そういう状況でも、ラインをピシッと張って、ルアーの操作感を保ちやすいんだ。
フロートアジングやるなら、もうハイギアは必須と言ってもいいくらい、ラインメンディングが楽になるよ!
釣りのレベルが一段階上がるテクニックだから、ぜひ意識してみて!
リアクションバイトを誘える!?【速巻きの威力】
- 速い巻きスピードで、アジの反射的なバイトを引き出す
- 特に高活性な時や、他の魚(メッキ、カマスなど)に有効
- ジグ単のスローな釣りとは違うアプローチが可能に
アジングって、基本的にはゆっくりとした誘いが効果的なことが多いんだけど、時と場合によっては、『速い動き』にアジが強く反応することもあるんだ。
特に、アジの活性が高い時とか、あるいはアジ以外の魚、例えばメッキやカマスみたいな、動きの速いものに好反応を示す魚が混じっている時なんかは、ルアーを速く巻いてくることで、魚の捕食スイッチを強制的に入れて、リアクションバイトを誘発できることがある。
ハイギアリールなら、その速い巻き取りスピードを活かして、簡単に『速巻き』のアクションを演出することができるんだ。
ローギアのリールで一生懸命ハンドルを回さなくても、ハイギアなら普通に巻くだけで、ルアーが水中をビュンビュン泳いでくれる感じ。
ジグヘッド単体のスローな釣りだけじゃなくて、こういう速い動きを使ったリアクション狙いの釣りもできるっていうのは、ハイギアリールならではのメリットの一つだね。
釣りの引き出しが一つ増えるってことだよ。
アングラーズアドバイス
速巻き、意外と効く場面ってあるんだよね!
特にデイゲームとか、アジ以外の魚も混じって釣りたい時なんかは、試してみる価値ありだよ。
ハイギアなら、メタルジグとかをシャクって落として、また速巻き!みたいな、ちょっとアグレッシブな釣り方もやりやすい。
いつもと違うアプローチで、思わぬ釣果に繋がることもあるから、ハイギアリールの速さを活かした釣りも、ぜひレパートリーに加えてみて!
ハイギアのアジングリールを使うデメリット(使い道)
巻き感度が鈍い【アタリが分かりにくい?】
- ローギアに比べて、ルアーの抵抗や潮の変化を感じ取りにくい
- 微細なアタリ(ショートバイト)を見逃す可能性がある
- 「何をやっているか分からない」状態になりやすい?
- 感度重視のフィネスな釣りには不向き
ハイギアリールのメリットとして手返しの良さや回収の速さを挙げたけど、その裏返しとして、どうしても『巻き感度』はローギアに比べて鈍くなる傾向があるんだ。
巻き感度っていうのは、リールを巻いている時に、ルアーが水から受ける抵抗の変化とか、潮の流れの重さとか、そして魚がルアーに触れた時のわずかなアタリとかを、手元で感じ取る能力のこと。
ローギアのリールは、巻き取り量が少ない分、これらの変化をすごく繊細に感じ取ることができるんだけど、ハイギアは巻き取り量が多い(=ギアの歯数が多くて回転が速い)分、そういう細かい情報が少し伝わりにくくなっちゃうんだよね。
例えるなら、ローギアがマニュアル車で路面の状況を細かく感じ取れるのに対して、ハイギアはオートマ車でスムーズだけど路面情報は少し分かりにくい、みたいな感じかな?
だから、アジングで一番大事とも言える、あの「コツッ」とか「モソッ」とした、本当に小さなアタリを感じ取る能力は、やっぱりローギアの方が優れていることが多い。
ハイギアだと、気づかないうちにアジがルアーを離しちゃってた…なんていうこともあるかもしれないね。
アングラーズアドバイス
巻き感度、これはハイギアの明確な弱点だよね。
特に、ジグ単で、超スローに巻いて、集中してアタリを待つ…みたいな釣り方をする時は、ローギアの方が圧倒的に有利だと思うな。
ハイギアだと、「あれ?今のアタリ?なんか重くなっただけ?」みたいに、アタリの判別に迷うことが増えるかもしれない。
もちろん、慣れればハイギアでもアタリは取れるけど、感度を最優先するなら、ローギア(パワーギア)を選ぶのが無難かな!
巻き心地が重い【負荷がかかると特に】
- ローギアに比べて、ハンドルを回すのに力が必要
- 重いルアーを引いたり、魚が掛かったりすると、さらに重く感じる
- 長時間の釣りでは、疲労の原因になることも
- 特にエクストラハイギアは顕著
ハイギアリールは、巻き取りスピードが速い代わりに、ハンドルを回すのにローギアよりも少し力が必要になる、つまり『巻き心地が重い』と感じやすいんだ。
これは、ギア比が高いほど、てこの原理で、ハンドルを回す力がより多く必要になるからなんだよね。
普段、何も負荷がかかっていない状態で巻いている時は、そこまで気にならないかもしれないけど、例えば、ちょっと重めのルアー(メタルジグとか)を引いてきたり、あるいは魚が掛かって抵抗を受けたりすると、その重さがよりはっきりと感じられるようになる。
「うわ、巻くの重っ!」ってなる感じ。
これが、一日中釣りをしていると、じわじわと腕や指の疲労につながってくることもあるんだ。
特に、ハイギアよりもさらにギア比が高い「エクストラハイギア(XG/XH)」になると、この巻きの重さはさらに顕著になる。
軽い力で、滑らかに、楽にリールを巻きたいっていう人にとっては、ハイギアの巻きの重さは、ちょっとしたストレスになるかもしれないね。
アングラーズアドバイス
巻きの重さ、これもハイギアの宿命だよね。
軽いジグ単とか巻いてる時はそこまで感じないけど、ちょっと抵抗の大きいプラグとか、重めのキャロとか使うと、「お、重いな…」ってなる。
魚掛けた時も、ローギアならスルスル巻けるようなサイズでも、ハイギアだとちょっとゴリゴリ感が出たりすることも。
まあ、これも慣れの部分は大きいんだけど、やっぱり楽に巻きたいならローギアの方が良いかな。
XHギアは、本当にパワフルな釣り向けって感じだね!
ゆっくり巻くのが難しい【一定速度が苦手?】
- 意識しないと、すぐに巻きスピードが速くなってしまう
- 超スローリトリーブ(ただ巻き)を維持するのが難しい
- ルアーが意図せず浮き上がってしまう原因にも
- 繊細なレンジコントロール(層の維持)がやりにくい
アジングの基本は、ゆっくりとした誘い。
特に、ジグヘッド単体をゆっくりただ巻いてくる『スローリトリーブ』は、アジを釣るための超重要なテクニックだよね。
でも、ハイギアリールを使うと、この『ゆっくり巻く』っていうのが、意外と難しいんだ。
だって、ハンドルを普通に回しているつもりでも、ローギアに比べてたくさんの糸を巻き取っちゃうわけだから、無意識のうちに巻きスピードが速くなりがち。
「もっとゆっくり…もっとゆっくり…」って意識しながらハンドルを回さないと、すぐにルアーがピューッて動いちゃう。
特に、1秒間にハンドル半回転とか、それ以下の超デッドスローで巻きたい、なんていう時には、ハイギアだと一定の速度を保つのがすごく難しいんだよね。
巻きスピードが速すぎると、ルアーが狙ったレンジ(層)よりも上に浮き上がってしまって、アジがいる場所から外れてしまう原因にもなる。
アジが食ってくる、ちょうど良いスピードとレンジをキープするのが難しいっていうのは、ハイギアのちょっと困ったデメリットかもしれないね。
アングラーズアドバイス
ゆっくり巻くの、ハイギアだと本当に難しいんだよね!
俺もハイギア使ってるけど、未だに油断するとすぐ速くなっちゃう(笑)。
だから、ハイギアでスローリトリーブを極めるには、かなりの集中力と練習が必要かも。
もし、「とにかくゆっくり巻くのが苦手…」「一定速度で巻くのが難しい…」って感じている初心者なら、最初はローギア(パワーギア)を選んだ方が、ストレスなく釣りができると思うな!
ローギアなら、勝手にゆっくり巻けちゃうからね!
ハイギアのアジングリールおすすめ5選
さあ、ハイギアのアジングリール、具体的にどんなモデルがあるのか見てみよう!
ここでは、手頃なエントリーモデルから高性能なハイエンドまで、おすすめのハイギア(またはそれに準ずる)リールを5つ紹介するよ!
君のスタイルに合う一台を見つけて、ハイギアアジングの世界を楽しもう!
21 カルディア FC(LT2000S-H)
特徴
ダイワの人気ミドルクラス「カルディア」。
21年モデルは「ZAION Vモノコックボディ」を採用し、軽さと強さを見事に両立させているんだ。
FC LT2000S-Hは、フィネスカスタム(FC)ならではの軽さ(自重175g!)と、ハイギア(H)による手返しの良さを兼ね備えたモデル。
ハンドル一回転で81cm巻き取れるから、ルアーの回収や糸フケ処理はスピーディー。
それでいて、モノコックボディとタフデジギアのおかげで、巻き心地は滑らかでパワフル。
ハイギアだけど、巻きの重さはそこまで感じないはずだよ。
もちろん、マグシールドやATD TYPE-Lといった機能も搭載し、耐久性やドラグ性能も万全。
LT2000Sの浅溝スプールは、アジングで使う細いラインにもぴったり。
軽快さと効率の良さを求めるアジンガーにとって、非常にバランスの取れた、おすすめのハイギアモデルだね。
アングラーズアドバイス
カルディアFCのハイギア、これめちゃくちゃ良いよ!
軽いからハイギアでも巻き重りを感じにくいし、モノコックボディで剛性もあるし、本当にバランスが取れてる。
アジングはもちろん、プラグを使うメバリングなんかにも最高にマッチすると思うな。
ちょっと良いハイギアリールが欲しいな、って思ってるなら、まず候補に入れるべき一台だよ!
買って損なし!
23 ストラディック(C2000SHG)
特徴
シマノの「ストラディック」は、上位機種譲りの高性能を、比較的手頃な価格で実現した大人気ミドルクラス。
23年モデルでは、インフィニティクロスやインフィニティドライブといった最新技術を搭載し、巻きの強さや耐久性がさらに向上したんだ。
C2000SHGは、コンパクトなボディ(C)に、浅溝スプール(S)、そしてシマノで最も速いギア比の一つであるハイギア(シマノではXGに次ぐ速さ)を組み合わせたモデル。
ハンドル一回転の巻き取りは82cm!
この速さは、手返し重視のアジングや、ラインメンディングが重要なフロートアジングなどで大きな武器になるはず。
自重は185gと、コアソリッド系のしっかりした作りながら、十分に軽量。
マイクロモジュールギアIIとサイレントドライブによる、滑らかで静かな巻き心地も健在だよ。
剛性、パワー、巻き心地、そして巻き取りスピード、すべてを高次元で求めるアングラーにおすすめの、高性能ハイギアモデルだね。
アングラーズアドバイス
新しいストラディック、巻きが強くて滑らかになったよね!
C2000SHGは、まさにアジングやライトゲームにピッタリのハイギアモデル。
あの巻き取りスピードは、一度使うとクセになるかも。
ストラディックならではの剛性感もあるから、ちょっとした大物が掛かっても安心。
巻き心地も良いし、長く愛用できる良いリールだと思うな!
22 ソアレBB(C2000SSHG)
特徴
シマノのライトゲームブランド「ソアレ」のエントリーモデル(BBシリーズ)。
手頃な価格ながら、上位機種ソアレXR譲りの高性能が魅力だよ。
C2000SSHGは、その中でも特にアジング・メバリングに特化したスペックを持っている。
ボディ素材に軽量な「CI4+」を採用(一部)し、自重はなんと155g!
これはもう、エントリークラスとは思えない驚異的な軽さだね。
さらに、ハイギアを搭載し、ハンドル一回転で82cmを巻き取る、スピーディーな釣りを可能にしてくれる。
スプールは「SS」、つまりスーパーシャロースプールだから、エステル0.3号が100mぴったり巻けるような、超極細ラインに最適化されているんだ。
巻き心地も「マイクロモジュールギアII」や「サイレントドライブ」で滑らか。
「とにかく軽くて、巻き取りスピードも速い、コスパの良いリールが欲しい!」そんなアジングアングラーの願いを叶える、最高の選択肢の一つだよ。
アングラーズアドバイス
ソアレBBのこのモデル、すごいよね!
軽い!速い!安い!(比較的ね)
155gっていう軽さでハイギアだから、もう手返し最強って感じ。
スーパーシャロースプールも、エステル使いにはありがたい。
巻き心地も良いし、これで実売1万円台後半くらいで買えるんだから、コスパお化けだよ。
軽量ハイギア入門には、これ以上ないくらいおすすめ!
24 ロキサーニ(2000SH)
特徴
アブガルシアの「ロキサーニ」は、タフさと高性能を、比較的手頃な価格で両立させた人気のミドルクラスシリーズだよ。
24年にモデルチェンジして、さらに性能がアップしたんだ!
アルミ製のボディフレームを採用し、高い剛性を確保しているのが特徴。
負荷がかかっても歪みが少なく、力強い巻き上げが可能だよ。
ピニオンギア部には、塩ガミに強い「Salt Shieldベアリング」を搭載し、海水での耐久性も高い。
ドラグも、もちろん定評のある「カーボンマトリックスドラグ」。
2000SHは、浅溝スプール(S)にハイギア(H)を組み合わせたモデル。
ハンドル一回転の巻き取りは80cmを超え、手返しの良い釣りをサポート。
自重は200g前後と、最新の超軽量リールと比べると少し重いけど、その分、剛性感と耐久性は信頼できるはず。
ねじ込み式ハンドルでガタつきが少ないのも良い点だね。
タフに使える、アブらしい個性を持ったハイギアリールを探している人におすすめだよ。
アングラーズアドバイス
新しいロキサーニ、どう進化したか気になるね!
ロキサーニシリーズは、もともとタフでしっかりした作りが魅力だったから、それがさらにブラッシュアップされてるんじゃないかな?
2000SHは、まさにアジングやライトゲームに使いやすいスペック。
ハイギアだからプラグ操作とかにも良いしね。
アブ好きはもちろん、人と違うタフなハイギアリールが欲しい人にもチェックしてみてほしいな!
20 レボ エムジーエックス シータ(2000SH)
特徴
アブガルシアの軽量スピニングリールとして、一時代を築いた「レボ MGX シータ」。
その最大の特徴は、ボディ素材に超軽量なマグネシウム合金を採用し、徹底的な軽量化が図られていること。
2000SHの自重は、なんと170g!
これは当時のアブガルシアのリールとしては驚異的な軽さだったんだ。
軽いだけでなく、C6カーボン製のローターやアルミ製のユニフローベールなど、各パーツにも軽量・高剛性な素材が使われている。
ブレーキシステム…じゃなくて、ドラグシステムには「カーボンマトリックスドラグ」を採用し、滑らかな効きを実現。
2000SHは、浅溝スプール(S)にハイギア(H)を組み合わせたモデルで、ハンドル一回転の巻き取りも80cmを超えていたはず。
軽さと速さを兼ね備え、アジングやトラウトなどのフィネスな釣りに最適な、高性能リールだったんだ。
もし中古市場などで状態の良いものが見つかれば、今でも十分魅力的な選択肢になるだろうね。
アングラーズアドバイス
MGXシータ、軽くて良いリールだったよねー!
マグネシウムボディで、アブのリールとは思えないくらい(失礼!)軽かった。
2000SHは、まさにアジングにぴったりのスペック。
ハイギアだから手返しも良いしね。
もう新品では手に入らないと思うけど、もし中古で見つけたら、状態が良ければ「買い」かも!
アブ好きにはたまらない、名機の一つだと思うな!
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