アジングの繊細なアタリを楽しむのも、エギングで力強いイカの引きを味わうのも、どっちも最高に面白いですよね。
でも、それぞれの釣りに専用タックルを揃えるのは、場所も取るし、お財布にもちょっと厳しい…なんて思っていませんか?
実は、選び方次第でアジングとエギングを1つのリールで快適に楽しむことができるんです。
この記事では、そんな「兼用リール」のメリット・デメリットから、具体的な選び方のポイント、そしておすすめのモデルまで、詳しく解説していきます。
これを読めば、あなたにピッタリの兼用リールが見つかるはずですよ。
さあ、もっと手軽に、もっと欲張りにソルトルアーフィッシングを楽しみましょう!
アジングとエギング兼用リールのメリット・デメリット
まずは、リールを兼用することでどんな良いことがあるのか、逆にどんな点に注意が必要なのかを見ていきましょう。
メリットとデメリットをしっかり理解することが、後悔しないリール選びの第一歩です。
メリット
- 荷物がコンパクトになり、持ち運びや準備が楽になる
- タックル購入費用を抑えられる
- 1つのリールに慣れることで、操作性が向上する場合がある
- 釣行先で状況に合わせてアジングとエギングを切り替えやすい
なんといっても一番のメリットは、荷物が減ることでしょう。
ロッドは2本持つとしても、リールが1つで済むだけで、移動時の負担はかなり軽減されます。
特に、ランガンスタイルで釣り歩くことが多いアジングやエギングでは、身軽さは大きなアドバンテージになります。
また、リールはそれなりに高価なアイテムなので、1台で済ませられれば初期投資をグッと抑えられます。
浮いた予算でちょっと良いラインを買ったり、ルアーの種類を増やしたりするのも良いですね。
さらに、同じリールを使い続けることで、そのリールの特性やクセに慣れ、ドラグ調整やキャストの感覚が掴みやすくなるという側面もあります。
例えば、「このくらいドラグを締めればアジの口切れを防げるな」とか、「この力加減で投げればエギが狙った場所に飛ぶな」といった感覚が研ぎ澄まされていくかもしれません。
アングラーズアドバイス
マジで荷物が減るのはデカい!
特に磯とかテトラ帯を歩き回るときは、リール1個減るだけで全然違うからね。
あと、釣り場で「アジ渋いな…イカ狙いに切り替えよ!」って思ったときに、サッとタックルチェンジできるのも地味に便利。
いちいち車に戻ったりしなくていいから、時合を逃しにくいんだ。
デメリット
- それぞれの釣りに特化したリールと比べると、快適性で劣る可能性がある
- ラインの太さや種類が、どちらかの釣りには最適とは言えない場合がある
- 一方の釣りをメインに行う場合、もう一方の釣りでは扱いにくさを感じる可能性がある
- 塩噛みや酷使によるリールの劣化が早まる可能性がある
便利な兼用リールですが、もちろんデメリットもあります。
アジングに特化したリールはより軽量で感度が高く、エギング専用リールはシャクリやすさや耐久性が重視されています。
兼用リールは、その中間的な性能を目指すことになるため、どちらの釣りにおいても「最高!」とは言えない部分が出てくる可能性があります。
特にライン選択は悩ましいポイントです。
アジングには細めのライン(PE0.2~0.4号程度)が理想的ですが、エギングではある程度の太さ(PE0.6~0.8号程度)があった方が安心です。
兼用する場合は、その中間くらいの太さを選ぶか、どちらかの釣りに合わせて妥協する必要が出てきます。
また、アジングメインの人がたまにエギングをする、あるいはその逆の場合、普段使わない方の釣りではリールの重さやギア比がしっくりこない、なんてこともあるかもしれません。
そして、1台のリールを様々な状況で使うことになるため、塩害や摩耗による劣化が専用リールよりも早く進む可能性も考慮しておきましょう。
アングラーズアドバイス
正直、ガチでアジングだけ、エギングだけを極めたいって人には、やっぱり専用リールの方が良いと思うよ。
特にアジングの感度とか、エギングのシャクリの軽快さとかは、専用機にはかなわない部分もある。
でも、「どっちもそこそこ楽しみたい!」ってスタンスなら、兼用リールで全然OK。
大事なのは、デメリットも分かった上で、自分に合った使い方をすることだね。
釣行後のメンテナンスは、兼用するなら特にしっかりやった方が長持ちするよ!
アジングとエギング兼用リールを選ぶ際のポイント
では、実際に兼用リールを選ぶ際には、どんな点に注目すれば良いのでしょうか?
番手、ギア比、重量、ドラグ性能、ラインキャパシティの5つのポイントに分けて、詳しく解説していきます。
これらのバランスをどう取るかが、快適な兼用ライフを送るためのカギとなります。
番手(サイズ)の選び方
- 汎用性が高いのは2000番~2500番クラス
- アジングメインなら2000番寄り、エギングメインなら2500番寄りが考えられる
- シマノとダイワで同じ番手でもサイズ感が異なる場合があるので注意
- スプールの種類(ノーマル、S=シャロースプール、SS=スーパーシャロースプール)も確認
リールの番手(サイズ)は、兼用リール選びで最も重要な要素の一つです。
アジングでは主に1000番~2000番、エギングでは2500番~3000番クラスが使われます。
両方をカバーするとなると、その中間である2000番~2500番クラスが最も汎用性が高く、おすすめの選択肢となります。
具体的には、ダイワなら「LT2000S」や「LT2500S」、シマノなら「2000S」、「C2500S」、「2500S」、「2500SHG」あたりが候補になるでしょう。
(Cはコンパクトボディ、Sはシャロースプール、HGはハイギアの意味です)。
どちらの釣りをより重視するかで、少し番手を寄せても良いでしょう。
例えば、アジングでの操作性を重視するなら2000番寄り、エギングでのパワーやラインキャパを重視するなら2500番寄りのサイズを選ぶ、といった具合です。
ただし、メーカーやモデルによって同じ番手でも実際のサイズや重量が異なることがあるので、スペック表をよく確認したり、可能であれば釣具店で実際に手に取ってみることをおすすめします。
また、スプールの溝の深さも重要で、浅溝のシャロースプール(S)やスーパーシャロースプール(SS)は、細いPEラインを巻くのに適しており、下巻きの手間が省けるメリットがあります。
アングラーズアドバイス
迷ったら、とりあえず「2500番のシャロースプール」が無難かな!
ダイワなら「LT2500S」、シマノなら「2500S」とかね。
これならアジングでもギリ使えるし、エギングではメインで活躍できるサイズ感。
2000番だと、エギングでちょっとパワー不足を感じる場面があるかもしれない。
まあ、最終的には自分の好みと、どっちの釣りをメインにするかで決めるのが一番だよ!
ギア比の選び方
- ノーマルギア(パワーギア):巻き取りトルクがあり、一定速度で巻きやすい
- ハイギア:巻き取り速度が速く、手返しが良い。ラインスラッグの回収が早い
- 兼用にはどちらも選択肢。迷ったらノーマルギアか、汎用性の高いハイギア(HG)が無難
- エクストラハイギア(XG)は巻きが重く、アジングには不向きな場合が多い
ギア比は、ハンドル1回転あたりにローター(ラインを巻き取る部分)が何回転するかを示す数値です。
ギア比が低い「ノーマルギア(パワーギアとも呼ばれる)」は、巻き取る力(トルク)が強く、ゆっくりと一定速度で巻く釣りに向いています。
アジングで軽量ジグヘッドを漂わせるような釣りには、こちらが有利な場面もあります。
一方、ギア比が高い「ハイギア(HG)」や「エクストラハイギア(XG)」は、ハンドル1回転でたくさんのラインを巻き取れるため、ルアーの回収が速く、手返し良く釣りを展開できます。
エギングでは、ラインスラッグを素早く回収してエギをしっかり動かすために、ハイギアが好まれる傾向があります。
アジングとエギングの兼用では、どちらのギア比を選ぶか悩むところですが、巻き取りトルクと速度のバランスが良いノーマルギア、もしくは汎用性の高いハイギア(HG)を選ぶのが一般的です。
エクストラハイギア(XG)は巻き取り速度は非常に速いですが、巻き感が重くなる傾向があり、繊細な操作が求められるアジングにはやや不向きかもしれません。
自分の釣りスタイルや好み、メインにする釣りに合わせて選ぶのが良いでしょう。
アングラーズアドバイス
これも悩むよな~。
俺はズボラだから、ラインスラッグ回収が楽なハイギア(HG)派かな。
アジングでも、風が強い日とかはハイギアの方が糸ふけ管理しやすくて楽だったりする。
ただ、じっくりアジを誘いたいって時は、ノーマルギアのしっとりした巻き心地も捨てがたいんだよなぁ。
初めての1台なら、どっちつかずかもしれないけど、やっぱりHGが無難っちゃ無難かも。
リールの重量
- 軽い方が感度、操作性が向上し、疲れにくい
- アジングでは特に軽さが重要(1g以下のジグヘッド操作)
- エギングでもシャクリ続けるため、軽い方が楽
- 目標としては200g前後、できればアンダーを目指したい
- ロッドとのバランスも考慮する
リールの重量は、特にアジングとエギングにおいては非常に重要な要素です。
軽いリールは、タックル全体の感度を高め、細かなアタリを感じ取りやすくしてくれます。
特に、1gを切るような軽量ジグヘッドを操作するアジングでは、リールの軽さが操作性に直結します。
また、エギングではロッドをシャクる動作を繰り返すため、リールが軽い方が手首への負担が少なく、長時間集中して釣り続けることができます。
具体的な目標としては、2000番~2500番クラスで200g前後、できればそれを下回る(アンダー200g)モデルを選びたいところです。
最近のリールは技術の進歩で、エントリーモデルでもかなり軽量なものが増えています。
ただし、軽さだけを追求するのではなく、組み合わせるロッドとのバランスも考慮することが大切です。
極端に軽いリールと重いロッド、あるいはその逆の組み合わせだと、持ち重り感が出たり、操作性が悪くなったりすることがあります。
可能であれば、実際にロッドにリールをセットしてみて、全体のバランスを確認できるとベストです。
アングラーズアドバイス
軽さは正義!これは間違いない。
特にアジングやってると、リールの重さがノイズみたいに感じることすらあるからね。
1万円以下のリールでも、最近は200g切ってるモデルもあるから、しっかりチェックしてみて。
ただ、軽すぎても剛性が足りなかったり、ロッドとのバランスが悪くなったりすることもあるから、そこは注意な。
まあ、200g前後を目安にしておけば、大失敗はしないはず!
ドラグ性能
- スムーズな滑り出しが重要(特にアジング)
- 細いラインでもラインブレイクを防げる性能
- エギングでの大型イカのジェット噴射にも耐えられる調整幅と最大ドラグ力
- ATD(ダイワ)やラピッドファイアドラグ(シマノ)など、高性能ドラグ搭載モデルが理想
- 定期的なメンテナンスで性能を維持
ドラグは、魚(やイカ)が強く引いた時にスプールが逆回転してラインを放出し、ラインブレイクを防ぐための重要な機能です。
アジングとエギングの兼用リールでは、このドラグ性能が特に重要になります。
アジングでは、0.2号や0.3号といった非常に細いラインを使用するため、アジの急な突っ込みに対してスムーズに滑り出し、衝撃を吸収してくれるドラグが必要です。
滑り出しが悪いと、アワセ切れやファイト中の口切れの原因になります。
一方、エギングでは、キロアップの大型アオリイカの強烈なジェット噴射を受け止める必要があります。
ある程度のドラグ力があり、負荷がかかった状態でもスムーズにラインを送り出し続けられる性能が求められます。
理想的なのは、軽い負荷でもスムーズに滑り出し、かつ、必要な時にはしっかりと粘ってくれるドラグです。
ダイワの「ATD(オートマチックドラグシステム)」やシマノの「ラピッドファイアドラグ」など、各社が高性能なドラグシステムを開発しているので、そういった機能が搭載されているモデルを選ぶと安心感が高いでしょう。
また、ドラグ性能を維持するためには、釣行後の塩抜きや定期的なグリスアップといったメンテナンスも欠かせません。
アングラーズアドバイス
ドラグはマジで大事!
アジングで「よし来た!」って思った瞬間にプツン…って切れたら泣けるだろ?
逆にエギングでデカイカかけたのに、ドラグがガクガクで身切れ…とかも最悪。
兼用するなら、なおさらスムーズなドラグは必須条件だね。
安いリールでも、最近はドラグ性能良いやつ増えてるから、諦めずに探してみてくれ!
釣りの前に、手でライン引っ張ってドラグの効き具合をチェックする癖をつけるといいよ。
ラインキャパシティ
- PEライン0.4号~0.8号が150m~200m巻けるスプールサイズが目安
- シャロースプール(S)やスーパーシャロースプール(SS)がPEラインには適している
- 下巻きが必要な場合は、ナイロンラインなどで行う
- 予備のラインやリーダーも考慮して選ぶ
ラインキャパシティは、リールのスプールにどれくらいの太さのラインをどれくらいの長さ巻けるかを示す指標です。
アジングとエギングを兼用する場合、主にPEラインを使用することになります。
推奨されるPEラインの太さは、アジングでは0.2号~0.4号、エギングでは0.6号~0.8号あたりが一般的です。
兼用する場合、どちらの釣りにも対応しやすいように、中間的な太さであるPE0.4号~0.6号あたりを選ぶことが多いでしょう。
この太さのラインを、十分な飛距離と不意の高切れに対応できる長さ(150m~200m)巻けるラインキャパシティが必要です。
したがって、リールを選ぶ際には、「PE0.6号-200m」や「PE0.8号-150m」といったスペック表記を目安にすると良いでしょう。
先述の通り、シャロースプール(S)やスーパーシャロースプール(SS)は、PEラインを巻いたときにスプールエッジ(縁)までぴったり巻きやすく、ライントラブルも軽減できるためおすすめです。
もしノーマルスプールで細いPEラインを巻く場合は、スプールの溝を埋めるために下巻きが必要になります。
下巻きには、使わなくなったナイロンラインなどを利用すると経済的です。
アングラーズアドバイス
PEライン使うなら、シャロースプール(Sって書いてるやつ)が絶対おすすめ!
下巻きするの面倒だし、ぴったり巻けた方がトラブル少ないしね。
だいたいPEの0.6号が150m~200m巻ければ、アジングでもエギングでも十分戦えるよ。
たまに「大は小を兼ねる」って深溝スプール選ぶ人いるけど、細いPEだと逆にトラブル増えることもあるから注意な!
兼用する場合のラインの選び方
- PEラインが基本。感度、強度、飛距離に優れる
- 太さはPE0.4号~0.6号あたりがバランスが良い落としどころ
- アジングメインなら0.4号寄り、エギングメインなら0.6号寄りが考えられる
- リーダーはフロロカーボン。アジング用(1号前後)とエギング用(1.75号~2.5号)を使い分けるのが理想
- 高比重PEやシンキングPEも選択肢
リールが決まったら、次はライン選びです。
アジングとエギングを兼用する場合、感度、強度、飛距離の面からPEラインを使用するのが一般的です。
問題はその太さです。
アジングの繊細さを求めるならPE0.2号~0.4号、エギングで安心してシャクりたいならPE0.6号~0.8号が理想ですが、兼用するとなるとどちらかに寄せるか、中間を取るかになります。
最もバランスが良いとされるのが、PE0.4号~0.6号あたりでしょう。
PE0.4号なら、アジングでもある程度の感度を保ちつつ、エギングでも小型~中型のアオリイカなら十分対応可能です。
PE0.6号なら、エギングでの安心感が増し、アジングでも重めのジグヘッドやキャロライナリグなどを使えば、それほどストレスなく釣りができます。
どちらの釣りをメインにするか、あるいはどんな釣り場が多いかで決めると良いでしょう。
例えば、アジングがメインで、たまにエギングも…という場合は0.4号。
逆なら0.6号、といった具合です。
PEラインの先には、必ずショックリーダーと呼ばれる、根ズレに強く、ショックを吸収する役割を持つラインを結びます。
リーダーはフロロカーボンラインを使用するのが一般的で、アジングなら1号(4lb)前後、エギングなら1.75号(7lb)~2.5号(10lb)あたりを使います。
兼用リールでも、リーダーは釣りに合わせて結び替えるのがおすすめです。
最近では、風の影響を受けにくく、沈下速度が速い高比重PEラインなども登場しており、アジング・エギング共にメリットがあるので、試してみるのも面白いかもしれません。
アングラーズアドバイス
ライン選びは永遠のテーマだよなぁ。
俺のおすすめは、PE0.5号!…って言いたいけど、あんまり選択肢ないんだよな(笑)。
だから、現実的には0.4号か0.6号になるかな。
個人的には、アジングでの感度低下の方がイヤだから、0.4号を選ぶことが多いかな。
エギングで0.4号使うときは、ドラグ設定をいつもより少し緩めにして、無理なファイトしないように気をつけてる。
リーダーは面倒でも絶対釣りごとに替えた方がいいぞ!FGノットとか練習しとけよ!
兼用する際の注意点
- ラインシステム(リーダーの太さ・長さ)は釣りに合わせて調整する
- ドラグ設定を釣りの開始前に確認・調整する癖をつける
- ロッドとのバランスを考慮する(持ち重り、操作性)
- 釣行後のメンテナンス(水洗い、注油)を丁寧に行う
- どちらかの釣りに特化した性能ではないことを理解しておく
アジングとエギングを1つのリールで楽しむためには、いくつかの注意点があります。
まず、先ほどのライン選びでも触れましたが、リーダーシステムは釣りに合わせて最適化することが重要です。
アジングなら細く短め(もしくは長め)、エギングなら太くやや長めにするなど、状況に応じて調整しましょう。
リールに巻くPEラインは同じでも、リーダーを変えるだけで使い心地はかなり変わります。
次に、ドラグ設定です。
アジングを終えてエギングを始める際、そのままのドラグ設定だと緩すぎてアワセが決まらなかったり、逆にエギングのドラグ設定のままアジングをすると、アワセ切れしたりする可能性があります。
釣りを切り替えるタイミングや、釣りを始める前には、必ずドラグの効き具合を確認し、調整する習慣をつけましょう。
また、リール単体だけでなく、組み合わせるロッドとのバランスも大切です。
アジングロッドとエギングロッドでは長さや硬さが異なるため、同じリールでも装着した際の重心位置や持ち重り感が変わってきます。
できれば、実際に使うロッドにリールをセットして、しっくりくるか確認したいところです。
そして最も重要なのが、釣行後のメンテナンスです。
海水で使用するため、塩分が付着したまま放置すると、回転性能の低下やサビ、固着の原因になります。
特に兼用リールは使用頻度が高くなりがちなので、真水でしっかりと洗い流し、乾燥させた後に適切な箇所へ注油する、といった基本的なメンテナンスを丁寧に行うことが、リールを長持ちさせる秘訣です。
最後に、兼用リールはあくまで「万能」を目指したものであり、それぞれの釣りに特化したリールほどの快適性や性能は得られない場合がある、ということを理解しておくことも大切です。
その上で、メリットを活かして楽しむことが、兼用リールとの上手な付き合い方と言えるでしょう。
アングラーズアドバイス
まあ、色々言ったけど、一番大事なのは「楽しむこと」!
兼用リールだからって釣れないわけじゃないし、むしろ1つのタックルで色々釣れた方が達成感あるってもんだ。
リーダー交換とかドラグ調整とか、ちょっとした手間を惜しまないのが、快適に釣りするコツかな。
あと、水洗い!これはマジで毎回やってくれ!シャワーでジャーって流すだけでも全然違うから。
愛着持って使えば、リールもきっと応えてくれるはずだよ!
アジングとエギング兼用できるリールおすすめ5選
ここからは、アジングとエギングの兼用におすすめのリールを5つピックアップしてご紹介します。
価格帯や特徴も様々なので、ご自身の予算や重視するポイントに合わせて選んでみてください。
入門にも最適なモデルから、ちょっとステップアップしたい方向けのモデルまで揃っていますよ。
ダイワ20 月下美人X(LT2000S)
- アジングブランド「月下美人」のエントリーモデル
- 軽量・コンパクトなLTコンセプト採用
- 滑らかなドラグ性能を持つATD搭載
- アジングメインで、たまにエギングも楽しみたい人に最適
- PE0.4号が200m巻けるシャロースプール
ダイワのアジング専門ブランド「月下美人」の名を冠したエントリーモデルです。
最大の特徴は、ダイワの軽量・コンパクト設計思想「LT(LIGHT TOUGH)」コンセプトを採用している点。
2000番サイズで自重200gという軽さを実現しており、アジングでの繊細な操作をサポートします。
ドラグには、滑らかな滑り出しでラインブレイクを防ぐ「ATD(オートマチックドラグシステム)」を搭載。
細いラインを使うアジングはもちろん、不意の良型アジや、エギングでのイカの引きにも対応できる性能を持っています。
スプールはPE0.4号が200m巻けるシャロースプール(S)なので、アジングで使う細いPEラインにぴったり。
エギングで使うには少し番手が小さいですが、PE0.4号や0.5号を使えば、秋の小型アオリイカなどを狙うライトエギングなら十分楽しめます。
アジングをメインに考えつつ、たまにはエギングもやってみたい、という方には非常にバランスの取れたおすすめの1台です。
デザインも月下美人らしく、ブラックとピンクのカラーリングがおしゃれですね。
アングラーズアドバイス
やっぱ「月下美人」って名前が付いてるだけあって、アジングにはめっちゃ使いやすいリールだよ。
軽いし、ドラグもスムーズだし、見た目もカッコイイ!
2000番だからエギングにはちょっと小さいけど、PE0.4号くらい巻いて、秋イカ狙うくらいなら全然イケる。
どっちかっていうとアジング寄りの兼用リールを探してるなら、まずコレを候補に入れて間違いないと思うぜ!
シマノ22 サハラ(2500SHG)
- シマノのエントリークラスながら、上位機種の技術を継承
- サイレントドライブ搭載で、滑らかで静かな巻き心地
- ネジ込み式ハンドルでガタつきを抑制
- エギングメインで、アジングもこなしたい人に適した番手とギア比
- PE0.6号が200m巻けるシャロースプール
シマノのエントリークラスリールとして人気の「サハラ」。
この価格帯ながら、上位機種にも採用されている「サイレントドライブ」を搭載しているのが大きな魅力です。
内部の部品間の微細なガタつきや揺れを抑制することで、非常に滑らかで静かな巻き心地を実現しています。
また、ハンドルも供回り式ではなくネジ込み式を採用しており、巻き上げ時のパワーロスやガタつきが少ないのも嬉しいポイント。
ご紹介する2500SHGは、PE0.6号が200m巻けるシャロースプール(S)と、手返しの良いハイギア(HG)の組み合わせ。
これはエギングに非常に適したスペックと言えます。
自重は240gと、最近のリールとしてはやや重めですが、その分しっかりとした剛性感があります。
アジングで使うには少し重さが気になるかもしれませんが、パワーがあるので尺アジクラスや、カマスなどのゲストがきても安心してファイトできます。
エギングをメインに考え、アジングも楽しみたいという方には、コストパフォーマンスが高く、十分な性能を持ったおすすめのリールです。
アングラーズアドバイス
サハラ、安いのにめっちゃ良く出来てるリールだと思うよ!
特にサイレントドライブのおかげで、巻き心地がめちゃくちゃスムーズ。
このクラスでネジ込みハンドルなのもポイント高いね。
2500SHGは、まさにエギングにドンピシャなスペック。
ちょっと重いけど、その分タフな感じもするし、ガシガシ使える。
アジングも、まあやれないことはないかな。
エギングメインの兼用リール探してるなら、コスパ最強候補かも!
ダイワ20 クレスト(LT2000)
- ダイワのベーシックスピニングリール
- LTコンセプト採用で軽量化を実現(LT2000で215g)
- ATD搭載でドラグ性能も安心
- ノーマルギアで巻き感度も良好
- アジング寄りの選択肢として、コストパフォーマンスが高い
ダイワのスピニングリールの中でも、特にベーシックなモデルとして長年愛されている「クレスト」。
2020年モデルからはLTコンセプトが導入され、大幅な軽量化を果たしました。
ご紹介するLT2000は自重215gと、この価格帯のリールとしては十分な軽さです。
アジングに重要なドラグ性能についても、上位機種と同様のATDが搭載されており、安心してファイトを楽しめます。
ギア比は5.2のノーマルギアなので、ハイギアほどの巻き取りスピードはありませんが、その分巻き感度が良く、ゆっくりとした誘いが得意。
軽量ジグヘッドを操作するアジングにおいては、メリットとなる場面も多いでしょう。
ラインキャパはPE0.4号が200m巻けるので、アジングには最適。
エギングで使う場合は、月下美人Xと同様に、ライトなエギングがメインになります。
ノーマルスプールなので、PE0.4号などを巻く場合は下巻きが必要になりますが、それを差し引いても、実売価格の手頃さを考えれば非常にコストパフォーマンスの高いモデルです。
アジングをこれから始めてみたい方や、できるだけ予算を抑えたい方の最初の兼用リールとしておすすめです。
アングラーズアドバイス
クレストは、まさに「ザ・入門リール」って感じだけど、LT化されてマジで良くなった!
軽いし、ATDも付いてるし、普通に使う分には全然問題ない性能。
ノーマルギアだから、アジングでじっくり誘う釣りにはむしろ向いてるかもね。
スプールがノーマルだから下巻きがちょっと面倒だけど、そこは頑張ろう(笑)。
とにかく安く、そこそこ使える兼用リールが欲しい!って人には、かなり良い選択肢だと思うよ。
アブガルシアカーディナル3 STX(2500SHD)
- アブガルシアの人気エントリーモデル「カーディナル」シリーズ
- アルミ製の替えスプール付きで、ラインの使い分けに便利
- ねじ込み式ハンドル採用でガタつき軽減
- ギア比6.2のハイギアで手返し良好
- エギングメインで、太さの違うラインを使い分けたい人におすすめ
独特のデザインと質実剛健な作りでファンも多いアブガルシア。
その中でも「カーディナル」は、手頃な価格で人気のスピニングリールシリーズです。
この「カーディナル3 STX」の最大の特徴は、なんとアルミ製の替えスプールが標準で付属していること。
メインスプールにはエギング用のPE0.8号、替えスプールにはアジング用のPE0.4号、といった具合にラインを巻いておけば、釣り場で簡単にスプールを交換して、それぞれの釣りに最適なラインシステムで臨むことができます。
これは兼用リールとして非常に大きなメリットと言えるでしょう。
(2500SHDの替えスプールは深溝(D)なので、アジング用の細糸を巻く際は下巻きが必要です)。
ギア比は6.2のハイギアで、エギングでのラインスラッグ回収もスムーズ。
ねじ込み式ハンドルを採用している点も評価できます。
自重は258gとやや重めですが、替えスプールが付属することを考えれば納得できる範囲でしょう。
エギングをメインにしつつ、アジングも本格的に楽しみたい、そしてラインの使い分けの手間を省きたい、という欲張りなアングラーにおすすめしたいモデルです。
アングラーズアドバイス
カーディナル、替えスプール付きはマジで反則級に便利!
これがあれば、ラインの太さ問題が一気に解決するからね。
エギングは0.8号、アジングは0.4号みたいに、専用タックルに近い感覚で使える。
ちょっと重いのはご愛嬌だけど、デザインもカッコイイし、アブ好きにはたまらないんじゃない?
替えスプールに何のライン巻くか考えるのも楽しいぞ!
手間を惜しまず、どっちの釣りも妥協したくないって人には最高の選択肢かも。
シマノ 21 ナスキー(2500SHG)
- シマノの中核モデルとして人気の高いリール
- HAGANEギア、X-SHIP搭載で高い耐久性と滑らかな巻き心地
- サイレントドライブ、Gフリーボディなど上位機種の技術も採用
- コアプロテクトによる防水性能も向上
- 基本性能が高く、長く使える兼用リールを求める人におすすめ
シマノのスピニングリールの中でも、入門クラスと中級クラスの間に位置し、その高い基本性能とコストパフォーマンスで絶大な人気を誇るのが「ナスキー」です。
21年モデルでは、シマノのコア技術である「HAGANEギア」と「X-SHIP」を搭載。
精密冷間鍛造で作られた強靭なギアと、ピニオンギアを最適に支持する構造により、高い耐久性と力強く滑らかな巻き心地を実現しています。
さらに、「サイレントドライブ」による静粛性、「Gフリーボディ」による重心の最適化、そして防水機構「コアプロテクト」まで採用されており、上位機種に迫る充実のスペックとなっています。
ご紹介する2500SHGは、サハラと同じくエギングに適した番手とギア比、ラインキャパシティを持っています。
自重も240gと同じですが、搭載されている技術がワンランク上なので、実際の使用感、特に巻き心地や耐久性においてはナスキーに分があると言えるでしょう。
予算が許すのであれば、サハラからもう一歩ステップアップしてナスキーを選ぶことで、より快適に、そしてより長くアジングとエギングの兼用を楽しむことができるはずです。
信頼性の高い、しっかりとした作りのリールを求めている方におすすめです。
アングラーズアドバイス
ナスキーはマジで名機!コスパ最強リールって言ったら、まずコレを挙げる人も多いんじゃないかな。
HAGANEギアとかX-SHIPとか、シマノの良い技術がしっかり入ってるから、巻き心地も耐久性もワンランク上って感じ。
2500SHGはエギングにピッタリだし、アジングも問題なくこなせる。
ちょっと予算オーバーするかもしれないけど、長く使うこと考えたら、絶対ナスキー買っといた方が満足度高いと思うよ。
迷ったらコレ!って言えるくらい、自信持っておすすめできるリールだね。
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