アジングロッドおすすめ5選!長さや硬さの選び方や価格帯による違いを解説!

アジングって、手軽に始められて奥が深い、めちゃくちゃ面白い釣りですよね。

特に夜の港で「コツッ」とくる小さなアタリを感じて、キュンキュン引くアジを釣り上げた時の喜びは格別です。

でも、いざアジングロッドを選ぼうとすると、「種類が多すぎて何を選べばいいかわからない…」なんてこと、ありませんか。

長さ、硬さ、ティップの種類…専門用語も多くて、初心者にはちょっとハードルが高いかもしれません。

この記事では、アジングを始めたばかりのあなたに向けて、アジングロッドの基本的な知識から、失敗しない選び方のポイント、さらにはおすすめのロッドまで、わかりやすく解説していきます。

これを読めば、きっとあなたにピッタリの1本が見つかるはず。

さあ、一緒に最高のアジングロッドを見つけて、もっとアジングを楽しみましょう。

アジングロッドとは?

  • アジを釣ることに特化した専用の竿
  • 非常に軽いルアー(ジグヘッド)を扱いやすい
  • アジの小さなアタリを感じ取るための高い感度を持つ
  • 軽くて操作性に優れている

アジングロッドっていうのは、その名の通り「アジ」を「ルアー(疑似餌)」で釣る「アジング」のために作られた専用の釣り竿のことなんです。

「え、他の竿じゃダメなの?」って思うかもしれないけど、アジングで使うルアーって、めちゃくちゃ軽いものが多いんです。

例えば1gとか、それ以下なんてこともザラ。

そんな軽いものを遠くに投げたり、水中で繊細に動かしたりするには、やっぱり専用のロッドが必要になってくるんですよ。

それに、アジのアタリって「コツッ」とか「モゾッ」とか、すっごく小さいことが多いんです。

その小さなサインをしっかり手元に伝えてくれる「感度」の良さも、アジングロッドの大きな特徴ですね。

全体的に軽くて細身に作られているから、長時間使っていても疲れにくいし、細かい操作もしやすいんです。

アジングを快適に楽しむための工夫が、ギュッと詰まった竿、それがアジングロッドってわけです。

アングラーズアドバイス

正直、最初はシーバスロッドとかメバルロッドで代用できないかな?って思う気持ちもわかる。

でもね、やっぱり専用ロッドは全然違うよ。

特に軽いジグヘッドの操作感と感度。

アジングロッドを使うと「今まで感じ取れてなかったアタリってこんなにあったんだ!」って驚くはず。

釣果も変わってくるし、何より釣りの楽しさが倍増するから、最初の1本はぜひアジング専用を選んでみてほしいな。

安い入門モデルでも十分楽しめるから、まずはそこからステップアップしていくのがおすすめだよ。

アジングロッドの選び方

さて、アジングロッドがどんなものか分かったところで、いよいよ本題の「選び方」を見ていきましょう。

いくつかポイントがあるけど、これを押さえておけば、初心者でも自分に合ったロッドを選びやすくなりますよ。

長さ(レングス)の選び方

長さ 表記例 主なフィールド メリット デメリット
短い 〜6ft前半 (〜約1.9m) 港内、小規模堤防、ボート、足元狙い 操作性が抜群に良い、軽いジグヘッドを扱いやすい、感度が伝わりやすい 飛距離が出にくい、足場の高い場所では使いにくい
標準 6ft後半〜7ft前半 (約2.0m〜2.2m) 漁港、堤防などオールラウンド 操作性と飛距離のバランスが良い、最も汎用性が高い 特になし(万能型だが、特化した性能では他に劣る場合も)
長い 7ft後半〜 (約2.3m〜) 遠投が必要な場所、足場の高い堤防、磯場 遠投性能が高い、ラインメンディング(糸ふけの処理)がしやすい 操作性がやや劣る、持ち重り感が出やすい、感度が少し鈍くなる傾向

まず最初にチェックしたいのが、ロッドの「長さ(レングス)」です。

これはフィート(ft)とインチ(inch)で表記されることが多いですね(1ft = 約30.48cm、1inch = 約2.54cm)。

例えば「68」って書いてあったら、6フィート8インチ、だいたい2メートルくらいの長さってことです。

どこで釣りをすることが多いかによって、おすすめの長さが変わってきます。

港の中とか、足元に近いポイントを狙うことが多いなら、短いロッド(6ft前半くらいまで)が扱いやすいです。

短いと、ロッドを振るスペースが狭くても大丈夫だし、軽いジグヘッドを正確にキャストしたり、細かくアクションさせたりするのが得意なんです。

一方、広い堤防とかで遠くに投げたい、足場が高い場所から釣りたいっていう場合は、長めのロッド(7ft後半以上)が有利になります。

テコの原理で、長い方が遠心力をつけやすいから、軽いルアーでも遠くまで飛ばせるんですよ。

ただ、長くなるとその分、少し重くなったり、細かい操作がしにくくなったりする面もあります。

初心者の方で、「まず最初の1本、どれがいいか迷う!」っていう場合は、6ft後半から7ft前半(だいたい2.0m〜2.2mくらい)の長さがおすすめです。

いろんな場所で使いやすい、いわば「万能選手」的な長さなので、アジングの基本を覚えるのにピッタリですよ。

アングラーズアドバイス

最初はやっぱり6フィート後半くらいの「真ん中」の長さが無難かな。

漁港とか堤防なら大体これでカバーできるし、長すぎず短すぎずで扱いやすい。

慣れてきて「もっと足元を丁寧に探りたい」とか「あの沖の潮目を狙いたい」とか、やりたいことが明確になってきたら、2本目として短いロッドや長いロッドを買い足すのがいいと思うよ。

あと、自分の身長とか体力もちょっとだけ考慮に入れるといいね。

小柄な人だと、長すぎるロッドはちょっと扱いにくいかもしれないから。

硬さ(パワー)の選び方

硬さ 表記例 得意なルアーウェイト 特徴 おすすめのシチュエーション
柔らかい UL (ウルトラライト), L (ライト) 軽いジグヘッド (〜3g程度が中心) ティップがしなやかで食い込みが良い、小型アジの引きを存分に楽しめる、軽いリグの操作性が高い 豆アジ狙い、低活性時、ショートバイトが多い時、1g以下のジグ単メイン
やや硬め ML (ミディアムライト) やや重めのジグヘッド (3g〜), キャロライナリグ, フロートリグ 感度が高い、操作性が良い(キビキビ動かせる)、アワセがしっかり決まる、大型のアジにも対応しやすい 尺アジ狙い、遠投が必要なリグ、流れの速い場所

次に大事なのがロッドの「硬さ(パワー)」です。

これは、ロッドがどれくらいの負荷に耐えられるか、どれくらいの重さのルアーを扱いやすいかを示す指標になります。

よく「L(ライト)」とか「UL(ウルトラライト)」、「ML(ミディアムライト)」といったアルファベットで表記されていますね。

基本的に、アジングでよく使われるのは「UL」や「L」といった、比較的柔らかめのロッドです。

なぜかというと、アジングでは1g前後の軽いジグヘッドを使うことが多いから。

柔らかいロッドは、軽いルアーでもその重みをしっかり感じて投げやすく、アジが食いついた時に「コンッ」というアタリに対して、竿先がしなやかに入ってくれる(食い込みが良い)ので、魚が違和感を感じにくく、フッキング)に持ち込みやすいんです。

特にULクラスは、豆アジと呼ばれるような小さなアジの繊細なアタリも捉えやすく、その引きをダイレクトに楽しめるのが魅力ですね。

ただ、少し重めのルアー(例えば3g以上)を使いたいとか、遠投するためにキャロライナリグやフロートリグといった仕掛けを使いたい、あるいは尺アジ(30cmオーバー)のような大型のアジを狙いたい、という場合には、「ML」クラスのような少し硬めのロッドの方が扱いやすいこともあります。

硬めのロッドは、ルアーをキビキビ動かしたり、遠くでアタリがあった時にしっかりアワセを入れたりするのが得意なんです。

初心者の最初の1本としては、やはり「UL」か「L」クラスを選ぶのが一般的です。

主に使うジグヘッドの重さが1g前後ならUL、1g〜2gくらいまでよく使うならL、といった感じで選ぶと良いでしょう。

アングラーズアドバイス

これも悩むポイントだよねー。

基本はULかLで間違いない。

どっちかって言われたら、個人的にはLをおすすめすることが多いかな。

ULだと本当に軽いジグ単(ジグヘッド単体)は得意だけど、ちょっと風が強い日とか、少しだけ重いジグヘッドを使いたい時に、Lの方が対応範囲が広いんだよね。

もちろん、行く場所が豆アジばっかりとかならULの方が面白いけどね。

まずはLを使ってみて、もっと繊細さが欲しくなったらUL、パワーが欲しくなったらMLってステップアップするのが王道かも。

テーパー(調子)の選び方

テーパー 日本語表記 特徴 メリット デメリット どんな釣り方に向く?
ファストテーパー 先調子 (さきぢょうし) 竿の先端部分(ティップ)だけが主に曲がる 感度が高い(アタリが明確に出やすい)、ルアーの操作性が良い、アワセが素早く決まる アタリを弾きやすいことがある、魚が掛かった後にバラしやすいことがある 積極的に掛けていく攻撃的な釣り、リアクションバイト狙い
レギュラーテーパー 胴調子 (どうちょうし) 竿の中間あたりから曲がる キャストしやすい、魚の引きを竿全体で吸収してくれるのでバラしにくい 感度がファストテーパーよりやや劣る、細かい操作は少し苦手 ただ巻き中心、オートマチックなフッキングを期待したい時
スローテーパー (極端な)胴調子 竿の根元に近い部分から大きく曲がる 抜群の食い込み性能、非常にバラしにくい 感度が鈍い、操作性が低い、アワセが決まりにくい(アジングではあまり一般的ではない) – (アジングロッドでは稀)

ロッドの「テーパー(調子)」っていうのは、竿がどの部分から曲がりやすいか、その曲がり方の特性を示すものです。

大きく分けて「ファストテーパー(先調子)」と「レギュラーテーパー(胴調子)」があります(さらに細かい分類もありますが、まずはこの2つを覚えましょう)。

ファストテーパーは、竿の先端(ティップ)に近い部分だけが主に曲がるタイプの調子です。

ティップが曲がりやすい分、アタリが「コツッ」と手元に伝わりやすく、感度に優れているのが特徴。

ルアーをチョンチョンと細かく動かしたり、アタリを感じて素早くアワセを入れたりする、いわゆる「掛けにいく」スタイルに向いています。

ただし、ティップが硬めなので、アジが食いついた瞬間に違和感を与えてしまったり、アワセが強すぎて口切れ(アジの口は弱いんです…)を起こしてしまったり、なんてことも。

レギュラーテーパーは、竿の真ん中あたりから、負荷に応じて全体的にしなやかに曲がっていく調子です。

魚が掛かった時に、竿全体で衝撃を吸収してくれるので、急な突っ込みにも対応しやすく、バラしにくい(魚を逃がしにくい)のがメリット。

キャストもしやすく、ルアーを一定の速度で巻いてくる「ただ巻き」のような釣り方にも向いています。

一方で、ファストテーパーに比べると、感度や細かい操作性では少し劣る面もあります。

アジングロッドでは、感度と操作性を重視してファストテーパーや、それに近いエクストラファストテーパーを採用しているモデルが多い傾向にあります。

初心者の方には、どちらかというとファストテーパーの方がアタリを感じやすく、アジングの楽しさを実感しやすいかもしれません。

ただ、バラシが多いと感じる場合は、レギュラーテーパー気味のロッドを試してみるのも良いでしょう。

アングラーズアドバイス

アジングはやっぱり感度が命!って言われることが多いから、ファストテーパーが主流だね。

「コン!」ってアタリを感じて、ビシッ!と合わせるのが気持ちいいんだ。

ただ、最初のうちはアワセのタイミングとか力加減が難しくて、アタリはあるのに乗らないとか、掛かってもすぐバレちゃうってことも多いかも。

そういう時は、もしかしたらファストテーパーが合ってない可能性もある。

レギュラーテーパー寄りの方が、ある意味オートマチックに掛かってくれることもあるからね。

まあ、最初はあまり気にしすぎず、一般的なファストテーパーのロッドから始めてみるのがいいと思うよ。

ソリッドティップとチューブラーティップの違い

ティップ種類 構造 特徴 メリット デメリット 得意な状況・釣り方
ソリッドティップ 穂先の中が詰まっている(無垢材) 非常にしなやかで柔らかい 食い込みが良い(オートマチックに掛かりやすい)、アタリを目で見て捉えやすい(ティップが「フッ」と入る)、軽いジグヘッドの重みを感じやすい 感度がチューブラーよりやや劣る(特に「コン」という硬いアタリ)、少し重くなる傾向がある、反響感度が低い 低活性時、豆アジ狙い、ショートバイトが多い時、ただ巻きやフォール中心の釣り
チューブラーティップ 穂先の中が空洞(パイプ状) 軽くて張りがある 感度が高い(特に反響感度。「コツッ」が明確)、ルアーの操作性が良い(キビキビ動かせる)、アワセが効きやすい やや硬めなのでアタリを弾きやすいことがある、食い込みはソリッドに劣る 高活性時、積極的に掛けていく釣り、リアクションバイト狙い、重めのリグの操作

これはロッドの「穂先(ティップ)」の構造の違いです。

アジングロッド選びでは、かなり重要なポイントになりますね。

「ソリッドティップ」は、穂先の先端部分が中身の詰まったカーボンなどで作られています。

すごくしなやかで柔らかいのが特徴です。

アジがルアーに食いついた時に、ティップが「スーッ」と自然に曲がってくれるので、魚に違和感を与えにくく、食い込みが良いと言われます。

特に、活性が低い時や、アタリが小さい豆アジ狙いの時なんかに有利ですね。

ティップの動きでアタリを見る「目感度」にも優れています。

一方、「チューブラーティップ」は、穂先まで中空構造になっています。

ソリッドに比べて軽くて張りがあり、感度が高いのが特徴です。

特に「コンッ」とか「カツッ」といった硬質なアタリを明確に手元に伝えてくれます。

ルアーをキビキビと操作したり、積極的にアタリを感じて掛けていく釣りスタイルに向いています。

デメリットとしては、ソリッドに比べてやや硬いので、アタリを弾いてしまうことがある点ですね。

どっちが良いかは、好みや釣り場の状況、メインにする釣り方によって変わってきます。

初心者の方には、食い込みが良くてアタリが分かりやすい「ソリッドティップ」がおすすめされることが多いですが、感度重視で「チューブラーティップ」を選ぶのもアリです。

可能であれば、実際に釣具店で両方のティップを触り比べてみると、違いが分かりやすいですよ。

アングラーズアドバイス

これも永遠のテーマだよね(笑)。

俺はどっちも好きで、状況によって使い分けてる。

ざっくり言うと、オートマチックに掛けたいならソリッド、自分で掛けてる感を味わいたいならチューブラーかな。

初心者の子には、やっぱりソリッドティップを勧めることが多いかな。

アタリが分からなくても、ティップが入るのを見てれば「あ、今食ったな」って分かるし、勝手に掛かってくれることも多いから。

ただ、アジングの「コン!」っていうアタリの気持ちよさを知っちゃうと、チューブラーの高感度も捨てがたいんだよなぁ。

迷ったら、とりあえずソリッドを選んでおけば大きな失敗はないと思うよ。

対応ルアーウェイトの確認

  • ロッドが快適に扱えるルアーの重さの範囲を示す
  • 「LURE WT: 0.5-8g」のように表記される
  • 軽すぎると投げにくい、操作しにくい
  • 重すぎるとロッド破損の原因になる
  • 主に使うジグヘッドの重さが範囲内に収まるか確認する

ロッドには、それぞれ快適に扱えるルアーの重さの範囲が決められています。

だいたいグリップの近くとかに「LURE WT: 0.5-8g」みたいな感じで書いてあるはずです。

これは、「0.5gから8gまでの重さのルアーを使うのが、このロッドには適していますよ」っていう意味ですね。

この範囲よりも軽いルアーを使うと、ロッドの反発力をうまく使えないので投げにくかったり、操作している感覚が分かりにくかったりします。

逆に、範囲よりも重いルアーを無理やり投げようとすると、最悪の場合、ロッドがポキッと折れてしまう可能性もあるので絶対にやめましょう。

アジングでは、軽いジグヘッドを使うことが多いので、下限の数値が小さい(例えば0.3gとか0.5gとか)ロッドを選ぶと、より繊細な釣りがしやすくなります。

自分がメインで使いたいジグヘッドの重さが、ロッドの対応ルアーウェイトの範囲内にしっかり収まっているか、購入前に必ずチェックするようにしてください。

上限の数値は、キャロライナリグやフロートリグ、メタルジグなど、少し重めのリグを使う可能性があるかどうかで判断すると良いでしょう。

ジグ単がメインなら、上限は5gもあれば十分なことが多いですよ。

アングラーズアドバイス

これは結構大事なポイントだよ。

特に軽い方の数字ね。

アジングって、ほんとに0. 何グラムの世界で釣果が変わることってあるんだ。

「今日は0.8gじゃないと食わないな…」みたいな。

そんな時に、対応ウェイトが「1g〜」とかのロッドだと、その0.8gのジグヘッドの存在感が分からなくて、何してるかサッパリ…ってことになりかねない。

だから、自分がよく行く釣り場で、どれくらいの重さのジグヘッドを使うことが多いか、ある程度イメージしてからロッドを選ぶのがおすすめ。

まあ、最初は1g前後がメインになると思うから、下限が0.5gとか0.6gくらいから始まってるロッドなら安心だね。

価格帯による違い

  • 低価格帯(〜1万円台): 入門に十分な性能、やや重め、感度はそれなり
  • 中価格帯(2万円〜4万円台): 軽量化、高感度素材の使用、バランスが良い、種類が豊富
  • 高価格帯(5万円〜): 最新技術、最高級素材、究極の軽さと感度、所有欲を満たす
  • 初心者はまず1万円〜2万円台のモデルから始めるのがおすすめ

アジングロッドって、安いものだと数千円から、高いものだと10万円近くするものまで、価格帯がすごく広いんです。

「値段が高い方が良いのは分かるけど、実際何が違うの?」って思いますよね。

一番大きな違いは、使われている「素材」と「技術」です。

高価格帯のロッドほど、軽くて強いカーボン素材が使われていたり、感度を高めるための特別な構造やパーツ(例えば、軽量なガイドやリールシートなど)が採用されていたりします。</

これによって、ロッド全体の「軽さ」や「感度」、「操作性」が格段に向上するんです。

持った時の軽さ、アタリの伝わり方、ルアーの操作感など、実際に使ってみるとその違いは明らかですね。

じゃあ、初心者は高いロッドを買わないとダメなのかというと、そんなことは全くありません。

最近は、1万円台、あるいはそれ以下の低価格帯のロッドでも、アジングを楽しむには十分な性能を持っているものがたくさんあります。

確かに、上位機種に比べると少し重かったり、感度が劣ったりする部分はありますが、基本的な性能はしっかりしています。

まずは、1万円から2万円台くらいの中価格帯のロッドを最初の1本として選ぶのがおすすめです。

この価格帯は、性能と価格のバランスが良く、各メーカーも力を入れているモデルが多いので、選択肢も豊富です。

使っていくうちに、自分の好みやこだわりが出てきたら、もっと高価格帯のロッドにステップアップしていくのが良いでしょう。

アングラーズアドバイス

ぶっちゃけ、最初は1万円前後のロッドで全然OK。

今の入門モデルって、昔に比べたらめちゃくちゃ性能良くなってるからね。

ちゃんとアタリも分かるし、普通にアジ釣れるよ。

高いロッドは確かに軽いし感度もすごいんだけど、その分、ちょっとした衝撃で折れやすかったり、扱いがデリケートだったりもする。

初心者のうちは、気づかないうちに竿先ぶつけちゃったりすることもあるから、まずはコスパの良いモデルで基本を覚えて、扱いに慣れてから良い竿を買う方が、結果的に長く楽しめると思うな。

2万円台まで予算を上げられるなら、かなり選択肢も広がって、満足度の高い1本が見つかるはずだよ。

アジングロッドの使い方・基本操作

  • キャスト: 周囲の安全を確認し、軽い力で竿をしならせて投げる
  • アクション: 基本は「ただ巻き」と「リフト&フォール」
  • アタリの取り方: 手元に来る「コツッ」や、ティップの動きで判断
  • アワセ: 小さく、素早く手首を返す程度でOK

お気に入りのアジングロッドを手に入れたら、いよいよ実践ですね。

ここでは、アジングロッドを使った基本的な操作を簡単に紹介します。

まずは「キャスト」。

アジングで使うルアーは軽いので、力いっぱい振りかぶる必要はありません。

ロッドのしなりを意識して、手首のスナップを効かせる感じで、シュッと投げます。

周りに人がいないか、障害物がないか、しっかり安全確認してから投げてくださいね。

次に「アクション」。

ルアーを水中でどう動かすか、ということです。

基本は「ただ巻き」。

リールをゆっくり一定のスピードで巻いてくるだけ。

これだけでもアジは結構釣れます。

もうひとつが「リフト&フォール」。

竿先をスッと持ち上げて、その後、糸を張りながらゆっくり竿先を下げていく(フォール)。

この、ルアーが沈んでいくフォールの時にアタリが出ることが多いんです。

「アタリ」は、手元に「コツッ」とか「コンッ」とか、小さい振動で伝わってきます。

あるいは、竿先が「フッ」と入ったり、逆にピタッと止まったり、ライン(糸)が不自然にたるんだり…いろんな出方があります。

アジングロッドは感度がいいので、これらの小さな変化を感じ取りやすいはずです。

アタリを感じたら「アワセ」。

魚の口に針を掛ける動作です。

アジの口は弱いので、バス釣りのように力強く合わせる必要はありません。

手首をクイッと返す程度の、小さく素早いアワセで十分です。

最初は難しいかもしれませんが、何度も繰り返すうちに、アタリを感じて、うまくアワセられるようになっていきますよ。

アングラーズアドバイス

最初はね、とにかく「ただ巻き」からやってみるのがいいよ。

投げて、ゆっくり巻くだけ。

スピードは、ジグヘッドの重さがギリギリ感じられるくらいが基本かな。

それでアタリがなかったら、ちょっと巻くのを止めてみたり、たまにチョンって竿先を動かしてみたり。

アタリの感覚は、最初は「ん?今のゴミかな?」みたいな微妙なことが多い。

でも、「怪しいと思ったら全部合わせる!」くらいの気持ちでやってると、だんだん分かってくる。

合わせは本当に「シュッ!」って感じ。

力むとバレるから気をつけてね。

数を釣るのが一番の上達の近道だよ。

アジングロッドのメンテナンス方法

  • 使用後は必ず真水で洗い流す(特にガイドとリールシート周り)
  • 柔らかい布で水分を拭き取る
  • 風通しの良い日陰でしっかり乾燥させる
  • 継ぎ目の汚れもチェックし、必要なら掃除する
  • 保管時はロッドケースに入れるか、穂先に負担がかからないように立てかける

アジングロッドは、繊細に作られているものが多いので、釣りが終わった後のメンテナンスも大切です。

ちょっとした手入れで、ロッドの性能を長持ちさせることができますよ。

海で使った後は、まず必ず「真水」でロッド全体を洗い流してください。

海水に含まれる塩分は、金属パーツ(特にガイドリングやリールシート)を錆びさせたり、ブランクス(竿本体)を劣化させたりする原因になります。

シャワーなどで、上から下へ、優しく洗い流すのがポイント。

特にガイドの根元や、リールを取り付けるリールシートの隙間などは、塩分が残りやすいので念入りに。

洗い終わったら、乾いた柔らかい布(マイクロファイバークロスなどがおすすめ)で、水気を丁寧に拭き取ります。

ゴシゴシ擦らず、優しく押さえるように拭きましょう。

その後は、すぐにケースにしまわず、風通しの良い「日陰」でしっかりと乾燥させることが重要です。

直射日光はロッドの素材を痛める可能性があるので避けてくださいね。

継ぎ竿(2ピースロッドなど)の場合は、継ぎ目の部分もチェックして、砂や汚れが付いていたら、綿棒などで優しく取り除いておきましょう。

保管する際は、付属のロッドケースに入れるか、穂先に負担がかからないように専用のロッドスタンドなどに立てかけておくのがベストです。

壁に立てかける場合は、穂先が曲がらないように注意してください。

これを毎回やるだけで、大切なロッドと長く付き合っていけますよ。

アングラーズアドバイス

メンテナンスって面倒くさいって思うかもしれないけど、これやるのとやらないのとでは、ロッドの寿命が全然違うからね。

特にガイド!ここは塩ガミしやすいから、重点的に水洗いしてほしい。

家に帰ったら、風呂場に持ち込んで、ぬるま湯のシャワーでジャーっと流すのが一番手っ取り早いかな。

洗剤とかは使わなくてOK。

拭き取りも、古いTシャツとかでもいいから、ちゃんと水気を取ってあげること。

あと、乾燥させる時に、たまにガイドにサビ防止のスプレーをシュッとしておくと、さらに長持ちするよ。

大事な相棒だから、ちゃんと労ってあげようぜ。

アジングロッドのおすすめ5選

さて、ここまでアジングロッドの選び方や使い方について解説してきました。

最後に、初心者の方にもおすすめのアジングロッドを5本、厳選してご紹介します。

どれも人気があって実績のあるモデルばかりなので、最初の1本を選ぶ際の参考にしてみてください。

ダイワ 20 月下美人 アジング(68L-S)

  • 長さ: 6ft 8in (2.03m)
  • 硬さ: L (ライト)
  • ティップ: ソリッドティップ
  • 対応ルアーウェイト: 0.5-8g
  • 特徴: 高感度メガトップ、軽量設計、ネジレに強いブレーディングX

ダイワの人気アジングブランド「月下美人」のエントリーモデルです。

「68L-S」は、長さ6フィート8インチ、硬さL(ライト)、そして食い込みの良いソリッドティップ(S)を採用した、まさにアジングのど真ん中を行くスペック。

漁港や堤防など、様々なシチュエーションに対応できる汎用性の高さが魅力ですね。

ダイワ独自のカーボンソリッド穂先「メガトップ」を搭載していて、アジの繊細なアタリを目感度・手感度の両方で捉えやすいのが特徴です。

ブランクスのネジレを防ぐ「ブレーディングX」という補強構造も採用されているので、キャスト時のブレが少なく、シャープな振り心地を体感できます。

上位機種にも使われている技術が投入されていながら、価格は抑えめなので、コスパは抜群に良いと言えるでしょう。

デザインもシンプルでかっこいいので、見た目から入りたい初心者の方にもおすすめです。

最初の1本として選んで、まず間違いないモデルのひとつですね。

アングラーズアドバイス

月下美人はやっぱり定番中の定番だよね。

この68L-Sは、長さといい硬さといい、本当にバランスが良い。

ソリッドティップだから、初心者の子でもアタリが分かりやすいと思うし、オートマチックに掛かってくれる感じもある。

それでいて、メガトップのおかげで感度も悪くないんだよね。

1g前後のジグ単をメインに、たまにちょっと重めのキャロとかも使ってみたい、なんて人にはピッタリじゃないかな。

ダイワっていうブランドの安心感もあるし、買って後悔することはまずないと思うよ。

迷ったらコレ!って言える一本だね。

メジャークラフト21 鯵道5G(AD5-S622L/AJI)

  • 長さ: 6ft 2in (1.88m)
  • 硬さ: L (ライト)
  • ティップ: ソリッドティップ
  • 対応ルアーウェイト: 0.2-3g
  • 特徴: R360構造、T1100Gカーボン、軽量・高感度設計

コストパフォーマンスの高さで人気のメジャークラフトが放つ、本格派アジングロッド「鯵道5G」。

この「AD5-S622L/AJI」は、近距離戦や港内での釣りに特化したショートレングスモデルです。

6フィート2インチという短さは、抜群の操作性を生み出し、特に1g以下の超軽量ジグヘッドの操作を得意とします。

このロッドのすごいところは、上位機種にも採用される東レの最新カーボン「T1100G」と、カーボンの繊維方向を縦・横・斜めに配置した「R360構造」を採用している点。

これにより、上位機種に迫る軽さと感度、そしてパワーを実現しています。

対応ルアーウェイトが0.2gからと、非常に軽いリグに対応しているのも、豆アジ狙いやタフコンディション下で武器になりますね。

シャープで高感度な使用感を求める初心者の方や、すでに1本持っていて、近距離戦用のサブロッドを探している方にもおすすめです。

価格を考えると、驚くほどのスペックを持ったロッドですよ。

アングラーズアドバイス

メジャクラの鯵道5G、これマジでコスパやばいよ。

使ってる素材とか構造、普通はこの値段じゃありえないレベル。

この622Lは短いから、漁港の常夜灯周りとかで足元をネチネチ探る釣りに最高。

めちゃくちゃ軽いし、感度もビンビン。

0. 何グラムっていう軽いジグヘッドでも、しっかり重みを感じて操作できる。

ただ、ちょっと硬めでパッツン系(ファストテーパー気味)だから、アタリを弾きやすいって感じる人もいるかも。

そこは慣れかな。

積極的に掛けていく釣りが好きな人には、たまらない一本だと思う。

テンリュウ ルナキア(LK632S-LMLS)

  • 長さ: 6ft 3in (1.90m)
  • 硬さ: L/ML (ライト/ミディアムライト)
  • ティップ: ソリッドティップ
  • 対応ルアーウェイト: MAX 5g (ジグ単), MAX 7g (リグ)
  • 特徴: マグナフレックス製法(ソリッド部L、バット部ML)、西陣織カーボンパイプ

質実剛健なロッド作りで定評のあるテンリュウ(天龍)。

そのライトゲームロッドシリーズが「ルナキア」です。

この「LK632S-LMLS」は、ちょっと面白い特徴を持っています。

ティップ部分はL(ライト)パワー相当の繊細なカーボンソリッドで、食い込みの良さを重視。

一方で、ベリーからバットにかけてはML(ミディアムライト)相当のパワーを持たせています。

これはテンリュウ独自の「マグナフレックス製法」によるもので、繊細なティップでアタリを取り、掛けた後はMLパワーのバットでしっかり魚を寄せることができるという、まさに良いとこ取りの設計なんです。

6フィート3インチというレングスは、港内での取り回しも良く、ジグ単から少し重めのリグまで幅広く対応できます。

グリップ部分には、見た目にも美しい「西陣織カーボンパイプ」が使われており、所有欲も満たしてくれます。

少し価格帯は上がりますが、長く使える良いものを最初に選びたい、という初心者の方には非常におすすめできる1本です。

アングラーズアドバイス

テンリュウのルナキア、これはね、玄人好みというか、分かる人には分かる良さがあるロッドだね。

派手さはないんだけど、作りが本当に丁寧で、使っていて安心感がある。

このLMLSは、ティップは柔らかいのにバットはしっかりしてるから、豆アジのついばむようなアタリも取れるし、不意にデカいのが掛かっても余裕で対応できる。

ソリッドティップだけど、感度もかなり良いよ。

ちょっと値段はするけど、その価値は十分にある。

「made in Japan」にこだわりたい人とか、他の人とはちょっと違う、良い道具を長く使いたいって人には、ぜひ候補に入れてほしいな。

がまかつ ラグゼ 宵姫 爽(S58FL-solid)

  • 長さ: 5ft 8in (1.73m)
  • 硬さ: FL (フェザーライト)
  • ティップ: ソリッドティップ
  • 対応ルアーウェイト: 0.1-3g
  • 特徴: 超軽量・高感度設計、ショートレングス、ソリッドティップ

最高峰の釣り具メーカーとして知られる、がまかつ。

そのライトゲームブランド「ラグゼ 宵姫」シリーズの中でも、比較的手に取りやすい価格帯を実現したのが「宵姫 爽(よいひめ そう)」です。

この「S58FL-solid」は、シリーズ最短の5フィート8インチというウルトラショートレングス。

そして、「FL(フェザーライト)」という、がまかつ独自の表記が示す通り、羽のように軽い操作感が最大の特徴です。

対応ルアーウェイトも0.1gからと、まさに究極の豆アジスペシャルと言えるスペック。

高弾性のソリッドティップは、ごくわずかなアタリも明確に捉え、ショートレングスと相まって、まるで指先でアタリを感じているかのようなダイレクトな感度をもたらします。

取り回しの良さは言うまでもなく、キャスト精度も非常に高いです。

常夜灯周りでの近距離戦や、足元の壁際を探るような釣りで、その真価を発揮するでしょう。

アジングの「感じて掛ける」楽しさを、とことん追求したいストイックな初心者の方や、すでに他の長さのロッドを持っていて、超近距離・豆アジ用の一本を探している方におすすめです。

アングラーズアドバイス

宵姫シリーズは、アジングロッドの中でも最高峰って言われることが多いけど、この「爽」は頑張って手の届く価格にしてくれたモデルだね。

それでも、がまかつらしい軽さと感度はしっかり受け継いでる。

このS58FLは、もう「変態的」って言ってもいいくらい短い(笑)。

でも、この短さが生み出すダイレクト感は、一度味わうと病みつきになるよ。

本当に軽いジグヘッド、例えば0.4gとか0.2gとかを、自分の意のままに操れる感じ。

アタリも「コン!」じゃなくて「コッ」くらいに感じる(笑)。

ただ、汎用性は低いから、最初の1本にはちょっと勇気がいるかも。

完全に近距離・豆アジ特化型だね。

シマノ 23 ソアレBB(S64UL-S)

  • 長さ: 6ft 4in (1.93m)
  • 硬さ: UL (ウルトラライト)
  • ティップ: ソリッドティップ (タフテックα)
  • 対応ルアーウェイト: 0.3-6g
  • 特徴: ハイパワーX、タフテックαティップ、ブリッジライクシート

シマノのライトソルトゲームブランド「ソアレ」。

その入門〜中級者向けモデルが「ソアレBB」シリーズです。

2023年にモデルチェンジされ、さらに性能が向上しました。

この「S64UL-S」は、6フィート4インチのウルトラライト(UL)パワー、ソリッドティップ(S)という、アジングの基本に忠実なスペック。

特に注目したいのは、シマノ独自の高強度ソリッドティップ「タフテックα」を採用している点。

しなやかで食い込みが良いだけでなく、通常のソリッドティップよりも強度が高く、巻き込みなどによる不意の破損リスクを低減してくれます。

これは初心者にとって、かなり嬉しいポイントですよね。

ブランクスには、ネジレに強い「ハイパワーX」構造を採用し、キャスト精度や操作性を向上。

リールシートには、感度を高める「ブリッジライクシート」が搭載されています。

6フィート4インチという長さは、港内での取り回しと、ある程度の飛距離を両立できる絶妙な設定。

ULパワーなので、1g以下の軽量ジグヘッドも扱いやすく、豆アジの繊細なアタリも捉えやすいです。

信頼のシマノ製で、性能も十分、そして扱いやすさも考慮されているので、安心して使える最初の1本として非常におすすめです。

アングラーズアドバイス

シマノのソアレBB、これも間違いない入門ロッドだね。

特に新しい23モデルは、上位機種の技術が結構降りてきてて、コスパがさらに良くなった印象。

このS64UL-Sは、まさに「アジング入門の王道」って感じのスペック。

ULパワーでタフテックαのソリッドティップだから、軽いジグヘッドを扱いやすくて、アタリも分かりやすい。

しかもタフテックαは、普通のソリッドよりちょっと強度があるから、万が一、穂先を巻き込んじゃったりしても、ポキッといきにくいっていう安心感があるのが良いよね。

ハイパワーXのおかげで、投げやすいし、操作もしやすい。

シマノ派の人はもちろん、どこのメーカーにしようか迷ってる人にも、自信を持っておすすめできる一本だよ。

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