アジング向けベイトロッドおすすめ5選!活かせる釣り方や選び方を解説!

アジングタックルといえば、スピニングが定番中の定番。

軽いリグを扱いやすく、トラブルも少ない…

確かにその通りなんですが、ちょっと待ってください!

最近、じわじわと注目を集め、コアなアングラーを虜にしているのが「ベイトタックル」を使ったアジング、通称「ベイトアジング」なんです。

「え?アジングでベイト?難しそう…」なんて声が聞こえてきそうですが、スピニングにはない独特の魅力とメリットがそこにはあります。

この記事では、そんなベイトアジングの世界に足を踏み入れたい、ベイトロッドってどうなの?と気になっているあなたへ、その魅力から専用ベイトロッドの選び方、そしておすすめモデルまで、徹底的に解説していきます。

新たなアジングの扉を開いてみませんか?

なぜ今アジングで「ベイト」?そのメリットを探る

  • 手返しの向上:クラッチ操作で素早いフォールと再キャストが可能
  • フォール中のアタリ感知:ラインに直接触れやすく、ダイレクトにアタリを感じ取れる
  • 太いラインの扱いやすさ:フロロカーボンなど、スピニングでは扱いにくいラインも使いやすい
  • キャスト精度の向上:ピンポイントを狙い撃ちしやすい
  • パワーファイト:太軸フックを使った際のフッキングや、根に潜られそうな時のやり取りで有利
  • 独特の操作感:スピニングとは違う、ダイレクトでマニュアルな感覚が楽しい

スピニングタックルが主流のアジングにおいて、あえてベイトタックルを選ぶ理由はどこにあるのでしょうか?

そのメリットを探ってみましょう。

まず挙げられるのが「手返しの良さ」。

ベイトリールはクラッチを切るだけでスプールがフリーになり、仕掛けを素早くフォールさせることができます。

着底後や誘いの後、すぐにクラッチを切って再フォール、あるいは素早く巻き上げて次のキャストへ、という一連の動作が、スピニングリールのベール操作よりもスムーズかつスピーディーに行えます。

次に「フォール中のアタリの取りやすさ」。

ベイトタックルでは、リールをパーミングし、ラインに指を添えながらフォールさせることが容易です。

これにより、ラインを通じて伝わる「コツッ」というアタリはもちろん、「フッ」とラインテンションが抜けるような微細なアタリも、よりダイレクトに感じ取ることができます。

また、ベイトリールは構造上、スピニングリールよりも太いライン、特にフロロカーボンラインなどを扱いやすいというメリットもあります。

根ズレが気になるポイントなどで、少し太めのフロロを通しで使いたい場合などに有効です。

さらに、慣れは必要ですが、サミングによって、スピニングよりも高い精度でピンポイントにルアーをキャストできるとも言われています。

そして、トルクフルな巻き上げが可能なので、太軸フックをしっかり貫通させたい時や、根に潜られそうな場面でのパワーファイトにも有利です。

何より、スピニングとは全く異なる、ダイレクトでマニュアル感あふれる操作感そのものが、ベイトアジングの大きな魅力と言えるでしょう。

アングラーズアドバイス

ベイトアジング、面白いぞー!

最初は「軽いルアー投げれるの?」とか「バックラッシュ怖い…」って思うかもしれないけど、慣れれば全然大丈夫。

特にフォールのアタリがめっちゃ分かりやすい!

ラインに触れてる指先に「コンッ」てくる感じ、あれはスピニングじゃなかなか味わえない感覚かも。

手返しも良いし、なんかこう、自分で釣ってる感が強いんだよね。

スピニングにマンネリ感じてる人とか、ちょっと違うアジングやってみたい人には、ぜひ挑戦してみてほしいな!

ベイトアジングロッドの基本構造

ベイトアジングを楽しむためには、当然ながらベイトリールに対応した専用のロッドが必要になります。

スピニングロッドとは、見た目も構造も大きく異なる点がいくつかあります。

リールを握り込む「トリガー」

  • リールシートの下側に付いている指をかける突起
  • ベイトリールをパーミングしやすくするためのもの
  • キャスト時やファイト時に、ロッドをしっかりホールドできる
  • スピニングロッドには付いていない、ベイトロッド最大の特徴

ベイトロッドをパッと見て、スピニングロッドと最も違うのが、リールシートの下側に付いているトリガーと呼ばれる突起です。

これは、ベイトリールを手のひらで包み込むように握るパーミングという持ち方をする際に、人差し指などを引っ掛けて、ロッドとリールをしっかりとホールドしやすくするためのものです。

このトリガーがあるおかげで、キャストの際にロッドを振り抜いたり、魚とのファイト中に力を込めてロッドを操作したりする時にも、手の中でタックルがズレたり回転したりするのを防ぐことができます。

スピニングロッドにはこのトリガーはなく、リールフットを指で挟むようにして持つのが一般的です。

このトリガーの存在が、ベイトロッドの見た目と操作感を特徴づける、最も大きな要素と言えるでしょう。

アングラーズアドバイス

そう、この「トリガー」があるのがベイトロッドの証!

これがあるから、ベイトリールをガシッと握り込めるんだよね。

スピニングみたいに指で挟むだけじゃなくて、手のひら全体でタックルを支える感じ。

キャストの時とか、魚とやり取りしてる時とか、このトリガーがあるとないとじゃ、安定感が全然違うんだ。

まあ、見た目的に好き嫌いはあるかもしれないけど、機能的には超重要なパーツだよ。

特徴的な「ガイドセッティング」

  • ガイドがロッドの上側に付いている
  • 小口径ガイドが、数多く配置される傾向
  • スパイラルガイド(ガイドが螺旋状に配置される)セッティングも多い
  • ラインがブランクスに触れるのを防ぎ、感度やパワーロスを軽減する目的

もう一つの大きな違いが「ガイド」の取り付けられ方です。

スピニングロッドは、リールが下向きになるため、ガイドも下側に取り付けられていますよね。

一方、ベイトロッドはリールが上向きになるため、ガイドもロッドの上側に取り付けられています。

また、ガイドの大きさや数、配置のされ方も特徴的です。

ベイトリールはスプールからラインが直線的に放出されるため、スピニングロッドのような大きな元ガイド(バットガイド)は必要なく、比較的小さな口径のガイドが、スピニングロッドよりも数多く配置される傾向があります。

さらに、ベイトアジングロッドでよく見られるのが「スパイラルガイド」セッティングです。

これは、リールに近い部分のガイドは上向きですが、途中からガイドがねじれるように配置され、ティップ付近では下向きになる、という特殊なセッティングです。

これには、ロッドが曲がった時にラインがブランクスに接触するのを防ぎ、感度の低下やパワーロスを軽減したり、ティップへの糸絡みを防いだりする効果があると言われています。

もちろん、スパイラルではなく、直線的に上向きにガイドが配置されているベイトロッドもあります。

このガイドセッティングの違いも、ベイトロッドならではの性能を引き出すための重要な要素なのです。

アングラーズアドバイス

ガイドが上向いてるのがベイトロッドの基本だね。

で、アジング用とかのライトなやつだと、やたら小さいガイドがいっぱいついてる感じ。

スパイラルガイドは、見た目「なんじゃこりゃ!?」って思うかもしれないけど、あれはあれでちゃんと意味があるんだ。

ラインが竿にペタってくっつくの防いでくれるから、感度が良くなったり、ファイト中に有利になったりするらしい。

まあ、ストレートガイドでも全然問題ないけど、こういうガイドセッティングの違いも、ベイトロッドの面白いところだね。

ベイトアジングロッド選びで押さえたい重要ポイント

ベイトアジングロッドならではの基本構造が分かったところで、次は実際にロッドを選ぶ際に、どんな点に注目すれば良いのか、重要なポイントを見ていきましょう。

スピニングロッド選びとは少し異なる視点も必要になります。

長さ:取り回し重視のショートレングスが基本

  • 5フィート台~6フィート前半(約1.6m~1.9m)が主流
  • 取り回しが良く、キャスト精度を高めやすい
  • 軽量リグの操作性が向上する
  • 港湾部や小規模な漁港など、狭い場所でも扱いやすい
  • 長すぎるとベイトタックルのメリットが活かしにくい場合も

ベイトアジングロッドの長さは、スピニングロッドと比べると、やや短めのものが主流です。

具体的には、5フィート台から6フィート前半(約1.6m~1.9m)くらいの長さが多く見られます。

これには理由があります。

ベイトタックルは、手首のスナップを効かせたコンパクトなキャストフォームで、ピンポイントを狙うのが得意です。

短いロッドの方が、取り回しが良く、こうした正確なキャストを決めやすくなります。

また、ロッドが短い方が、手元での操作がダイレクトにルアーに伝わりやすく、軽量なリグの操作性も向上します。

港湾部や常夜灯周り、小規模な漁港など、比較的近距離で、正確なキャストと繊細な操作が求められるアジングのシチュエーションにおいて、このショートレングスは大きなメリットとなります。

もちろん、飛距離を重視する場合はもう少し長いロッドも選択肢になりますが、あまり長すぎると、ベイトタックルのメリットである操作性の良さや、手返しの良さが活かしにくくなる可能性もあります。

まずは、6フィート前後の長さを基準に、自分の釣り場やスタイルに合わせて選ぶのが良いでしょう。

アングラーズアドバイス

ベイトアジングロッドって、なんか短いのが多いよね。

でも、あれはちゃんと理由があるんだ。

短い方が、シュッ!って手首で投げやすいし、細かいアクションもつけやすい。

特に港湾とかだと、長い竿って邪魔になることもあるしね。

5フィート台とか使うと、なんかもう、自分の腕の延長みたいな感覚で操作できるよ。

最初はちょっと短く感じるかもしれないけど、慣れるとこの短さが病みつきになるかも!?

まあ、迷ったら6フィート前後が無難かな。

硬さ(パワー):扱うリグに合わせたL~MLクラス?

  • UL(ウルトラライト)~L(ライト)クラスが中心(ベイトフィネス)
  • ML(ミディアムライト)クラスは、やや重めのリグやパワーファイト向け
  • スピニングのULよりは、少し張りがあることが多い?
  • 柔らかすぎるとキャストが難しくなる場合も
  • メインで使うルアーの重さに合わせることが重要

ロッドの硬さ(パワー)については、スピニングのアジングロッドと同様に、UL(ウルトラライト)やL(ライト)といった、比較的柔らかいクラスが中心となります。

これは、アジングで使うルアーが軽量であることと、アジの小さなアタリを感じ取り、口切れさせずにフッキングさせるためです。

特に、1g~5g程度の軽量リグを快適にキャストし、操作するためには、ロッドティップがしなやかに入り、しっかりとルアーの重みを乗せて投げられるような、ベイトフィネスに対応したロッドを選ぶ必要があります。

ただし、スピニングロッドのULクラスと比べると、ベイトロッドのULやLクラスは、ベリーからバットにかけて、少し張りを持たせている設計が多いかもしれません。

これは、キャスト時にバックラッシュを防いだり、フッキングパワーをしっかりと伝えたりするためと考えられます。

あまりにロッド全体が柔らかすぎると、キャストが安定しなかったり、アワセが効かなかったりする可能性があるからです。

もし、プラグやメタルジグ、少し重めのキャロライナリグなど、10g前後のルアーも使いたい場合や、尺アジ以上のサイズを想定したパワーファイトを楽しみたい場合は、ML(ミディアムライト)クラスのロッドも選択肢に入ってきます。

自分がメインで使うルアーの重さや、ターゲットとするアジのサイズに合わせて、最適な硬さを選びましょう。

アングラーズアドバイス

硬さ選びは、スピニングよりちょっと難しいかも。

基本はULかLなんだけど、メーカーによって結構硬さの基準が違うんだよね。

スピニングのULの感覚でベイトのUL選ぶと、「あれ?思ったより硬いな」って感じることもある。

柔らかすぎても投げにくいし、硬すぎても軽いルアー扱えないし…。

だから、適合ルアーウェイトの下限値とか、ティップの入り具合とかを、スペック表やレビューでしっかりチェックするのが大事。

まあ、最初はLクラスあたりが無難かもしれないね。

テーパー:感度と操作性を左右するファストテーパー

  • ファストテーパー、エクストラファストテーパーが主流
  • ティップが繊細で、ベリー・バットはしっかりしている調子
  • 感度が高く、小さなアタリも捉えやすい
  • ルアーの操作性が良く、細かいアクションをつけやすい
  • フッキングレスポンスが良い

ロッドの曲がり方の特性を示すテーパーは、ベイトアジングロッドにおいても、スピニングと同様にファストテーパーやエクストラファストテーパーといった、いわゆる先調子が主流です。

これは、ティップ部分がしなやかに曲がり、ベリーからバットにかけては張りのある、しっかりとした調子のことです。

先調子のロッドは、ティップが繊細なため、アジの「コツッ」という小さなアタリや、ラインテンションの変化を明確に捉えやすいという、高い感度を持っています。

また、ロッドティップの反発力を利用して、軽い力でルアーにアクションを伝えやすく、チョンチョンと誘ったり、リフト&フォールさせたりといった操作性にも優れています。

さらに、アタリがあった時にアワセを入れると、ティップの先のベリー・バット部分のパワーが素早く立ち上がり、しっかりとフックを貫通させることができるため、フッキングレスポンスが良いというメリットもあります。

これらの特性は、軽量リグを扱い、繊細なアタリを取って掛けていくアジングにおいて非常に重要であり、ベイトアジングロッドにおいても、このファストテーパー系の調子が基本となります。

アングラーズアドバイス

テーパーは、まあアジングロッドなら、だいたいファストかエクストラファストだよね。

あのティップの繊細さが無いと、アジングは始まらない!

ベイトロッドでも、それは同じ。

ティップでアタリ取って、ベリー・バットで掛ける!みたいな。

ティップが柔らかい方が、軽いルアーも投げやすいしね。

だから、ロッド選ぶ時は、ちゃんとティップが繊細な先調子になってるか、確認しよう。

メーカーによって「〇〇テーパー」って書いてあるから、チェックしてみて!

適合ルアーウェイト:軽量リグを扱えるか?

  • 扱えるルアーウェイトの範囲(例:1g~7g)を必ず確認
  • 特に「下限ウェイト」が重要。1g台を扱えるかが鍵
  • ベイトフィネス性能を示す指標の一つ
  • 自分がメインで使うリグの重さが、適合範囲内にあるか

ベイトアジングロッド選びで、特にシビアにチェックしたいのが「適合ルアーウェイト」の表記です。

これは、そのロッドが快適に扱うことができるルアーの重さの範囲を示しています。

アジングでは、1g程度の軽量なジグヘッドを使うことも多いですよね。

ベイトタックルでこのような軽いルアーをキャストするのは、スピニングタックルよりも技術的に難易度が高く、ロッド自体にもそれに対応した性能が求められます。

そのため、適合ルアーウェイトの表記の中でも、特に「下限のウェイト」が何グラムになっているかが非常に重要になります。

例えば、「適合ルアーウェイト:1g~7g」と表記されていれば、1gのジグヘッドも扱える設計になっている、ということになります。

もし、「適合ルアーウェイト:3g~15g」といった表記であれば、そのロッドはアジングのジグ単のような軽い釣りには向いておらず、もう少し重いルアーを使うことを想定したロッドである可能性が高いです。

自分がメインで使いたいジグヘッドやルアーの重さが、そのロッドの適合ルアーウェイトの範囲内、特に下限値をクリアしているかどうかを、必ず確認するようにしましょう。

これが、そのロッドがベイトフィネス(アジング)に対応しているかどうかを見極める、重要な指標の一つとなります。

アングラーズアドバイス

これ、めっちゃ大事!

ベイトロッドって、バス用とか他の釣り用のもいっぱいあるから、間違ってアジングには重すぎるルアー用のやつ買っちゃうと、もう全然軽いジグヘッドとか投げられないからね。

必ずスペック表の適合ルアーウェイトを見て、「下限が何グラムからか?」をチェック!

最低でも2g、できれば1gとか1.5gから投げれるやつじゃないと、アジングのジグ単とかは厳しいと思う。

ここ見落とすと、マジで後悔するから気をつけて!

キャスト性能:ベイトフィネスとしての性能

  • 軽量ルアーを低弾道で、スムーズにキャストできるか
  • バックラッシュしにくい、安定したキャストフィール
  • ロッドのしなり、ティップの反発力、ガイドセッティングなどが影響
  • ベイトフィネスリールとの組み合わせが前提
  • 可能であれば、実際に試投してみるのが理想

適合ルアーウェイトの下限値をクリアしていることに加え、実際に軽量ルアーをストレスなくキャストできるか、という「キャスト性能」も重要なポイントです。

特にベイトタックルで軽いルアーを投げる場合、スピニングのようにただ投げれば飛んでいく、というわけにはいきません。

ロッドのしなりをしっかりと活かし、ティップの反発力を使って、スムーズにルアーを押し出すようなキャストが求められます。

また、キャスト時にスプールが過回転してラインがぐちゃぐちゃになる「バックラッシュ」というトラブルが起こりやすいのもベイトタックルの特徴です。

優れたベイトアジングロッドは、軽量ルアーでもしっかりとロッドが曲がり、その反発力を利用して低弾道でスムーズにルアーを射出できるようなブランクス設計になっています。

また、適切なガイドセッティングによって、ライン放出時の抵抗を減らし、バックラッシュのリスクを低減する工夫もされています。

もちろん、これらのキャスト性能は、高性能な「ベイトフィネスリール」との組み合わせがあって初めて最大限に発揮されるものです。

リール側のブレーキ性能も非常に重要になります。

ロッド単体でキャスト性能を判断するのは難しい部分もありますが、メーカーの謳い文句や、インプレッション記事、レビューなどを参考に、「軽量ルアーが投げやすい」「バックラッシュしにくい」といった評価があるかどうかを確認するのも良いでしょう。

もし可能であれば、釣具店などで実際に試投させてもらうのが、キャストフィールを確かめる最も確実な方法です。

アングラーズアドバイス

ベイトで軽いルアー投げるのって、最初はちょっとコツがいるんだよね。

スピニングみたいに力任せに投げると、すぐバックラッシュしちゃう。

ロッドのしなりを上手く使って、フワッて感じで投げるのがポイント。

で、良いベイトフィネスロッドって、それがすごくやりやすいように出来てるんだ。

ちゃんと曲がって、ちゃんと反発して、軽いルアーを気持ちよく飛ばしてくれる。

こればっかりは、言葉で説明するより、実際に投げてみるのが一番分かりやすいんだけどね。

ベイトフィネスリールとの相性も大事だから、セットで考えるのが基本だよ!

スピニングロッドはベイトアジングに使えるの?

  • 基本的には使用不可
  • リールシートの形状が違う(トリガーがない)ため、リールを保持できない
  • ガイドの向き、数、セッティングが全く異なる
  • 無理に使おうとすると、ライントラブル多発、性能低下、破損のリスクも
  • 必ずベイトリールにはベイトロッドを組み合わせる

時々、「スピニングロッドにベイトリールって付けられるの?」という質問を聞くことがありますが、結論から言うと、基本的には「使用不可」です。

理由はいくつかあります。

まず、最も大きな違いはリールシートの形状です。

ベイトロッドには、リールをしっかり握り込むための「トリガー」が付いていますが、スピニングロッドにはこれがありません。

トリガーがないスピニングロッドにベイトリールを取り付けても、安定して保持することができず、キャストもままなりません。

次に、ガイドのセッティングが全く異なります。

スピニングロッドのガイドは下向きに、ベイトロッドのガイドは上向き(またはスパイラル)に付いています。

ラインの放出特性が異なるリールに合わせて、それぞれ最適化されたガイド径、数、配置になっているため、スピニングロッドにベイトリールを組み合わせると、ラインがガイドに過剰に干渉し、飛距離が著しく低下したり、ライントラブルが多発したりします。

最悪の場合、ロッドやガイドに無理な負荷がかかり、破損してしまうリスクもあります。

「もったいないから流用できないかな…」と考える気持ちも分かりますが、安全に、そして快適に釣りを楽しむためには、必ずベイトリールにはベイトロッド、スピニングリールにはスピニングロッドを組み合わせるようにしましょう。

これはアジングに限らず、全てのルアーフィッシングにおける基本中の基本です。

アングラーズアドバイス

これはね、絶対にやっちゃダメなやつ!

たまに無理やり付けてる人いるけど、まずちゃんと投げられないし、トラブルばっかり起きるし、最悪ロッド折れる可能性もあるからね。

リールシートの形もガイドの向きも全然違うんだから、そりゃそうだよね。

「ベイトやりたいな」って思ったら、ケチらずにちゃんとベイトロッドを買おう!

それが結局、一番安全で、一番楽しめる方法だからさ!

逆(ベイトロッドにスピニングリール)もダメだからね!

ベイトタックルが活きるアジングの釣り方

  • ジグ単(特にボトム、ストラクチャー周り、フォール主体)
  • プラグ(小型ミノー、シンペン、トップウォーターなど)
  • メタルジグ(マイクロメタルジグ)
  • マイクロワインド
  • テキサスリグ、フリーリグ
  • 手返し重視の数釣り

では、ベイトタックルは、具体的にどんなアジングの釣り方でそのメリットを活かすことができるのでしょうか?

まず、ジグ単の釣り。

特に、ボトム(海底)付近を丁寧に探ったり、ストラクチャー周りをタイトに攻めたり、あるいはフォール中のアタリを集中して狙ったりするような場面では、ベイトタックルのダイレクトな操作感やフォール感度が活きてきます。

ただし、1g以下の超軽量ジグヘッドを扱うのは、スピニングに比べて難易度が高い点は否めません。

次に、プラグを使った釣り。

小型ミノーやシンキングペンシル、トップウォータープラグなどを、一定速度で巻いたり、トゥイッチやジャークといったアクションを加えたりする際に、ベイトタックルの操作性の良さや、安定したリーリングが役立ちます。

メタルジグも同様です。

マイクロメタルジグを遠投し、リフト&フォールやただ巻きで誘う釣りにおいて、ベイトタックルの手返しの良さや、フォールコントロールのしやすさがメリットになります。

ワインド釣法をライトにした「マイクロワインド」も、ロッドをシャクる動作とリーリングを組み合わせるため、ベイトタックルの操作性が活きる釣り方の一つです。

さらに、アジングの外道としてよく釣れるカサゴやメバルといった根魚を、テキサスリグやフリーリグで狙う場合にも、ベイトタックルのパワーや太いラインの扱いやすさが有利に働きます。

そして、アジの活性が高く、次々とキャストして数を釣りたいような手返し重視の場面では、ベイトタックルのクラッチ操作によるスピーディーな展開が、釣果アップに繋がることもあります。

このように、ベイトタックルは、特定の釣り方やシチュエーションにおいて、スピニングタックルにはないメリットを発揮してくれるのです。

アングラーズアドバイス

ベイトって、なんか「点で釣る」みたいなイメージがあるかな。

ピンポイントに投げて、フォールで食わせる、みたいな。

だから、ストラクチャー周りとか、ボトムの変化とかを、ネチネチ探るのが得意な気がする。

プラグとかメタルジグも、操作してて楽しいよ。

あと、個人的にはフリーリグとかで根魚狙うのにもよく使ってる。

まあ、結局は好みなんだけど、スピニングとは違う攻め方ができるのがベイトの面白いところだね!

アジング向けベイトロッドについておすすめ5選

さあ、ベイトアジングの世界に飛び込む準備はできましたか?

ここでは、軽量リグを扱いやすく、アジングに最適な性能を持つ、おすすめのベイトロッドを5本厳選してご紹介します。

各モデルの特徴を比較して、あなたのスタイルに合った最高のパートナーを見つけてください!

アブガルシア ソルティーステージプロトタイプ(XAJC-552ULT-BF)

  • アブガルシアのソルトウォーターロッド最高峰「ソルティーステージプロトタイプ」
  • 軽さと感度、強度を高次元で実現する「TAF(Triarchy Force)製法」ブランクス
  • 軽量なチタンフレームSIC-Sガイドをマイクロガイドセッティングで搭載
  • 5フィート5インチの超ショートレングスで、究極の操作性を追求
  • 0.8gからの軽量リグに対応するベイトフィネス特化モデル

アブガルシアの持てる技術を結集した、ソルトウォーターロッドのフラッグシップシリーズ「ソルティーステージプロトタイプ」。

そのアジング・ベイトフィネスモデルが、このXAJC-552ULT-BFです。

最大の特徴は、設計、素材、製法の全てを見直した「TAF(Triarchy Force)製法」を採用したブランクス。

これにより、従来モデルよりも大幅な軽量化と感度向上、そして強度アップを実現しています。

ガイドには、軽量でライン滑りの良いチタンフレームのSIC-Sガイドを、小口径ガイドを密に配置するマイクロガイドセッティングで搭載し、感度とキャスト精度の向上に貢献しています。

5フィート5インチという超ショートレングスは、手首を使ったキャストや、トゥイッチなどの細かなロッドワークを意のままに行える、究極の操作性をもたらします。

適合ルアーウェイトは0.8gからとなっており、まさに軽量ジグヘッドを扱うベイトフィネスアジングに特化した設計。

自重も80gと非常に軽量です。

価格はフラッグシップ相応に高価ですが、軽さ、感度、操作性、その全てにおいて最高レベルを求める、妥協を知らないベイトアジンガーにおすすめしたい一本です。

アングラーズアドバイス

ソルティーステージプロトタイプ、これはもうアブの本気って感じだね!

TAF製法のブランクスは、軽くて感度ビンビンらしい。

チタンガイド使ってたり、マイクロガイドセッティングだったり、もう高級パーツてんこ盛り。

5フィート5インチって、めちゃくちゃ短いけど、その分、自分の手で直接ルアーを操作してるみたいな感覚が味わえるんだろうな。

0.8gから投げれるってのも凄い。

値段も凄いけど(笑)、一度は使ってみたい、憧れのロッドの一つだね!

ダイワ 月下美人 AIR(63XULB-T・W)

  • ダイワのライトソルトゲームブランド「月下美人」の軽量・高感度ベイトロッド
  • 軽量・高感度カーボン「HVFナノプラス」と、ネジレを防ぐ「X45」構造を採用
  • ティップには高感度ソリッド「メガトップ」を搭載
  • ガイドには軽量・高感度な「AGS(エアガイドシステム)」を採用
  • 6フィート3インチのXULクラスで、1gからの軽量リグに対応

ダイワのライトソルトゲームにおける中心ブランド「月下美人」。

その中でも「AIR」の名を冠するモデルは、特に軽量性と感度を追求したシリーズです。

この63XULB-T・Wは、月下美人AIRシリーズのベイトフィネスモデル。

ブランクスには、軽量でありながら強度と感度に優れたカーボン素材「HVFナノプラス」を採用し、さらにネジレを抑制してパワーと操作性を向上させる「X45」構造も取り入れられています。

ティップ(穂先)には、カーボン繊維が均一に分散し、あらゆる方向からのアタリを捉えやすい高感度ソリッドティップ「メガトップ」を搭載。

そして、ガイドシステムには、カーボンフレームを採用することで驚異的な軽さと感度を実現した、ダイワ独自の「AGS(エアガイドシステム)」を搭載しています。

6フィート3インチという長さは、操作性とキャスト性能のバランスが良く、硬さはXUL(エクストラウルトラライト)と非常に繊細。

適合ルアーウェイトは1gからとなっており、軽量ジグヘッドの操作に最適化されています。

自重も61gと、AGSガイドの効果もあり非常に軽量です。

ダイワの最新テクノロジーが惜しみなく投入された、軽量・高感度なベイトフィネスロッドを求めるアングラーにおすすめの一本です。

アングラーズアドバイス

月下美人AIR、これも軽い!AGSガイドってやっぱり軽いんだな。

61gって、ベイトロッドとは思えない軽さだよね。

XULっていう硬さも、かなり柔らかそう。

メガトップのソリッドティップだから、食い込みも良さそうだし、感度も期待できる。

1gから投げれるっていうのも、ジグ単メインの人には嬉しいスペック。

ダイワのライトゲームロッド!って感じの、間違いない一本だと思うよ。

値段はまあまあするけど、AGS付いてるなら納得かな。

ヤマガブランクス ブルーカレントIII(69B)

  • 純国産ブランクスメーカー「ヤマガブランクス」の人気ライトゲームロッド
  • ブルーカレントシリーズ初のベイトモデル
  • ジグヘッドからプラグ、メタルジグまで幅広く対応する汎用性
  • しなやかに曲がり、魚の引きを楽しむことができるブランクス設計
  • 軽量なトルザイトリングガイドを搭載
  • アジングだけでなく、様々なライトゲームを楽しみたい人に

自社工場でブランクス製造から手掛ける、純国産ロッドメーカーとして高い評価を得ている「ヤマガブランクス」。

そのライトゲームロッドの定番シリーズ「ブルーカレント」に、待望のベイトモデルとして加わったのが「ブルーカレントIII 69B」です。

このロッドの特徴は、特定の釣りに特化するのではなく、ジグヘッド(1.5g~)、プラグ、メタルジグ(~12g)など、様々なルアーを快適に扱える汎用性の高さ。

ティップは繊細で軽量リグの操作も可能ですが、ベリーからバットにかけては適度な張りがあり、10gを超えるルアーのキャストや操作、不意の大物とのファイトにも対応できるパワーを持っています。

ブランクスは、ヤマガブランクスらしい、曲がって仕事をするところはしっかりと曲がり、魚の引きを吸収しながら楽しめるような、スムーズな曲がりを見せます。

ガイドには、軽量でライン滑りの良い、富士工業製のトルザイトリングガイドを搭載しています。

長さは6フィート9インチと、ベイトアジングロッドとしてはやや長めですが、その分、飛距離も稼ぎやすく、足場の高い場所でも有利です。

アジング専用というよりは、アジ、メバル、カマス、メッキ、小型ロックフィッシュなど、様々なライトゲームをベイトタックルで楽しみたい、というアングラーに最適な一本と言えるでしょう。

アングラーズアドバイス

ヤマガのブルーカレント、ベイトモデル出たんだ!って話題になったよね。

69Bは、なんかヤマガらしいというか、すごい優等生な感じのロッドだね。

ジグ単もそこそこいけるし、プラグとかメタルジグも投げれるし、一本で色々やりたい人にはピッタリかも。

あと、魚掛けた時に、竿全体が綺麗に曲がってくれる感じが、いかにもヤマガブランクスって感じ。

トルザイトガイド使ってて、作りも丁寧だし、長く使える良いロッドだと思うよ。

アジングだけじゃなくて、ライトゲーム全般をベイトで楽しみたい人におすすめ!

フィッシュマン Beams inte(FB-64UL)

  • ベイトキャスティングロッド専門メーカー「フィッシュマン」のライトゲームロッド
  • コンセプトは「ゼロバックラッシュ」。投げやすさを徹底追求
  • しなやかなティップが軽量ルアーのウェイトを乗せ、スムーズなキャストを実現
  • 不意の大物にも対応できる、粘り強いバットパワー
  • 独特のキャストフィールと安心感

「折れない」「バックラッシュしない」といった、ベイトキャスティングロッドの本質を追求し続けるメーカー「フィッシュマン」。

そのフィッシュマンがライトゲーム向けに開発したのが「Beams inte(ビームス インテ)」シリーズです。

FB-64ULは、その中でも特に軽量なルアーを扱うことに特化したモデル。

最大の特徴は、メーカーが「ゼロバックラッシュ」を謳うほどの、キャストのしやすさ。

非常にしなやかなティップが、2g程度の軽量ルアーでもしっかりとウェイトを感知し、ロッド全体をしならせてスムーズにルアーを射出します。

これにより、ベイトフィネスで起こりがちなバックラッシュのリスクを大幅に軽減し、初心者でも安心してキャストに集中できます。

それでいて、ベリーからバットにかけては、フィッシュマンらしい粘り強いパワーを秘めており、アジはもちろん、不意にヒットしたシーバスなどの大型魚とも、安心してファイトすることができます。

長さは6フィート4インチと、操作性とキャスト性能のバランスが良い設定。

適合ルアーウェイトは2gからと、超軽量ジグヘッドには向きませんが、アジングで一般的に使われる3g~7g程度のルアーを、ノーストレスで扱えるでしょう。

「ベイトフィネスはバックラッシュが怖くて…」と感じている初心者の方や、「とにかく投げやすいベイトロッドが欲しい」という方に、ぜひ試してみてほしい一本です。

アングラーズアドバイス

フィッシュマンのロッドって、なんか独特の魅力があるんだよなー。

インテ64ULは、とにかく投げやすい!っていう評判をよく聞くね。

ティップがめっちゃ柔らかくて、軽いルアーでもちゃんと竿が曲がってくれる感じらしい。

だから、バックラッシュしにくいんだって。

ベイト初心者には、すごく心強いロッドだと思う。

それでいて、バットはしっかりしてるから、デカイの掛かっても安心っていうのも良いね。

ちょっと重め(96g)だけど、それを補う安心感があるロッドじゃないかな。

クリアブルー クリスター(55BF-master)

  • アジング専門メーカー「クリアブルー」が送るベイトフィネスロッド
  • 0.4gの超軽量ジグヘッドのキャスト・操作を可能にする設計
  • 高弾性40tカーボンソリッドティップによる究極の感度
  • 軽量なトルザイトリングガイドをオリジナルセッティングで搭載
  • まさに「マスター」の名にふさわしい、超絶技巧派ロッド

アジングに特化した製品開発で、コアなファンから絶大な支持を得ている「クリアブルー」。

そのクリアブルーが満を持してリリースしたベイトフィネスロッドが、「Crystar(クリスター)55 BF-master」です。

このロッドの最大の特徴は、なんと0.4gという超軽量ジグヘッドのキャストと操作を可能にしている点。

これは、ベイトフィネスの世界においても、驚異的な性能と言えます。

それを実現しているのが、ティップ部分に採用された高弾性40tカーボンソリッド。

極めて繊細でありながら、適度な張りも併せ持つこのティップが、超軽量リグのわずかな重みをも捉え、コントロールすることを可能にしています。

また、このソリッドティップは感度も抜群で、水中の微細な変化やアジの極小アタリをも明確に伝えます。

ガイドには、軽量なトルザイトリングガイドを、クリアブルー独自のノウハウに基づいたオリジナルセッティングで搭載。

長さは5フィート5インチの超ショートレングスで、究極の操作性を追求しています。

まさに「BF-master」の名にふさわしく、アンダー1gのジグ単をベイトタックルで意のままに操りたい、という超絶技巧派アングラーのために作られたような一本。

ベイトフィネスアジングの限界に挑戦したい、というストイックなアングラーにおすすめしたい、究極のロッドです。

アングラーズアドバイス

クリアブルーのロッド、これもヤバいやつだね!

0.4gをベイトで投げれるって…ちょっと想像がつかない世界(笑)。

40tカーボンのソリッドティップって、もう感度ビンビンなんだろうな。

トルザイトガイドも付いてるし、5フィート5インチっていう短さも、操作性ヤバそう。

これはもう、完全にベイトフィネスの変態(超褒め言葉)向けロッドだね!

使いこなすには相当なスキルが必要だと思うけど、これを使いこなせたら、めちゃくちゃカッコイイだろうな。

究極のジグ単ベイトを求めるなら、これしかない!?

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