チューブラーのアジングロッドおすすめ5選！メリットやデメリットを解説！

アジングロッドを選ぼうとすると、必ずと言っていいほど出てくる専門用語、「ソリッドティップ」と「チューブラーティップ」。

「なんか穂先の作りが違うらしいけど、一体どっちが良いの？」「チューブラーって、ソリッドと比べてどんな特徴があるの？」「初心者でも使えるのかな…？」

そんな風に、ティップの種類で頭を悩ませているアジング初心者の方、きっと多いですよね。

特に「チューブラーティップ」は、なんだかシャープでカッコイイ響きだけど、ちょっと難しそうなイメージもあるかもしれません。

この記事では、そんなチューブラーティップのアジングロッドについて、ソリッドティップとの違いから、メリット・デメリット、そして初心者向けの選び方まで、分かりやす～く徹底解説していきます！

これを読めば、あなたもチューブラーティップの魅力と使いこなし方が分かり、ロッド選びの幅がグッと広がるはずですよ！

「チューブラーティップ」って何？ソリッドティップとの基本的な違い

まずは、アジングロッドの穂先、「ティップ」の種類について基本をおさらいしましょう。

チューブラーティップとソリッドティップ、その構造の違いが、ロッドの性格を大きく左右するんです。

構造の違い：中空か中実か

• チューブラーティップ：穂先の内部が空洞になっている構造。
• ソリッドティップ：穂先の内部までカーボンなどの素材が詰まっている（中実）構造。
• 見た目では分かりにくいが、触ってみたり、軽く曲げてみたりすると違いが感じられることも。

アジングロッドのティップには、大きく分けて「チューブラーティップ」と「ソリッドティップ」の2つの構造があります。

「チューブラーティップ」は、その名の通り、ティップの内部が空洞になっていて、まるでストローや竹のようなパイプ状の構造をしています。

ロッドのバット部分からティップの先端まで、同じように中空構造で作られているものが多いです。

一方、「ソリッドティップ」は、ティップの先端部分の内部に、カーボンやグラスといった素材がぎっしりと詰まっている「中実（ちゅうじつ）」構造になっています。

穂先だけがソリッドで、それより下の部分はチューブラー構造になっている、というハイブリッドな作りのロッドが一般的です。

見た目だけでは判別しにくい場合もありますが、軽くティップを曲げてみたり、指で弾いてみたりすると、チューブラーは軽くて張りのある感じ、ソリッドはしなやかで少し重みがある感じ、といった違いを感じ取れるかもしれません。

アングラーズアドバイス

そう、ティップって、竿の先っちょのことね。

チューブラーは中が空っぽのパイプ、ソリッドは中までギュッと詰まってる感じ。

この構造の違いが、アタリの感じ方とか、ルアーの操作感とか、色々なところに影響してくるんだ。

釣具屋さんでロッド触る時、「これ、どっちのティップですか？」って聞いてみるのも良い勉強になるよ！

意外と奥が深いんだ、ティップの世界は！

それがどうロッド性能に影響する？

特性	チューブラーティップ	ソリッドティップ
感度（反響）	高い（硬いアタリを感じやすい）	やや劣る（振動が吸収されやすい）
感度（荷重変化・目感度）	やや劣る（張りが強く変化が出にくい）	高い（しなやかに曲がり変化を捉えやすい）
軽さ	軽い（中空構造のため）	やや重い（中実構造のため）
張り・シャープさ	強い	弱い（しなやか）
食い込みの良さ	やや劣る（弾きやすい）	良い（追従しやすい）
ルアー操作性	シャープでキビキビ動かせる	しなやかでナチュラルに動かせる

• チューブラー：軽量で張りがあり、反響感度とシャープな操作性に優れる。アタリを「感じて掛ける」タイプ。
• ソリッド：しなやかで食い込みが良く、荷重変化や目感度に優れる。アタリを「見て乗せる」タイプ。
• どちらが良い悪いではなく、それぞれ得意な状況やアタリの質が異なる。

ティップの構造が違うと、ロッドの性能にどんな影響が出るのでしょうか？

「チューブラーティップ」は、中空構造のため、まず「軽い」というメリットがあります。

そして、パイプ状で「張り」が強いため、振動が伝わりやすく、「コンッ！」とか「カツッ！」といった硬質なアタリ（反響感度）を手元で感じ取りやすいのが最大の特徴です。

また、ティップに張りがあるので、ルアーをキビキビと動かすようなシャープな操作も得意です。

一方で、張りが強い分、アジが吸い込むような弱いバイトに対しては、ティップが追従しにくく、アタリを弾いてしまったり、食い込みが悪かったりする傾向があります。

「ソリッドティップ」は、中実構造でしなやかなため、チューブラーとは逆に、アジの弱い吸い込みバイトにもティップが素直に追従し、魚に違和感を与えにくく、食い込みが良いのが特徴です。

ティップの動きでアタリを目で見て捉えやすく、ジグヘッドにかかる重みの変化も感じ取りやすいです。

一方で、反響感度はチューブラーに劣り、シャープな操作性もやや苦手としています。

このように、チューブラーティップとソリッドティップは、それぞれ得意なアタリの質や、アングラーに伝える情報の種類、そして得意な操作感が異なります。

どちらが良い、悪いというわけではなく、それぞれの特性を理解して、自分のスタイルや状況に合わせて選ぶことが大切なんです。

アングラーズアドバイス

ざっくり言うと、チューブラーは「感じて掛ける！」、ソリッドは「見て乗せる！」みたいなイメージかな。

チューブラーは、アタリが「ビンビン！」って手元に来る感じ。

ソリッドは、穂先が「クンッ」て入るのが見える感じ。

どっちが自分に合ってるかは、実際に使ってみないと分からない部分もあるけど、それぞれの特徴を知っておくと、ロッド選びの時にすごく役立つよ。

まあ、最近はソリッドでもめっちゃ感度良いやつとか、チューブラーでもしなやかなやつとか、色々進化してるけどね！

チューブラーティップのアジングロッドを使うメリット

では、アジングにおいて、あえてチューブラーティップのロッドを選ぶことには、どんなメリットがあるのでしょうか？

ソリッドティップにはない、チューブラーならではの魅力を探っていきましょう。

「コンッ！」と響く！反響感度の高さ

• 中空構造により、振動が減衰しにくく、手元にダイレクトに伝わる
• アジがジグヘッドに触れた瞬間の、硬質で明確なアタリを捉えやすい
• 「金属的なアタリ」とも表現される、独特の感度特性
• ボトムの質感や、ルアーが障害物に当たった感触もクリアに伝わる

チューブラーティップアジングロッドの最大のメリット、それは何と言っても「反響感度の高さ」です！

ティップ内部が空洞になっているため、アジがジグヘッドに「コツン」と触れたり、ワームを「カツッ」とついばんだりした際の微細な振動が、ブランクス内部で反響し、減衰しにくい状態で手元までダイレクトに伝わってきます。

この感覚は、しばしば「金属的なアタリ」と表現され、カーボンソリッドティップでは「モソッ」とした違和感程度にしか感じられなかったようなアタリも、チューブラーティップなら明確な「バイト」として認識できることがあります。

特に、アジの活性が高く、明確なアタリを出す状況や、硬いボトムを探る釣りで、ルアーが底の小石やカキ殻などに当たった感触、あるいはウィードに触れた感触なども、非常にクリアに伝わってきます。

この水中の情報を的確に捉える能力は、アングラーにとって大きなアドバンテージとなり、より攻撃的でテクニカルなアジングを展開することを可能にしてくれます。

アングラーズアドバイス

チューブラーの「コツン！」ってアタリ、あれは気持ちいいよねー！

なんかこう、手元に直接響いてくる感じ。

ソリッドの「ヌーッ」って入るアタリも良いけど、チューブラーの明確なアタリは、なんかこう、「釣ったった！」感があって好きだな。

あと、ボトムの感じがよく分かるのも良いよね。

「あ、ここ砂地だな」とか「お、なんかゴツゴツしてるぞ」とか、そういうのが分かると、釣りの組み立て方が変わってくるからね！

ルアーを自在に操るシャープな操作性

• ティップに適度な張りがあり、アングラーのロッドワークに機敏に反応
• ジグヘッドのダートアクションや、トゥイッチ、シェイクなどが意のままに
• ルアーを積極的に動かして、リアクションバイトを誘う釣りに有効
• レスポンスが良いので、テクニカルな操作を楽しめる

チューブラーティップは、ソリッドティップに比べて張りが強いという特性があります。

この張りが、アジングにおけるルアー操作において、非常に大きなメリットをもたらします。

ティップに適度な張りがあることで、アングラーがロッドに加えたわずかな動きが、ダイレクトかつシャープにルアーへと伝わり、ジグヘッドを左右に飛ばす「ダートアクション」や、小刻みに震わせる「シェイク」、あるいはプラグを「トゥイッチ」させるといった、ルアーを積極的に動かす操作が意のままに行えます。

これにより、アジの捕食本能を刺激し、リアクションバイトを誘うような、攻撃的なアジングを展開することができます。

また、ロッドワークに対するルアーの反応が良いので、自分がイメージした通りにルアーを操っている感覚を強く感じることができ、テクニカルな操作そのものを楽しむことができるのも、チューブラーティップの魅力の一つです。

特に、活性の高いアジを効率よく釣っていきたい場合や、ルアーを積極的に動かしてアピールしたい場面では、このシャープな操作性が大きな武器となるでしょう。

アングラーズアドバイス

チューブラーって、なんかこう、ルアーを「自分で動かしてる感」が強いんだよね！

ソリッドだと、ティップが柔らかいから、ちょっと動きが吸収されちゃう感じがあるけど、チューブラーはロッドの動きがそのままルアーに伝わる感じ。

だから、ダートさせたり、ピョンピョン跳ねさせたり、そういうアクション系の釣りが好きな人には、チューブラーはめっちゃ面白いと思うよ。

自分の思い通りにルアーを操って、アジを騙して釣る！みたいな、そういう楽しさがあるよね！

ティップの軽快さと振り抜けの良さ

• 中空構造のため、ソリッドティップよりも軽く作れる傾向
• ティップが軽いと、ロッド全体の持ち重り感が軽減され、操作性が向上
• キャスト時の振り抜けがシャープになり、飛距離アップにも貢献？

チューブラーティップは、その中空構造ゆえに、同じ太さのソリッドティップと比較して、物理的に軽く作ることができます。

ロッドの先端部分であるティップが軽くなると、様々なメリットが生まれます。

まず、ロッド全体の持ち重り感が軽減され、長時間の釣りでも疲れにくくなります。

また、ティップが軽いことで、ロッド操作に対するレスポンスがより機敏になり、繊細なアクションもつけやすくなります。

さらに、キャスト時においても、ティップが軽いと振り抜けがシャープになり、ロッドの反発力をスムーズにルアーへと伝えることができるため、飛距離の向上にも貢献する可能性があります。

このティップの軽快さは、特に手返し良くキャストを繰り返したい場合や、一日中ロッドを操作し続けるようなアジングにおいては、大きなアドバンテージとなるでしょう。

ソリッドティップの「しなやかさ」とは異なる、チューブラーティップならではの「軽快さ」も、アジングをより快適にしてくれる要素の一つなのです。

アングラーズアドバイス

ティップが軽いと、やっぱり竿全体の感じも軽快になるよね！

シャッと振った時の振り抜けも良いし、なんかこう、竿先がスッと動いてくれる感じ。

ソリッドティップは、どうしてもティップに重みがあるから、ちょっと「ダルさ」を感じることもあるけど、チューブラーはそういうのが少ない。

だから、キャストフィールとか、操作の軽快さとかを重視する人には、チューブラーはすごく良い選択肢になると思うよ。

まあ、最近はソリッドもめっちゃ軽いやつあるけどね！

意外と幅広いルアーに対応できる？

• ジグヘッド単体だけでなく、小型プラグやマイクロメタルジグなども扱いやすい
• ある程度の張りがあるため、少し重めのリグでも操作感が損なわれにくい
• 1本で色々なルアーを試したい場合に、汎用性が高いモデルも

チューブラーティップのアジングロッドは、その張りのある特性から、ジグ単だけでなく、比較的幅広い種類のルアーに対応できる汎用性を持っているモデルも少なくありません。

もちろん、ULクラスなどのフィネスなモデルは軽量ジグ単に特化していますが、L（ライト）クラス以上のチューブラーロッドであれば、アジングで使うような小型のプラグや、マイクロメタルジグなども、快適に操作することができます。

ソリッドティップのロッドで重めのルアーを扱うと、ティップが入りすぎてしまってうまくアクションをつけられなかったり、操作感が鈍くなったりすることがありますが、チューブラーティップなら、ある程度の張りがあるため、こうしたルアーでもしっかりと水を掴ませて泳がせたり、キビキビとしたアクションを演出したりすることが可能です。

そのため、「ジグ単だけでなく、プラグやメタルジグも使って、色々なアプローチでアジを攻略したい！」と考えているアングラーにとって、チューブラーティップのアジングロッドは、1本で様々なルアーを試せる、頼りになる相棒となってくれるかもしれません。

アングラーズアドバイス

そう、チューブラーって、意外と色んなルアー使えるんだよね。

ジグ単はもちろんだけど、小さいプラグとか、軽いメタルジグとか、そういうのも結構得意。

ソリッドだと、重いルアーはちょっと苦手なことが多いけど、チューブラーならシャキッとしてるから、ちゃんと操作できる。

だから、1本でジグ単もプラグもやりたい！みたいな欲張りな人（笑）には、チューブラーはすごく良い選択肢になると思う。

アジングの楽しみ方が広がるよね！

チューブラーティップのアジングロッド、デメリットや注意点は？

反響感度や操作性といった大きなメリットがあるチューブラーティップですが、やはり万能というわけではありません。

ソリッドティップと比べた場合のデメリットや、使う上での注意点もしっかりと理解しておきましょう。

ショートバイトを弾きやすいってホント？

• ティップに張りがあるため、アジの吸い込みバイトにティップが追従しきれず、弾いてしまうことがある
• 特に低活性時や、食いが浅い時にその傾向が顕著になる
• オートマチックなフッキングは難しく、アングラー側からの積極的な掛けが必要

チューブラーティップの最大のデメリットとしてよく挙げられるのが、ショートバイトを弾きやすいという点です。

これは、ティップに張りがあり、ソリッドティップほどしなやかに曲がり込まないため、アジがジグヘッドを「パクッ」と吸い込んだ瞬間に、その動きにティップが追従しきれず、ルアーを口から吐き出させてしまったり、フックがうまく掛からなかったりする現象です。

特に、アジの活性が低く、食いが浅い時や、吸い込む力が弱い豆アジなどを狙う場合には、この「弾きやすさ」が顕著に現れることがあります。

ソリッドティップであれば、ティップが自然に入り込んでオートマチックにフッキングに持ち込めるような状況でも、チューブラーティップではアングラー側から積極的にアタリを感じて、的確なタイミングでフッキングを入れていく必要があります。

この「掛け」のテクニックがある程度求められるため、アジングを始めたばかりの初心者の方には、少し難しく感じられるかもしれません。

アングラーズアドバイス

これ、チューブラーの永遠の課題だよね。「弾く問題」。

やっぱりティップが硬いから、アジが「チュッ」て吸い込んだ時に、ソリッドみたいに「スッ」て入ってくれないんだ。

だから、アタリがあっても乗らない、みたいなことが結構ある。

特に冬とか、アジの食いがめちゃくちゃ渋い時とかは、チューブラーだとお手上げ状態になることも…（泣）。

まあ、そこをテクニックでカバーするのが、また面白いんだけどね！

でも、初心者のうちは、やっぱりソリッドの方が楽かなーとは思う。

目で見るアタリは取りにくい？

• ティップの曲がり幅がソリッドティップよりも小さいため、視覚的なアタリは分かりにくい傾向
• 手元に伝わる感度でアタリを取るのが基本になる
• 風が強い日など、ラインでアタリが取りにくい状況では不利になることも

ソリッドティップの大きなメリットの一つに、「目で見てアタリが分かりやすい（目感度が高い）」という点がありますが、チューブラーティップは、この目感度においてはソリッドティップに劣る場合が多いです。

チューブラーティップは張りがあるため、アジがルアーを吸い込んでも、ソリッドティップのようにティップが大きく「クンッ」としなったり、「フッ」と入ったりするような、視覚的に分かりやすい変化が出にくい傾向があります。

そのため、チューブラーティップでアタリを取る場合は、主に手元に伝わってくる「コンッ」とか「カツッ」といった反響感度や、ラインの動きで判断することが基本になります。

風が強くてラインがフケてしまい、手感度が鈍くなりがちな状況や、アタリが非常に小さく、手元まではっきりとした信号が伝わってこないような状況では、目で見てアタリを補足することが難しく、ソリッドティップの方が有利になる場面もあるでしょう。

もちろん、チューブラーティップでも、ティップ先端がわずかに震えたり、一瞬だけ曲がったりする変化を捉えることは可能ですが、ソリッドティップほどの分かりやすさは期待できないかもしれません。

アングラーズアドバイス

そう、チューブラーはね、ティップがあんまり「仕事してる感」を見せてくれないんだよね（笑）。

ソリッドだと、小さいアタリでも穂先がピクピク動いたりするけど、チューブラーは「シーン…」としてて、いきなり手元に「ゴン！」って来たりする。

だから、目で見てアタリ取りたい人には、ちょっと分かりにくいかもしれない。

風強い日とか、ラインがたるんでる時とかは、ソリッドの方がアタリ見やすいのは確かだね。

チューブラーは、まさに手の感度で勝負！って感じのティップかな。

「モソッ」としたアタリは苦手？

• 反響感度が得意な反面、吸い込み系の弱いアタリや、重みが乗るようなアタリは感じ取りにくいことがある
• アジがワームを咥えたまま動かない「居食い」などは、ソリッドの方が分かりやすい
• アタリの質によっては、チューブラーでは気づかない可能性も

チューブラーティップは、「コンッ」とか「カツッ」といった、硬くて明確なアタリ（反響感度）を捉えるのは非常に得意ですが、一方で、アジがジグヘッドを吸い込んだ時の「モソッ」とした重みの変化や、「ヌーッ」とラインテンションが変わるような、いわゆる「居食い」と呼ばれるようなアタリは、感じ取りにくい場合があります。

これは、チューブラーティップの張りが、こうしたわずかな荷重変化を吸収してしまい、手元まで明確な信号として伝わりにくいためと考えられます。

ソリッドティップであれば、こうしたアタリに対してティップが素直に追従し、重さの変化やティップの入り具合で「何か食ってるな」と判断しやすいのですが、チューブラーティップでは、その変化に気づかないまま、アジにワームを吐き出されてしまう、ということもあり得ます。

特に、低活性時やプレッシャーが高い状況下で、アジが非常に弱い吸い込みバイトしかしないような場合には、チューブラーティップの反響感度の高さが、必ずしも万能ではないことを理解しておく必要があります。

アタリの質によっては、ソリッドティップの方が有利になる場面も多いのです。

アングラーズアドバイス

これもあるある！

チューブラー使ってて、「あれ？なんか今、重くなったような…気のせいか？」って思ってたら、実はアジが食ってた、みたいな（笑）。

ソリッドだと、そういう「モソッ」としたアタリも、ティップが「ヌーッ」て入って教えてくれるんだけど、チューブラーはそういうのちょっと苦手なんだよね。

だから、アジの活性低い時とか、食いが浅い時とかは、チューブラーだとアタリ見逃しちゃうこともあるかも。

まあ、そういう時は、めちゃくちゃ集中して、ラインの変化とかも見るようにしないとね！

初心者には少し難しい？

• アタリを感じて、的確なタイミングで「掛ける」技術が必要
• ソリッドティップのようなオートマチックなフッキングは期待しにくい
• キャスト時のバックラッシュならぬ、ティップ絡みにも注意が必要な場合も
• 最初はソリッドティップの方が、アジングの基本を掴みやすいという意見が多い

これまでのデメリットを総合すると、チューブラーティップのアジングロッドは、ソリッドティップのロッドと比べて、アジングを始めたばかりの初心者の方には、やや「難しい」と感じられるかもしれません。

その最大の理由は、アタリを感じてからフッキングに至るまでのプロセスが、よりアングラー側の技術に左右される点です。

ソリッドティップであれば、ある程度ティップが食い込んでくれるため、多少アワセのタイミングがズレてもフッキングしやすい、いわば「オートマチック」な側面があります。

しかし、チューブラーティップは、アタリを感じたら、即座に、かつ的確な強さでアワセを入れないと、フッキングに至らなかったり、浅掛かりでバレてしまったりする可能性が高くなります。

この「アタリを感じて掛ける」という一連の動作は、ある程度の経験と慣れが必要です。

また、チューブラーティップは張りがあるため、キャスト時にティップにラインが絡みつくトラブルが、ソリッドティップよりも起きやすい、と感じる人もいるかもしれません。

これらの理由から、多くの場合、アジング初心者の方には、まずは扱いやすくアタリも分かりやすいソリッドティップのロッドから始めることをおすすめする意見が多いです。

もちろん、最初からチューブラーティップに挑戦して、そのシャープな感覚を磨いていく、というのも一つの道ですが、少しハードルが高いかもしれない、ということは覚悟しておきましょう。

アングラーズアドバイス

まあ、正直に言うと、初心者がいきなりチューブラー使うのは、ちょっと難しいかもね。

アタリ取るのも、アワセ入れるのも、ソリッドよりシビアだから。

「アジングって、こんなに釣れないの…？」って、心が折れちゃう可能性もある（笑）。

だから、最初はソリッドティップの竿で、アジングの基本とか、アタリの感じとかを覚えるのが、一番良いと思うな。

それで慣れてきて、「もっとシャープな竿が欲しい！」って思ったら、チューブラーにステップアップする、っていうのが王道パターンかな！

チューブラーティップが活きる！こんなアングラー、こんな状況

• 反響感度を最優先し、積極的に「掛けていく」スタイルを好むアングラー
• プラグやメタルジグ、キャロライナリグなど、ルアーを積極的に操作する釣り
• 風が強い日など、ラインでアタリが取りにくく、手感度が重要な状況
• アジの活性が高く、明確なアタリが多い時
• リアクションバイトを誘発させたい時

では、チューブラーティップのアジングロッドは、どんなアングラーや、どんな状況でその真価を発揮するのでしょうか？

まず、アタリの質にこだわるアングラー。

ソリッドティップのモタッとしたアタリよりも、チューブラーティップの「カツッ！」という明確な反響感度を好み、そのアタリを感じて積極的にフッキングしていく、という攻撃的なスタイルのアングラーには、チューブラーティップは最高の相棒となるでしょう。

次に、ルアーを積極的に操作したいアングラー。

ジグヘッド単体だけでなく、小型のプラグをトゥイッチさせたり、マイクロメタルジグをリフト＆フォールさせたり、あるいはキャロライナリグやフロートリグを遠投して、広範囲をリニアに操作したい、といった場合には、チューブラーティップの張りとシャープさが大きな武器になります。

状況としては、風が強くてラインが大きくフケてしまい、ラインやティップの動きでアタリを取るのが難しいような日には、手元に直接伝わる反響感度が頼りになります。

また、アジの活性が高く、ルアーに果敢にアタックしてきて、明確なアタリが多い時なども、チューブラーティップの手返しの良さとフッキングレスポンスの高さが活きてきます。

さらに、ルアーをイレギュラーに動かしたり、素早くアクションさせたりすることで、アジのリアクションバイトを誘発させたい、といったテクニカルな釣りにも、チューブラーティップは高い適性を示します。

アングラーズアドバイス

チューブラーが輝くのは、やっぱり「攻めの釣り」をしたい時かな！

自分でガンガンルアー動かして、アタリ感じたらビシッ！と掛けていく、みたいな。

プラグとかメタルジグとか使うなら、チューブラーの方が断然操作しやすいし、楽しいと思う。

あと、風が強い日とか、潮が速い時とか、そういう手元感度が頼りになる状況でも強いよね。

まあ、ある程度アジングに慣れてきて、「もっとこうしたい！」っていう明確な目的がある人が使うと、すごく良い武器になるティップだと思うよ！

チューブラーティップのアジングロッド選び、ここをチェック！

• ティップの太さと硬さ：同じチューブラーでも、モデルによってかなり違う
• ロッド全体のテーパー設計：ファストか、エクストラファストかなど
• 適合ルアーウェイト：ジグ単向けか、プラグ等も想定しているか
• 長さ：自分の釣り場やスタイルに合った長さを
• ガイドセッティング：軽量・高感度なガイドか、糸抜けは良いか
• メーカーやシリーズのコンセプト：どんな釣りを想定して作られたモデルか

もし、あなたがチューブラーティップのアジングロッドを選ぼうと決めたなら、購入前にいくつかチェックしておきたいポイントがあります。

同じチューブラーティップでも、モデルによってその特性は様々なので、自分の釣りに合った一本を見つけるために、以下の点を参考にしてみてください。

まず、ティップの太さと硬さ。

チューブラーティップと一口に言っても、ティップ先端の太さや、そこからベリーにかけての硬さは、モデルによってかなり異なります。

極細で繊細なチューブラーティップもあれば、ある程度太さがあってしっかりとしたチューブラーティップもあります。

これが、感度や操作性、そして扱えるルアーウェイトに大きく影響します。

次に、ロッド全体のテーパー設計。

ティップだけでなく、ロッド全体がどんな風に曲がるのかも重要です。

これが、キャストフィールやフッキング性能、ファイト時のフィーリングに関わってきます。

適合ルアーウェイトも、もちろん重要です。

軽量ジグヘッド単体に特化したモデルなのか、プラグやメタルジグの使用も想定した、ややパワーのあるモデルなのか。

特に、適合ルアーウェイトの上限値を確認し、自分が使いたいルアーが扱えるかを見極めましょう。

長さも、自分のよく行く釣り場や、やりたい釣りのスタイルに合わせて選びます。

ガイドセッティングも、ロッドの性能に影響します。

軽量で感度の良いガイドが使われているか、ラインがスムーズに抜けていくような配置になっているかなどをチェックしましょう。

最後に、そのロッドの「メーカーやシリーズが持つコンセプト」。

どんなアングラーに向けて、どんな釣りを想定して作られたモデルなのかを理解することで、より自分に合った一本を選びやすくなります。

これらのポイントを総合的に見て、じっくりと選んでくださいね。

アングラーズアドバイス

チューブラー選ぶ時も、色々見るとこあるんだよね。

単に「チューブラーだから感度良いんでしょ？」ってだけじゃなくて、そのチューブラーがどんな太さで、どんな硬さで、どんな風に曲がるのか、そこが大事。

ジグ単しかしないのに、プラグ用の硬いチューブラー買っちゃったら意味ないしね。

だから、自分がどんな釣りしたいか、どんなルアー使いたいかをハッキリさせてから、それに合ったチューブラーロッドを探すのが一番良いと思うよ。

釣具屋の店員さんに相談するのも、すごく参考になるはず！

ソリッドとチューブラー、どう使い分ける？

• ソリッド：食い込み重視、低活性時、軽量ジグ単、オートマチックな釣り、目感度重視
• チューブラー：反響感度重視、高活性時、プラグ・メタルジグ、積極的な掛け、操作性重視
• その日の状況によって使い分けるのが理想
• 最終的には個人の好みとスタイル！両方持つのもアリ！

ここまで、チューブラーティップの特徴やメリット・デメリットについて解説してきましたが、では、ソリッドティップとチューブラーティップ、実際にはどのように使い分けるのが良いのでしょうか？

これは、アングラーの永遠のテーマの一つかもしれませんが、それぞれの特性を理解すれば、自ずと答えは見えてきます。

一般的に、ソリッドティップが有利なのは、

• アジの食いが浅く、ショートバイトが多い時
• 低活性で、アタリが非常に小さい時
• 1g以下の超軽量ジグヘッドを使って繊細な誘いをしたい時
• オートマチックにフッキングさせたい時
• 目で見てアタリを取りたい時

といった状況でしょう。

一方、チューブラーティップが活きるのは、

• 「コンッ」という明確なアタリをダイレクトに感じて掛けたい時（反響感度）
• アジの活性が高く、積極的にアタックしてくる時
• プラグやメタルジグ、キャロライナリグなど、ルアーを積極的に操作したい時
• 風が強くてラインでアタリが取りにくく、手元感度が頼りになる時
• リアクションバイトを誘発させたい時

といった状況が考えられます。

つまり、その日の海の状況や、アジの活性、そして自分がどんな釣りをしたいかによって、最適なティップの種類は変わってくる、ということです。

理想を言えば、ソリッドティップのロッドとチューブラーティップのロッド、両方を持っていて、状況に応じて使い分けるのがベストかもしれませんね。

しかし、どちらか一本を選ぶとすれば、やはり最終的には「自分の好み」と「メインの釣りスタイル」で決めるのが一番です。

どちらのティップにも、それぞれにしかない魅力と楽しさがありますから！

アングラーズアドバイス

ソリッドとチューブラー、どっちも良いところがあるからねー、悩むよね！

まあ、簡単に言うと、アジの活性低い時とか、小さいアタリが多い時はソリッドが強い。

逆に、アジがガンガン食ってくるとか、自分でルアー動かしたい時はチューブラーが楽しい。

だから、本当は2本持ってて、その日の状況で使い分けるのが一番良いんだけど、なかなかそうもいかないじゃん？

だから、自分がどっちの釣りが好きかで選ぶのが良いと思うな。

「乗せる」のが好きならソリッド、「掛ける」のが好きならチューブラー、みたいな感じで！

チューブラーのアジングロッドおすすめ5選

それでは、ここからは具体的におすすめのチューブラーティップアジングロッドを5本ご紹介します！

エントリーモデルから本格派まで、様々な特徴を持つモデルを選んでみました。

あなたのスタイルに合う一本を見つけて、チューブラーならではの感度と操作性を楽しんでください！