アジングロッドでシーバスは釣れる？注意点を解説！

アジングを楽しんでいたら、突然「ドンッ！」とひったくるような強烈なアタリ！

「あれ？アジじゃないぞ…もしかしてシーバス！？」

そんな予期せぬ大物との遭遇や、あるいは「手持ちのライトなアジングロッドで、あのカッコイイシーバスを釣ってみたい！」なんていう密かな野望を抱いたことはありませんか？

でも、繊細なアジングロッドで、本当に海のファイター、シーバスなんて釣れるのでしょうか？

この記事では、そんな疑問や好奇心を持つアジング初心者（そしてちょっぴり無謀なチャレンジャー？）のあなたのために、アジングロッドでシーバスを狙うことのリアルな可能性と、そこに立ちはだかる大きな壁、そして「もし、それでも挑むなら…」という視点でのロッド選びのヒントを、包み隠さず、正直にお伝えしていきます！

ドキドキのライトタックルゲーム、その現実と向き合ってみましょう！

アジングロッドでシーバスを狙うことの「大きな壁」を再認識

• ターゲットのパワーが違いすぎる！（アジ vs シーバス）
• 使うルアーの大きさと重さが違いすぎる！
• ロッドの設計思想（目的）が全く異なる！
• ロッド破損、ラインブレイク、魚への過度なダメージのリスク大！

まず、大前提として理解しておかなければならないのは、アジングロッドは、基本的にシーバスを釣るために作られていない、ということです。

当たり前じゃないか、と思われるかもしれませんが、この認識が非常に重要なんです。

想像してみてください。

アジは、小さくて繊細なアタリを出し、引きも比較的おとなしい魚ですよね（もちろん、尺アジとかは別ですが！）。

一方、シーバスは、成長すると80cmを超えるような大型になり、その引きは強烈！

エラ洗いという独特のジャンプで抵抗したり、根に突っ込んだり、それはもう海の荒くれ者です。

使うルアーも全く違います。

アジングでは1g前後の軽いジグヘッドがメインですが、シーバス釣りでは10g以上のプラグやバイブレーション、メタルジグといった、大きくて重いルアーを遠投して使うのが一般的です。

当然、それぞれの魚やルアーに合わせて、ロッドの設計思想も大きく異なります。

アジングロッドは、軽いルアーを扱い、繊細なアタリを取るための感度と軽さが最優先。

シーバスロッドは、重いルアーを遠投し、大型魚の強烈な引きに耐え、魚を寄せるためのパワーとトルク、遠投性能が重視されます。

この根本的な違いを無視して、アジングロッドで本格的にシーバスを狙おうとすると、ロッドが折れたり、ラインが切れたり、フックが伸ばされたりするリスクが非常に高くなります。

また、運良く魚を掛けられても、長時間ファイトになりやすく、シーバスに過度なダメージを与えてしまう可能性も否定できません。

まずは、この大きな壁があることを、しっかりと認識しておきましょう。

アングラーズアドバイス

そうなんだよ、アジングロッドでシーバスって、例えるなら軽自動車でF1レースに出るようなもんかも（笑）。

まあ、たまにアジングしてて小さいセイゴ（シーバスの子供）が釣れちゃった、くらいなら何とかなるけど、本気でシーバス狙うのは、正直無謀と言わざるを得ない。

竿がポッキリいっちゃうのが一番怖いし、せっかく掛けた魚に余計な苦労させるのもねぇ…。

だから、基本的には「アジングロッドでシーバスは無理！」って思っておいた方がいいぞ！

それでもアジングロッドでシーバスに挑むなら…ロッド選びの妥協点と限界

「いやいや、それでも俺は（私は）アジングロッドでシーバスの顔を見てみたいんだ！」

「たまたまシーバスが釣れちゃうポイントでアジングしてるから、万が一に備えたい！」

そんな熱い（あるいは切実な）思いを持つアングラーもいるかもしれません。

もし、あえてアジングロッドでシーバスに挑む、あるいは不意のヒットに対応するというのであれば、どんなロッドが「比較的マシ」なのでしょうか？

そこには、多くの「妥協点」と「限界」があることを理解した上で、選び方のポイントを見ていきましょう。

パワー（硬さ）：Lクラス以上、MLクラスも視野に

• UL（ウルトラライト）クラスのアジングロッドでは、まず太刀打ちできない
• 最低でもL（ライト）クラス、できればML（ミディアムライト）クラスのパワーが必要
• 「アジングロッド」というより、メバルロッドやライトゲームロッドに近い選択

まず、ロッドのパワーです。

一般的なアジングロッドの主流であるUL（ウルトラライト）クラスでは、シーバス（たとえ小型でも）の引きに対しては、残念ながら全く歯が立ちません。

竿がのされてしまい、主導権を握れず、ラインブレイクやフックアウトが多発するでしょう。

もし、アジングロッドでシーバスと渡り合おうと考えるなら、最低でもL（ライト）クラス、できればML（ミディアムライト）クラスのパワーを持つロッドが必要になります。

Lクラスでも、小型のセイゴ・フッコクラスが相手なら、なんとかファイトできるかもしれませんが、それでもスリリングな展開になることは間違いありません。

MLクラスになると、アジングロッドとしてはかなり硬めの部類に入り、もはや純粋なアジングロッドというよりは、メバルやライトロックフィッシュ、あるいはライトなシーバスゲームも視野に入れた「ライトゲームロッド」としての性格が強くなってきます。

これらのパワークラスであれば、シーバスの不意のヒットに対しても、ある程度の対応力を持つことができます。

ただし、その分、アジングでの繊細な操作性や食い込みの良さは犠牲になる可能性があることを覚悟しましょう。

アングラーズアドバイス

ULのペナンペナンなアジングロッドでシーバス掛かったら、もう笑うしかない状況になるよ（笑）。

竿が満月どころか、折れちゃうんじゃないかってくらい曲がって、何もできないまま終わるのがオチ。

だから、もしシーバスもちょっと気になるなら、アジングロッドの中でもLとかMLとか、ちょっと強めのやつを選んでおくのが賢明かもね。

それでも、あくまで「気休め」程度だけどね！

長さ：6ft後半～7ft台で操作性とファイトスペースを確保

• 短すぎるアジングロッド（5ft台など）では、ファイト時に不利
• ある程度の長さ（6フィート後半～7フィート台）があった方が、シーバスの動きをいなしやすい
• キャスト性能も、やや長めのロッドの方が、シーバスが好みそうな少し重めのルアーを扱いやすい

次にロッドのレングス）です。

アジング専用のショートロッドでは、シーバスがヒットした場合、その突進をいなしたり、足元での急な動きに対応したりするのが非常に難しくなります。

ロッドが短いと、ファイト中にラインテンションを保ちにくく、バラシの原因にもなりかねません。

もし、シーバスとの遭遇も少しだけ意識するのであれば、アジングロッドの中でも、やや長めの6フィート後半（約2.0m～）から7フィート台（約2.1m～2.3mくらい）のモデルを選ぶ方が、いくらか有利になります。

ある程度の長さがあれば、シーバスの急な動きに対しても、ロッド全体でショックを吸収しやすく、ファイト時の操作にも少し余裕が生まれます。

また、キャスト性能の面でも、やや長めのロッドの方が、シーバスが反応する可能性のある、少しだけ重めの小型プラグやメタルジグなどを扱いやすくなるでしょう。

ただし、長くなればなるほど、アジングでの繊細な操作性は低下する傾向にあるので、そのバランスが難しいところです。

アングラーズアドバイス

短い竿でデカいの掛けると、ほんと大変なんだよなー。

なんかもう、力比べみたいになっちゃって、全然魚の動きコントロールできない。

だから、もしシーバスもちょっと…って思うなら、アジングロッドの中でも、ちょい長めのやつが良いかもね。

7フィートくらいあれば、まあ何とか…って感じかな。

それでも、シーバスロッドと比べたら、全然短いけどね！

ティップ：チューブラーか、強めのソリッドか

• 繊細すぎるソリッドティップは、シーバスのパワーに負けて破損のリスク
• チューブラーティップの方が、ある程度のルアーウェイトに対応しやすく、操作性も良い
• ソリッドティップでも、バットがしっかりしていれば、小型シーバスなら対応できる可能性も

ティップの種類も、シーバスとの遭遇を考えると悩ましいポイントです。

アジングで一般的な、非常に繊細なソリッドティップは、シーバスの強烈なアタックや、ファイト中の激しい抵抗に対して、パワー負けしてしまったり、最悪の場合、破損してしまったりするリスクがあります。

もし、シーバスへの対応も少しだけ視野に入れるのであれば、チューブラーティップのモデルを選ぶ方が、比較的安心感があるかもしれません。

チューブラーティップは、ソリッドティップよりも張りがあり、構造的にも強度が高いため、ある程度の負荷に対しては耐えてくれる可能性があります。

また、シーバスが好みそうな小型プラグやメタルジグなどを操作する際にも、チューブラーティップのシャープな操作性が活きてきます。

もちろん、ソリッドティップのアジングロッドでも、ティップは繊細でもベリーからバットにかけてしっかりとしたパワーを持っているモデルであれば、小型のシーバス（セイゴクラス）程度なら、なんとか対応できるかもしれません。

しかし、ティップへの過度な負荷は常に避けるように心がけましょう。

アングラーズアドバイス

ティップねー、これは難しいな。

アジング用のプルプルなソリッドティップでシーバス掛けたら、もうティップが明後日の方向向いちゃいそう（笑）。

だから、もしシーバスもって思うなら、チューブラーの方がまだマシかな。

チューブラーなら、ちょっとくらい重いルアーも投げれるし、操作もしやすいしね。

ソリッドでも、めっちゃバットが強いやつならワンチャンあるかもだけど…基本はチューブラーの方が安心だと思うよ。

最重要！バットパワー：シーバスの突っ込みに耐える根幹

• アジングロッドはバットパワーが弱いモデルが多い
• シーバスの強烈な引きを止め、寄せられるだけのバットの強さが必要
• 「アジングロッド」の範疇を超える、ライトゲームロッド的なパワーが求められる

これまで挙げた要素も重要ですが、アジングロッドでシーバスと渡り合う上で、おそらく最も重要、かつ最も不足しがちなのが「バットパワー」です。

バットとは、ロッドのグリップに近い、根本部分の太くて力強い部分のこと。

魚を掛けた後、その強烈な引きを止め、主導権を握り、魚を寄せてくるためには、このバット部分のパワーが不可欠です。

しかし、アジングロッドの多くは、アジの繊細な引きを楽しむため、また軽量性を追求するために、このバットパワーが比較的弱く設計されているものがほとんどです。

シーバスがヒットし、根に突っ込もうとしたり、沖へ走ろうとしたりした際に、バットパワーが不足していると、ロッドを立てて魚の動きを制御することができず、ラインブレイクやフックアウトの原因となってしまいます。

もし、アジングロッドでシーバスのヒットにも備えたいと考えるなら、ティップは繊細でも、ベリーからバットにかけては、しっかりと魚の引きを受け止め、リフトアップできるだけのパワーを秘めたモデルを選ぶ必要があります。

それはもはや、純粋なアジングロッドというよりは、メバルやライトロックフィッシュ、あるいはライトなシーバスゲームまでを視野に入れた、「ライトゲームロッド」と呼ぶ方が適切かもしれません。

アングラーズアドバイス

そう、バットパワー！これが一番足りないんだよ、アジングロッドって！

ティップは感度良くても、シーバス掛かったら、バットがグニャーって曲がっちゃって、全然魚が寄ってこない、みたいな。

下手したら、そこでポッキリ折れちゃう可能性もある。

だから、もしシーバスも…って思うなら、竿の根本の方が、ちゃんと太くて強そうなやつを選ばないとね。

まあ、そうなると、もうアジングロッドっていうより、ちょっと強めのライトゲームロッドだよね（笑）。

適合ルアーウェイト：小型のシーバス用ルアーを扱えるか

• アジングロッドは、適合ルアーウェイトの上限が低い（～5g、～7g程度）
• シーバスが反応しやすい小型プラグやバイブレーション（5g～10g以上）を扱えるか？
• 無理に重いルアーを投げると、ロッド破損のリスク
• アジングロッドで使える範囲の、ごく軽量なシーバスルアーに限定される

最後に、扱えるルアーウェイトの問題です。

アジングロッドは、基本的に1g前後の軽量ジグヘッドを扱うことを前提に設計されているため、適合ルアーウェイトの上限が低いモデルが多いです（例えば、MAX 5gやMAX 7gなど）。

一方、シーバスが反応しやすいルアーといえば、小型のものでも5g～10g程度、一般的なものでは10g～20g以上のプラグやバイブレーション、メタルジグなどになります。

これらのシーバス用ルアーを、アジングロッドで快適にキャストし、操作するのは、残念ながら非常に困難です。

適合ウェイトを大幅に超えるような重いルアーを無理に投げようとすると、ロッドがしなりすぎてキャストコントロールが効かなかったり、最悪の場合、ロッドティップやブランクスを破損させてしまう危険性があります。

もし、アジングロッドでシーバスを狙うのであれば、そのロッドの適合ルアーウェイトの範囲内で使える、ごく軽量な小型ミノーやシンキングペンシル、あるいはアジング用の少し重めのメタルジグなどに、ルアーの選択肢はかなり限定されることになるでしょう。

そして、そのような軽いルアーにシーバスが反応してくれるか、という問題も出てきます。

アングラーズアドバイス

ルアーもねー、アジングロッドじゃあ、シーバスが食ってきそうなやつ、あんまり投げれないんだよな。

せいぜい、ちっちゃいプラグとか、軽いメタルジグくらい？

バイブレーションとか、ちょっと大きめのミノーとかは、まず無理。

だから、アジングロッドでシーバス狙うって言っても、使えるルアーがめちゃくちゃ限られちゃうってことは、覚悟しとかないとね。

それで釣れるシーバスがいるかどうかは…運次第かも（笑）。

もはやアジングロッドの範疇を超える？ライトゲームロッドとしての選択

• シーバス対応を考えると、純粋なアジングロッドではなく、よりパワーのあるライトゲームロッドが現実的
• メバルロッド、ライトロックフィッシュロッド、ライトシーバスロッドなどが候補
• これらのロッドなら、アジングも（繊細さは劣るが）ある程度は可能
• 「アジングもシーバスも」と考えるなら、汎用性の高いライトゲームロッドを選ぶのが賢明

ここまで、アジングロッドでシーバスに挑むためのロッド選びのポイントを見てきましたが、お気づきの方も多いかもしれません。

シーバスへの対応を少しでも考えると、求められるスペックは、もはや純粋なアジングロッドの範疇を少し超えて、ライトゲームロッドと呼ぶ方が適切なものになってきます。

例えば、メバルロッドの中でもパワーのあるモデルや、ライトロックフィッシュ用のロッド、あるいはシーバスロッドの中でもフィネス寄りのモデルなどが、結果的に「アジングロッドでシーバスも」というニーズに近い選択肢となるでしょう。

これらのライトゲームロッドであれば、アジングロッドよりはパワーがあり、シーバス（特に小型）がヒットしても、ある程度の対応が可能です。

そして、アジングロッドほどの究極の繊細さはありませんが、軽いジグヘッドを使ったアジングも、ある程度はこなすことができます（もちろん、専用ロッドには劣りますが）。

もしあなたが、「アジングをメインにやりたいけど、たまにシーバスも釣れたら嬉しいな」というよりは、「アジングもシーバスも、どっちもそこそこ楽しみたい！」と考えるのであれば、最初からアジング専用ロッドにこだわるのではなく、より汎用性の高い「ライトゲームロッド」というカテゴリーで、自分に合った一本を探す方が、結果的に満足度の高い選択になるかもしれません。

その方が、扱えるルアーの幅も広がり、釣りの可能性も大きく広がりますよ。

アングラーズアドバイス

そうなんだよね、結局のところ。

アジングロッドでシーバスも…って考え始めると、だんだんアジングロッドじゃなくなってくる（笑）。

もうちょっと強くて、もうちょっと長くて、もうちょっと重いルアー投げれる竿…ってなると、それってメバルロッドとか、ライトなシーバスロッドじゃん！ってなる。

だから、もし本気でどっちもやりたいなら、アジング専用と、ライトゲーム用のバーサタイルなやつ、2本持つのが一番良いんだけどね。

まあ、1本で何とかしたいなら、アジングもできるライトゲームロッド、みたいなのを探すのが現実的かな！

ターゲットは小型シーバス限定、場所も選ぶ必要あり

• アジングロッドで太刀打ちできるのは、基本的に小型のセイゴ・フッコクラスまで
• 大型シーバス（スズキクラス）がヒットしたら、まずキャッチは困難
• 障害物の少ない、開けた場所（サーフ、堤防先端など）を選ぶ
• 根ズレやストラクチャーに巻かれるリスクを避ける

たとえ、ある程度パワーのあるアジングロッド（あるいはライトゲームロッド）を選んだとしても、それでどんなシーバスでも釣れるわけではありません。

アジングロッドで現実的に太刀打ちできるのは、基本的に小型のシーバス、いわゆる「セイゴ」や「フッコ」と呼ばれるサイズ（だいたい40cm～60cmくらいまで）が限界でしょう。

それ以上の、70cm、80cmを超えるような大型のシーバス（スズキクラス）がヒットしてしまった場合は、残念ながら、ロッドのパワー不足で寄せきれなかったり、ラインブレイクしたり、フックを伸ばされたりして、キャッチできる可能性は極めて低いと言わざるを得ません。

また、釣りをする「場所」も非常に重要になります。

シーバスは、障害物（ストラクチャー）周りに潜んでいることが多く、ヒットするとそうした場所に逃げ込もうとします。

アジングロッドのようなライトなタックルでは、シーバスを障害物から強引に引き離すことは困難です。

そのため、もしアジングロッドでシーバスのヒットも期待するのであれば、できるだけ障害物の少ない、開けた場所（例えば、サーフの払い出しや、堤防の先端付近など）を選ぶ必要があります。

根ズレ（ラインが海底の岩などに擦れて切れること）や、杭などにラインを巻かれてしまうリスクを、できるだけ避けるような場所選びが大切です。

大型シーバスは諦め、小型限定、場所限定、という割り切りが、アジングロッドでシーバスと遊ぶための前提条件となります。

アングラーズアドバイス

そう、狙うなら、せいぜいセイゴちゃんまでだね！

ランカーシーバスとか掛けちゃったら、もうアジングロッドじゃお祭り騒ぎだよ（笑）。

竿折れるか、ライン切れるか、フック伸びるか、まあ、だいたいそんな結末。

だから、もしアジングロッドでシーバスも…って思うなら、あんまりデカいのいないとことか、根掛かりしにくいとことかで、お遊び程度に楽しむのが良いと思う。

間違っても、テトラ帯とか、橋脚周りとかで、デカいの狙っちゃダメだぞ！

ラインやフックなど、タックル全体のバランスも超重要

• ライン：PEラインなら0.4号以上、リーダーも10lb以上は欲しい
• フック：アジング用の細軸フックはNG。太軸で強度の高いものに交換
• リール：ドラグ性能がしっかりしていて、ある程度の巻き上げ力があるもの
• ロッドだけでなく、ラインシステムやフックもシーバス対応に強化する必要がある

アジングロッドでシーバスに挑む場合、ロッドだけでなく、ラインやフックといった、タックル全体のバランスも非常に重要になります。

いくらロッドにある程度のパワーがあっても、ラインが細すぎれば簡単に切られてしまいますし、フックが弱ければ伸ばされてしまいます。

まず「ライン」ですが、アジングで使うようなエステルラインや、極細のPEライン（0.2号や0.3号など）では、シーバスのパワーにはまず耐えられません。

もしシーバスのヒットも少し意識するのであれば、PEラインなら最低でも0.4号、できれば0.6号以上を使用し、リーダーもフロロカーボンの10lb（ポンド）以上、状況によっては16lbくらいまで太くする必要があるでしょう。

次に「フック」。

アジングで使うジグヘッドのフックは、アジの小さな口でも吸い込みやすいように、非常に細軸で軽量に作られています。

こんなフックでシーバスがヒットしたら、一瞬で伸ばされたり折られたりしてしまいます。

もし、シーバスが掛かる可能性のある場所で、アジングタックルを使うのであれば、ジグヘッドのフックも、アジには少し太すぎるかもしれませんが、ある程度強度のあるものを選んだり、あるいは小型プラグを使う場合は、フックを太軸で強度の高いものに交換したりする対策が必要です。

「リール」についても、ドラグ性能がしっかりしていて、ある程度の巻き上げ力があるものを選びたいところです。

このように、ロッドだけでなく、ラインシステムやフック、リールといった、タックル全体をシーバスにも対応できるように、ある程度強化しておくことが、万が一のヒットに備えるためには不可欠なのです。

アングラーズアドバイス

竿だけ強くても意味ないからね！

ラインがプツン、フックがビヨーンじゃ、話にならない。

だから、もしシーバスもちょっと…って思うなら、ラインは普段のアジングよりだいぶ太くしとかないとダメ。

PE0.6号にリーダー16lbとか、もうそれアジングタックルじゃないじゃん！ってくらい（笑）。

フックも、アジ用の細いのは絶対ダメ。すぐ伸ばされるから、太軸のやつに替えよう。

そこまでしてアジングロッドでシーバス釣りたいか？って話にもなるけどね（笑）。

あくまで自己責任！魚へのダメージも考慮した楽しみ方を

• アジングロッドでのシーバス狙いは、ロッド破損やラインブレイクのリスクが高いことを常に意識する
• 長時間ファイトは、シーバスに過度なダメージを与え、リリース後の生存率を下げる可能性
• もし釣れたら、できるだけ速やかに、丁寧にリリースすることを心がける
• 周囲のアングラーへの配慮も忘れずに
• 推奨される釣り方ではないことを理解し、節度を持って楽しむ

最後に、そして最も大切なことですが、アジングロッドでシーバスを狙う（あるいは、不意にヒットしてしまう）という行為は、あくまで「自己責任」において行うべきである、ということを強く認識しておいてください。

これまで述べてきたように、アジングロッドはシーバスを釣るために設計されていません。

そのため、ロッドが破損したり、ラインブレイクでルアーを失ったりするリスクは、常に通常より高い状態にあります。

また、魚へのダメージも考慮しなければなりません。

ライトなタックルで大型の魚とファイトすると、どうしてもやり取りに時間がかかり、魚を必要以上に疲れさせてしまいます。

特に、キャッチ＆リリースを前提とする場合、長時間ファイトで体力を消耗しきったシーバスは、リリース後の生存率が低下してしまう可能性があります。

もし、アジングロッドでシーバスが釣れた場合は、できるだけ魚にダメージを与えないように、速やかに、そして丁寧にリリースすることを心がけましょう。

また、周囲に他のアングラーがいる場合は、ファイト中に魚が走り回り、他の人の迷惑にならないように、最大限の配慮をすることも大切です。

アジングロッドでシーバスを狙うという行為は、決して推奨される釣り方ではありません。

そのことを十分に理解した上で、もし挑戦するのであれば、節度を持って、そして何よりも安全第一で楽しむようにしてください。

スリリングな体験も、安全と魚への配慮があってこそ、真に楽しめるものなのですから。

アングラーズアドバイス

ここが一番言いたいことかな！

アジングロッドでシーバス釣るのって、まあロマンはあるけど、やっぱり色々リスクがあるんだ。

竿壊しちゃったり、魚死なせちゃったりしたら、全然楽しくないじゃん？

だから、もしやるなら、あくまで「自己責任」で、周りの人にも魚にも迷惑かけないように、細心の注意を払ってやってほしい。

一番良いのは、アジはアジングタックル、シーバスはシーバスタックルで、ちゃんと分けて釣ることなんだけどね！

まあ、どうしてもって言うなら…止めはしないけど、気をつけて楽しんでくれよな！

アジングロッドでシーバスは釣れるのかおすすめ5選

「それでも、アジングロッドで、もしかしたら釣れちゃうかもしれないシーバスに、ちょっとだけ夢を見てみたい…！」

そんなチャレンジャーなあなたのために、ここでは「アジングロッド」というカテゴリーの中でも、比較的パワーがあり、万が一シーバス（小型限定！）がヒットしても「まだマシ」かもしれない、あるいは「ライトゲームロッド」としてシーバスも視野に入れられるモデルを5本、あえてピックアップしてみました。

ただし、これらは決してシーバスを専門に狙うためのロッドではないことを、くれぐれもご理解くださいね！