アジングロッドでイカメタルは可能?どんなモデルなら使える?おすすめ5選も紹介

アジングロッドを手に、アジとの繊細な駆け引きを楽しんでいるあなた。

でも、夏の夜に船から煌々と灯りを灯し、ケンサキイカやスルメイカを狙う「イカメタルゲーム」、あれもなんだか楽しそうですよね!

「もしかして、このアジングロッド、イカメタルにも使えちゃったりするんじゃないの…?」なんて、淡い期待を抱いたことはありませんか?

1本の竿で、昼はアジ、夜はイカ…なんて釣りができたら、最高にエキサイティング!

でも、本当にあの繊細なアジングロッドで、重い鉛スッテを操り、イカの独特なアタリを取り、そして力強い引きと渡り合えるのでしょうか?

この記事では、そんな「アジングロッドでイカメタルって、ぶっちゃけどうなの?」という、多くのアングラーが一度は頭をよぎるかもしれない、ちょっぴり無謀な(?)疑問について、そのリアルな可能性と、そこに立ちはだかる非常に大きな壁、そして「もし、それでも万が一…」という場合の心構えを、包み隠さず、そして正直に解説していきます!

あなたのタックルボックスに眠るアジングロッドの、未知なる限界(と、おそらくは訪れるであろう悲劇…)を探る、ドキドキの旅に一緒に出かけましょう!

アジングロッドとイカメタル専用ロッド、基本性能の大きな違い

まず、大前提としてハッキリさせておかなければならないのは、アジングロッドとイカメタル専用ロッドは、同じ「海のルアーフィッシング用ロッド」というカテゴリーにはあっても、その目的も設計思想も、全くと言っていいほど異なる、ということです。

見た目がちょっと似ているからといって、同じように快適に使えると考えるのは、残念ながら大きな間違いの始まりかもしれません。

その根本的な違いを、まずはしっかりと理解しておきましょう。

ターゲットと釣り方、そして仕掛けの「重さ」という決定的差

  • アジング:アジがターゲット。ショアから、主に1g前後の超軽量ジグヘッド+ワームを使用。アタリは「コツッ」や「フッ」と非常に繊細。
  • イカメタル:ケンサキイカ、スルメイカなどがターゲット。ボートから、鉛スッテ(10号~30号、約37g~113g程度)やオモリグ(中オモリ+エギ)といった重い仕掛けをバーチカルに落とし、誘い、ティップの動きでアタリを取る。
  • ターゲットの生態、釣り方、そして何よりも使用する仕掛けの「重さ」が、アジングとイカメタルでは、天と地ほど異なる。

まず、狙う相手が全く違いますよね。

アジングは、ご存知の通り、主にショア(陸っぱり)から「アジ」をメインターゲットとし、使うルアーのほとんどは1g前後の非常に軽いジグヘッドにワームをセットしたものです。

アタリも「コツッ」という小さなものから、ラインテンションが「フッ」と抜けるような、本当にごくわずかな変化であることが多く、その繊細なアタリを感じ取ることが釣果を左右する、フィネスな釣りです。

一方、「イカメタルゲーム」は、主にボート(船)から、ケンサキイカ(地域によってはマイカ、シロイカとも呼ばれます)やスルメイカなどを狙う釣りです。

使うのは、「鉛スッテ」と呼ばれる、鉛製のオモリとカンナ(イカを掛ける針)が一体になったルアーや、あるいは「オモリグ」と呼ばれる、中オモリの先にリーダーと軽いエギ(浮きスッテ)を接続した仕掛け。

この鉛スッテやオモリの重さは、水深や潮の速さにもよりますが、軽いものでも10号(約37.5g)、標準的には15号(約56g)~25号(約94g)、時には30号(約113g)を超えるようなものまであります。

アジングで使うジグヘッドの、数十倍から百倍以上の重さになることも珍しくありません。

釣り方も、これらの重い仕掛けを船から真下(バーチカル)に落とし、ロッドを操作して誘いをかけ、イカがスッテやエギに触れたり抱きついたりした瞬間の、ロッドティップ(穂先)のわずかな動き(「フッ」と戻ったり、「クッ」と押さえ込まれたり)を見てアタリを取ります。

このように、ターゲットの生態、基本的な釣り方(ショア vs ボート、キャスト vs バーチカル)、そして何よりも使用する仕掛けの「重さ」が、アジングとイカメタルでは、全く比較にならないほど、根本から大きく異なっているのです。

アングラーズアドバイス

そう、まずここが一番デカい壁!「仕掛けの重さが全然違う!」ってこと!

アジングって、1円玉くらいの重さのジグヘッド投げる釣りでしょ?

でも、イカメタルの鉛スッテとかオモリって、もうズッシリ重たいんだよ。軽いのでも缶コーヒー1本分くらいあるんじゃないかな?

そんなもん、あのか細いアジングロッドで扱えると思う?

まず、そこを冷静に考えてみようぜ!

(ショアからのイカメタルっていう、超ニッチな釣りもあるけど、それはまた別のお話ね!)

ロッドパワーと適合ウェイト:アジングロッドでは太刀打ちできない?

  • アジングロッド:適合ルアーウェイトはMAXでも5g~10g程度が一般的。UL~Lクラスの非常にライトなパワー。
  • イカメタル専用ロッド:適合スッテ(オモリ)ウェイトは数十g~100g以上。重い仕掛けを操作し、良型イカの多点掛けにも耐える強靭なバットパワー(M~MHクラス以上も)。
  • アジングロッドでは、イカメタルで使う仕掛けの重さに、まずティップもバットも耐えられない。キャストもシャクリも、そして巻き上げも不可能に近い。

ターゲットと釣り方、そして仕掛けの重さが全く違うのですから、当然、ロッドに求められる「パワー」と、安全に扱える「適合ウェイト(重さ)」も、天と地ほど変わってきます。

アジングロッドは、軽いジグヘッドを繊細に操作するために、UL(ウルトラライト)やL(ライト)といった、非常にライトなパワークラスが中心です。

適合ルアーウェイトも、上限がMAXでも5g~10g程度までのモデルがほとんどですよね(一部のパワー系遠投モデルを除く)。

一方、イカメタル専用ロッドは、数十グラム、時には100gを超えるような重い鉛スッテやオモリグを、水深のある場所で軽快に操作し(シャクったり、ステイさせたり)、そしてヒットしたケンサキイカ(時には良型が一度に複数杯ヒットすることも!)の、ズッシリとした重みと独特の引きに負けずに巻き上げてくるための、強靭なバットパワー(竿の根本の力)が不可欠です。

そのため、イカメタル専用ロッドのパワークラスは、M(ミディアム)やMH(ミディアムヘビー)、あるいはそれ以上の、しっかりとしたパワーを持つものが主流となります。

適合スッテ(オモリ)ウェイトも、当然ながら「〇〇号~〇〇号」や「MAX〇〇g」といった形で、アジングロッドのそれをはるかに超える数値が設定されています。

この「ロッドパワー」と「適合ウェイト」の、あまりにも大きな、そして決定的な差異を考えれば、アジングロッドでイカメタル用の重い仕掛けを扱おうとすることが、いかに無謀で、そして危険な行為であるかは、火を見るより明らかでしょう。

まず、重すぎてキャスト(もしするなら)できませんし、無理にシャクろうとすれば、ティップやブランクスがその負荷に全く耐えきれず、一瞬で破損してしまいます。

たとえ仕掛けを真下に落とせたとしても、今度は巻き上げることができない、という事態に陥るのが関の山です。

アングラーズアドバイス

これがもう、絶望的なまでの違いだよね、本当に。

アジングロッドって、頑張ってもせいぜい10gくらいまでのルアーしか投げれないのに、イカメタルのスッテとかオモリって、普通に50gとか80gとか平気であるじゃん?

そんなもん、アジングロッドで持ち上げようとしたら、もう竿が「への字」どころか、「くの字」に曲がって、次の瞬間には「バキッ!」だよ、絶対。

パワーも全然違うしね。

アジングロッドで、良型のケンサキイカが2杯も3杯も一気に乗ってきたら、もう竿ごと海に持っていかれるんじゃないかってくらい、何もできないと思うよ!

「無理!」この一言に尽きるね!

ティップに求められる感度と「アタリの表現力」の違い

要素 アジングロッドティップ イカメタル専用ロッドティップ
主なアタリの出方 アジの吸い込みバイトによる「フッ」という抜け、ついばむ「コツッ」など、手感度・目感度で捉える。 イカがスッテやエギを抱いた後の、テンション変化によるティップの「戻り」「フワつき」「押さえ込み」など、主に目感度で捉える。
求められるティップ特性 超高感度(振動伝達性)、荷重変化の察知、食い込みの良さ(ソリッド)、反響感度(チューブラー)。極めて繊細。 目感度最優先。適度な張りとしなやかさを持ち、重い仕掛けの負荷で曲がりすぎず、かつイカの微細な触りを明確に表現する復元力と感度。アジングティップよりはるかに強く太い。
ティップ素材・構造 極細カーボンソリッド、高感度チューブラー、チタンなど。 視認性の高い塗装が施された、比較的太めで強度のあるカーボンソリッドティップや、特殊な金属ティップ(ダイワのメタルトップなど)が多い。
  • アジング:アジの極めて微細な「吸い込み」や「接触」を、手元に伝わる振動や、ティップのわずかな動きで捉える「感じる」感度。
  • イカメタル:エギを抱いたイカの動きや、エギにかかるテンションのわずかな変化を、ティップが「戻る」「フワつく」「押さえ込まれる」といった「動き」で視覚的に捉える「見る」感度。
  • 同じ「ティップでアタリを取る」釣りであっても、アタリの質と、ティップに求められるアタリの表現方法、そして何よりもティップ自体の強度が全く異なる。

アジングもイカメタルも、どちらも「ティップ(穂先)でアタリを取る」という点では、一見すると共通しているように見えるかもしれません。

しかし、その「アタリの出方」と、ティップに求められる「アタリの表現力」、そして何よりも「ティップ自体の強度」は、実は全くと言っていいほど異なるのです。

アジングでは、アジがジグヘッドを吸い込んだ時の「フッ」とラインテンションが抜けるアタリや、「コツッ」とついばむような、非常に微細な振動や重みの変化を、手元に伝わる感覚(手感度)や、ティップのわずかな動き(目感度)で捉えます。

そのため、アジングロッドのティップには、究極の感度や、しなやかな食い込み性能が求められ、極めて細く繊細に作られています。

一方、イカメタルゲームでは、アオリイカとは異なり、ケンサキイカなどが鉛スッテやエギに触れたり、抱きついたりした際に、それまで仕掛けの重みで適度に曲がっていたティップが、「フッ」とわずかに戻ったり(これが代表的なティップランアタリならぬイカメタルアタリ!)、あるいは逆に「グッ」と少しだけ押さえ込まれたり、フワフワと不自然に揺れたりする、ティップの「動き」を見てアタリを判断します。

つまり、アジングが「振動」や「重み」といった感覚でアタリを感じ取る側面が強いのに対し、イカメタルは主にティップの「視覚的な変化」でアタリを取ることが多いのです(もちろん、手元に明確なアタリが出ることもあります)。

このイカメタル特有のアタリを明確に、そして分かりやすく表現するために、専用ロッドのティップは、数十グラムという重い仕掛けの負荷でもティップが入りすぎず(曲がりすぎず)、かつイカが触れた瞬間の本当にわずかなテンションの変化にも敏感に反応し、目で見て分かりやすい「戻り」や「押さえ込み」といった動きをするように、絶妙な張り(硬さ)としなやかさ、そして復元力(元に戻ろうとする力)のバランスで設計されています。

多くの場合、視認性を高めるためにティップ部分が白や蛍光色に鮮やかに塗装されていますよね。

アジングロッドの、あの極細で繊細なティップは、このようなイカメタル特有のアタリを表現するようには作られていませんし、そもそも数十グラムという仕掛けの重さに耐えられるようにも設計されていません。

重い仕掛けの負荷でティップが常に曲がりっぱなしになってしまい、アタリの判別どころではなくなってしまうか、あるいはティップが負荷に耐えきれずに破損してしまうのが関の山でしょう。

アングラーズアドバイス

これもねー、全然違うんだよなぁ、ティップの役割が。

アジングのティップって、もう本当に「感じる」ための、超高性能なセンサーみたいなもんだけど、イカメタルのティップは、どっちかっていうと「アタリを目で見る」ための、分かりやすいインジケーターみたいな役割が大きいんだ。

だから、アジングロッドの、あの細くてプルプル震えるようなティップで、イカメタルの「フワッ」て戻るアタリとか、「チョン」て入るアタリとか、ちゃんと見れるかっていうと、かなり難しいと思うよ。

そもそも、何十号っていう重たい鉛スッテとかオモリぶら下げたら、アジングロッドのティップなんて、ずーっと「コンニチハ!」ってお辞儀しっぱなしになっちゃって、アタリもクソもない状態になっちゃう可能性の方が、はるかに高いと思うけどね!(笑)

アジングロッドでイカメタル…果たしてメリットはあるのか?

これまでの話で、アジングロッドとイカメタル専用ロッドが、いかに根本から異なるものか、そしてアジングロッドでイカメタルの重い仕掛けを扱うことが、いかに無謀で危険なことか、お分かりいただけたかと思います。

では、それでもなお、あえてアジングロッドでイカメタルに挑むことに、何かメリットらしきものは、ほんのわずかでも存在するのでしょうか?

正直に言って、そのメリットを見つけ出すのは、砂漠で針を探すようなものですが、強いて、本当に強いて挙げるとすれば…といったレベルで考えてみましょう。

手持ちタックルで「雰囲気」だけ味わう?(推奨せず)

  • もし、他に全く竿がなく、どうしてもイカメタルの「雰囲気」だけでも体験したい、という究極の状況なら…。
  • ただし、それは本来のイカメタルとは全く異なる、非常にストレスフルで、かつタックル破損と隣り合わせの危険な「行為」になる。
  • 「やっぱり専用ロッドじゃないと絶対にダメだ」と、専用ロッドの必要性を骨の髄まで痛感できる、という、極めて後ろ向きなメリット…?
  • 結論として、やはり推奨できるメリットは皆無に近い。

もし、あなたがイカメタルゲームに強い興味を持ち始めたばかりで、「いきなり専用タックルを一式揃えるのは、予算的にも、続くかどうかも分からなくて、ちょっとハードルが高いなぁ…でも、どんな釣りなのか、ほんの少しだけでも良いから、その場の『雰囲気』だけでも味わってみたいんだ!」と、切実に願っているとします。

そして、そんな時に、たまたま手元にアジングロッド(それも、Lクラス以上の、アジングロッドとしては比較的パワーのあるもの)しか持っていなかった、という、本当にどうしようもない究極の状況があったとしましょう。

そんな、万に一つ、いや億に一つあるかないかの特殊な状況下であれば、それを使って、本当に「雰囲気だけ」を、ほんのちょっぴりだけ体験してみる、ということは、もしかしたら、もしかしたら…不可能ではないかもしれません。

ただし、それは、イカメタルゲームの本来の楽しさや奥深さを味わえるものでは決してなく、むしろ「重い仕掛けが全然シャクれない…」「ティップが曲がりすぎてアタリが全く分からない…」「いつ竿が折れるかヒヤヒヤして、全然釣りに集中できない…」といった、非常にストレスフルで、かつ常にタックル破損のリスクと隣り合わせの、危険な「行為」になる可能性が極めて高いです。

そして、そのあまりにも厳しい現実を体験した結果として、「あぁ、やっぱりアジングロッドなんかじゃ、イカメタルは絶対に無理だ!専用ロッドじゃなきゃ絶対にダメなんだ!」と、イカメタル専用ロッドの必要性を、これ以上ないくらい骨の髄まで痛感することができる、という、極めて後ろ向きで、かつ自己破壊的なメリット(?)は、もしかしたら…あるかもしれませんね。

しかし、それはあまりにもネガティブな体験であり、イカメタルという釣りの本当の魅力に触れる前に、トラウマになってしまうリスクすら伴います。

結論として、やはり、アジングロッドでイカメタルを試みることには、推奨できるようなメリットは、残念ながら皆無に近いと言わざるを得ません。

アングラーズアドバイス

うーん、メリットねぇ…正直、探すのがめちゃくちゃ難しいくらい、ほとんど無いと言ってもいいんじゃないかな(笑)。

無理やりアジングロッドでイカメタルやって、「あ、イカメタルって、こんな感じなのね(全然違うけどね!)」って、ほんの表面の、しかも間違った情報だけを舐めるくらいはできるかもしれないけど、それで「イカメタル、超楽しいじゃん!」って心から思えるかは、限りなくゼロに近いと思うよ。

むしろ、「イカメタルって、こんなにツラくて、釣れなくて、竿折りそうな、つまんない釣りなのか…」って、盛大に誤解しちゃう可能性の方が、はるかに高いと思う。

だから、もし本気でイカメタルやってみたいなら、最初からちゃんと専用の道具使うか、せめて友達に借りるとか、船宿でレンタルタックル借りるのが、絶対に一番だよ!本当に!

超軽量スッテでの「マイクロイカメタル」なら…?(極めて限定的)

  • もし、アジングロッドの適合ウェイト範囲内(例えばMAX10g~15g程度)で扱える、超軽量な鉛スッテやオモリグ(そんなものが存在するとして…)があり、
  • 釣り場の水深が極めて浅く(例えば10m~20m程度)、潮もほとんど流れていない、湖のような穏やかな海況で、
  • ターゲットも小型のケンサキイカ(新子サイズなど)や、ヒイカといった、ごくごく小型のイカに限定される、
  • といった、全てのありえないほど厳しい条件が、天文学的な確率で奇跡的に揃えば、アジングロッド(MLクラス以上のパワー系)でも、「何かが起こる」可能性は、ほんのわずかだけ…あるかもしれない。
  • しかし、それはもはや私たちが知っている「イカメタル」とは全く異なる、超特殊な「マイクロイカメタル」とでも呼ぶべき、全く新しい(そしておそらく成立しない)釣りの領域。

それでもなお、どうしてもアジングロッドでイカメタル的な釣りができないものか、と一縷の望みを捨てきれない、探求心旺盛な(あるいは、ちょっぴり無謀な?)あなたへ。

もし、本当に、本当に万が一、アジングロッドでイカメタル的な釣りが「かろうじて成立するかもしれない」としたら、それはもう「超絶ライトなイカメタル」、あるいは「マイクロイカメタル」とでも呼ぶべき、非常に特殊で限定的な状況下での話になるでしょう。

例えば、もし仮に、アジングロッドの中でも比較的パワーのあるML(ミディアムライト)クラスやM(ミディアム)クラスのモデル(それでも適合ウェイト上限はせいぜい10g~15g程度でしょう)でも、かろうじて扱うことができるような、超軽量な鉛スッテや、あるいはごく軽い中オモリを使ったオモリグ(そんなものがこの世に存在するとして…ですが)があったとしましょう。

かつ、釣りをする場所の水深が極めて浅く、例えば10mから深くても20m程度まで。

そして、潮の流れもほとんどなく、風も全く吹いていない、まるで湖のように穏やかなベタ凪の海況である必要があります。

これにより、仕掛けにかかる余計な負荷を極限まで抑え、アジングロッドの繊細なティップでも、なんとか仕掛けの重みを感じられるようにするわけです。

さらに、ターゲットとするイカも、一般的なサイズのケンサキイカやスルメイカではなく、手のひらサイズの、いわゆる「新子(ケンサキイカの赤ちゃん)」と呼ばれるような、ごくごく小型のイカや、あるいはヒイカといった、アジングロッドでもなんとかやり取りができそうな、超小型のイカに限定されます。

これら全ての、ありえないほど厳しい条件が、まるで日食と月食と惑星直列と、さらに年末ジャンボ宝くじの1等前後賞が同時に当たるかのような、天文学的な確率で、本当に奇跡的に重なったとしましょう。

その時、初めて、アジングロッドでイカメタル的な「何か」が起こり、超小型のイカが「釣れちゃうかもしれない」という、ごくごくごくごくわずかな可能性が、ほんの少しだけ、もしかしたら…生まれるかもしれません。

しかし、それはもはや、私たちが知っている、ある程度の重さのある鉛スッテを使い、時に数十メートルの水深を攻略し、良型のケンサキイカの数釣りを楽しむ、あのエキサイティングな「イカメタルゲーム」とは、全く異なる、超特殊で、そしておそらくは成立しないであろう「マイクロイカメタル」とでも呼ぶべき、全く新しい釣りの領域と言えるでしょう。

そして、そんな奇跡的な状況は、まず現実には存在しない、と考えるのが賢明です。

アングラーズアドバイス

超絶ライトなマイクロイカメタルねぇ…もう、それってイカメタルっていうより、「アジングロッドで釣れちゃった、なんかちっちゃいイカ」みたいな感じじゃない?(笑)

もし、本当に10g以下とかの、めちゃくちゃ軽い鉛スッテとか、そういうのがあって、水深もめちゃくちゃ浅くて、潮も風も全然なくて、イカも手のひらサイズしかいなくて…って、そんな夢みたいな、都合の良い状況が、もし、もしも!あったとしたら、まあ、アジングロッドでも遊べるかもしれないけどね、うん、遊べる「かも」しれない。

でも、それって、ティップランの醍醐味である「ドスン!」と竿先が突き刺さるような強烈なアタリとか、良型イカとのパワフルでスリリングなファイトとかは、全く味わえないだろうなぁ。

やっぱり、イカメタルはイカメタル専用の、ちゃんとした道具でやるからこそ、その本当の面白さが分かるんだと思うよ!

無謀な挑戦!アジングロッドでイカメタルをする際の致命的リスク

さて、ごくごくわずかな、天文学的な確率での可能性を探ってはみましたが、やはり現実的に考えて、アジングロッドで本格的なイカメタルゲームに挑むことは、「無謀な挑戦」と言わざるを得ません。

そこには、楽しむどころか、あなたの大切なタックルを一瞬にして失い、釣りを台無しにしてしまう、致命的ないくつものリスクが、まるで口を開けて待ち構えているのです。

その具体的な危険性を、どうか軽視することなく、真剣に認識してください。

ロッド(特にティップ)破損は必至?重すぎる仕掛けと誘いの負荷

  • アジングロッドは、イカメタルで使う鉛スッテやオモリ(数十g~100g超)の重さに、まず物理的に耐えられるように設計されていない。
  • キャスト(もしするなら)はもちろん、仕掛けを投入するだけでも、そして重い仕掛けをシャクる(誘う)動作の繰り返しで、ティップやブランクスがいとも簡単に「ポキッ」と折れる可能性が極めて高い。
  • 特に、アジングロッドの命とも言える、極細で繊細なソリッドティップは、一瞬の過負荷で致命的なダメージを受ける。
  • 修理費用や精神的ショックを考えたら、安いイカメタル専用ロッドが余裕で買えてしまう。絶対に避けるべき行為。

これが、アジングロッドでイカメタルを試みようとした際に、おそらく最も高確率で、そして最も悲劇的な形であなたを襲うであろうトラブルです。

「ロッドの破損」、特に、あの繊細な「ティップ(穂先)の破損」。

もう何度もお伝えしていますが、アジングロッドは、基本的に1g~数g程度の、極めて軽いルアーを扱うために、非常に細く、そして驚くほど繊細に作られています。

一方、イカメタルゲームで一般的に使用される鉛スッテや、オモリグで使う中オモリは、軽いものでも10号(約37.5g)、標準的なもので15号(約56g)~25号(約94g)、そして深場や速潮時には30号(約113g)を超えるような、アジングで使うルアーとは比較にならないほどの、圧倒的な重量があります。

この、アジングロッドの設計時の想定負荷を、何十倍、時には百倍以上も超えるような重さの仕掛けを、あの華奢なアジングロッドで、キャスト(もしするなら)しようとしたり、あるいは船から真下に投入しようとしたり、そしてイカを誘うためにロッドをシャクり上げたりすれば、一体どうなるでしょうか?

答えは、火を見るよりも明らかです。

特に、アジングロッドの命であり、最もデリケートな部分である、あの極細で繊細なティップ部分は、その過大な負荷に全く耐えきれず、まるで乾いた小枝が折れるかのように、「パキッ!」という悲しい音と共に、いとも簡単に、そして無残に折れてしまうでしょう。

ティップだけでなく、ブランクス(竿本体)の途中から、真っ二つに折れてしまうことも十分にあり得ます。

そうなれば、楽しいはずのイカメタル釣行は、一瞬にして悪夢へと変わり、もしそれがお気に入りの高価なアジングロッドであればあるほど、その精神的なショックと経済的な損失は、計り知れないものとなるでしょう。

ロッドの修理には、決して安くない費用と、長い時間がかかります。

その修理費用を考えたら、おそらく釣具屋さんで最も安いクラスのイカメタル専用ロッドが、余裕で購入できてしまうかもしれません。

あなたの大切なアジングロッドを、ほんの一瞬の気の迷いや、無謀な挑戦で、再起不能な状態にしてしまうことのないように、重いイカメタルの仕掛けをアジングロッドで扱うのは、絶対に、絶対に、絶対に!避けるべき行為なのです。

アングラーズアドバイス

これ、もう本当に、絶対にやっちゃダメなやつだからね!声を大にして、何度でも言うよ!

アジングロッドで、あのズッシリ重たい鉛スッテとかオモリとか付けたら、もう100%、いや200%折れると思っていい!

特にティップね。アジングロッドのティップなんて、ちょっとしたことで簡単に「ポキッ」ていっちゃうくらい、超絶デリケートなんだから。

「いやいや、俺のアジングロッド、バチコン用でMLパワーだから、ちょっとくらい大丈夫っしょ!」とか、そういう問題じゃないんだ。

根本的に、竿の作りと、想定してる負荷の種類と大きさが、イカメタルとは全く、全く!違うからね。

竿折って、悲しい思いして、高い修理代払って、おまけに船の上で周りの人に白い目で見られて…なんて、そんな三重苦、誰も味わいたくないでしょ?

だから、お願いだから、絶対に無理だけはしないでくれよな!本当に!

スッテやオモリグをまともに操作できない絶望感

  • アジングロッドのライトなパワーと繊細なティップでは、数十グラムもある鉛スッテやオモリグを、水中でキビキビとアクションさせることができない。
  • シャクってもロッドが曲がるだけで、スッテやエギはほとんど動いていない「ティップだけお辞儀状態」になり、誘いとして成立しない。
  • ティップが仕掛けの重さに負けて常に曲がりっぱなしになり、イカメタル特有の「ティップの戻りアタリ」や「フワフワアタリ」が全く判別できない。
  • 結果的に、釣りとして全く成立せず、ただ重いものを上げ下げするだけの、虚しい時間になる可能性が極めて高い。

たとえ、奇跡的に、本当に奇跡的にロッドが重さに耐えられたとしても(そんなことはまずありえませんが…)、次にあなたを待ち受けているのは、「鉛スッテやオモリグを、まともに操作することができない」という、釣りとして致命的な絶望感です。

イカメタルゲームでは、鉛スッテやオモリグを海底まで沈めた後、ロッドをリズミカルに数回シャクり上げて(誘い上げて)、その後ピタッと止めてステイさせ(食わせの間を作り)、そのステイ中にティップに出るアタリを取る、という一連の動作が基本となります。

しかし、アジングロッドのようなライトなパワー、そして繊細すぎるティップでは、数十グラム、時には100gを超えるような重い鉛スッテやオモリグを、水中でキビキビと、そしてキレのある動きでシャクり上げることが、まず物理的にできません。

ロッドティップが、仕掛けの重さに完全に負けてしまい、あなたがいくら一生懸命シャクっても、ティップだけがグニャグニャとしなってお辞儀をするだけで、肝心の水中にあるスッテやエギは、ほとんど動いていない…なんていう、非常に悲しい、そして滑稽な状況になりがちです。

これでは、イカに対して効果的な誘いをかけることなど、到底できませんよね。

さらに、イカメタルのアタリの取り方においても、アジングロッドは大きなハンデキャップを負います。

イカメタル専用ロッドは、重い仕掛けの負荷でティップが適度に曲がり、そこからイカが触れた瞬間にティップが「フッ」とわずかに戻ったり、「グッ」と少しだけ押さえ込まれたり、あるいはフワフワと不自然に揺れたりする動きを、目で見て明確に捉えられるように、絶妙なバランスで設計されています。

しかし、アジングロッドでは、ティップが仕掛けの重さで常に限界まで曲がりっぱなしになってしまい、その状態からさらにイカが触れたとしても、その微妙な変化をティップで表現し、アングラーが視覚的に捉えることは、非常に困難です。

「ずーっとティップが曲がってるから、どれがイカのアタリなのか、それともただ船が揺れてるだけなのか、もう全然分からない…」そんな状態では、釣りとして全く成立しませんよね。

結果的に、ただただ重いものを上げ下げするだけの、虚しく、そして疲れるだけの時間になってしまう可能性が、残念ながら極めて高いのです。

アングラーズアドバイス

これもねー、実際にやってみると「あ、これ、ダメだわ…」って、たぶん鉛スッテを海底に落として、最初の1回シャクろうとした瞬間に、1秒で気づくと思う(笑)。

アジングロッドで、あの重たい鉛スッテをシャクろうとしても、竿が「ぐにゃ~ん」って、お餅みたいにしなるだけで、全然スッテが「ピョン!」って跳ねてくれないんだよね。

で、ティップはもう、スッテの重さでずーっと下向いちゃってるから、イカがちょっかい出してきたとしても、それがアタリなのか、ただの気のせいなのか、もう全く区別がつかない。

これじゃあ、釣れるもんも釣れないし、何より全然面白くないよね。

やっぱり、それぞれの釣りには、それに合った道具の硬さとか、調子っていうのがあるんだよなーって、改めて思い知らされる瞬間だよ、これは。

フッキングが決まらない、イカの重みに完敗

  • アジングロッドのライトなフッキングパワーでは、ケンサキイカなどの足に、鉛スッテやエギのカンナを深く、そして確実にくい込ませるのが非常に困難。
  • たとえフッキングできたとしても、浅掛かりになりやすく、巻き上げ途中や、イカのジェット噴射で簡単にバレてしまう。
  • 良型のケンサキイカ(時には数杯同時にヒットすることも)の、ズッシリとした重みと独特の引きに、ロッドが耐えきれず、のされてしまう。
  • ラインブレイクやロッド破損のリスクもさらに高まり、貴重なイカをキャッチできる可能性は限りなく低い。

もし、万に一つの、いや億に一つの確率で、アジングロッドでイカメタルのアタリらしきものを捉え、渾身の力でフッキング(アワセ)を入れたとしても、そこからがさらなる、そしておそらくは絶望的な試練の始まりです。

まず、「フッキングが 決まらない」という、非常に大きな問題に直面します。

イカメタルで狙うケンサキイカなどは、アジのように口でルアーを吸い込むのではなく、複数の足で鉛スッテやエギを抱きかかえ、その体に、エギの後ろやスッテの傘針部分に付いている「カンナ」と呼ばれる、カエシのない特殊な多数の針を掛ける必要があります。

このカンナを、イカの比較的柔らかい足や体に、深く、そして確実にくい込ませるためには、ある程度しっかりとした、そして瞬間的なフッキングパワーが必要になります。

しかし、アジングロッドのようなライトなパワー、そして繊細なティップを持つ竿では、このフッキングパワーが絶対的に不足しており、たとえ渾身の力でアワセても、カンナが甘く掛かるだけで、すぐに外れてしまったり(バラシ)、あるいは全く掛かっていなかったりする可能性が非常に高いのです。

そして、もし運良くフッキングが決まり、ファイトが始まったとしても、今度はイカの、あの独特の「ズッシリとした重み」と「グイングインとした引き」との戦いが待っています。

特に、良型のケンサキイカ(時には500gを超えるようなものも)がヒットしたり、あるいは一度に数杯のイカが同時にヒットしたりした場合、その合計重量と抵抗は、アジングロッドのキャパシティをはるかに超えてしまいます。

アジングロッドでは、このパワーに全く太刀打ちできず、ロッドは限界までしなり(あるいはしなりきってしまい)、リールのドラグは悲鳴を上げ、アングラーはただただ何もできずに翻弄されるだけ。

ラインブレイクはもちろんのこと、ロッドがその負荷に耐えきれずに、途中で「バキッ!」と折れてしまうリスクも、さらに、さらに高まります。

結果として、せっかくヒットさせた貴重なイカを、キャッチできる可能性は限りなく低く、ただただ悔しい思いをするだけになってしまうでしょう。

アングラーズアドバイス

これも想像に難くないよね、うん。

アジングロッドで、あのイカの体に、ちゃんとカンナを「グサッ!」て深く刺せると思う?たぶん無理でしょ(笑)。

だいたい、カンナの先がちょこっと触るくらいで終わっちゃって、イカが「あれ?なんかヤバい?」って気づいて、ジェット噴射で「ブシュー!」って逃げて、ポロッて外れるのがオチだよ。

で、もし運良くガッツリ掛かったとしても、良型のケンサキイカの、あのズッシリとした重みと、断続的に「グイングイン!」って抵抗する引きって、マジで強烈だからね!

アジングロッドじゃ、もう竿ごと海に持っていかれて、成すすべなく「あーあ…」ってなるのが目に見えてる。

イカ、特にデカいやつナメてると、本当に痛い目見るぞ!アジングロッドじゃ、まず勝てない相手だ!

「アジングロッドでイカメタル」が成立しうる、ありえないレベルの条件とは

  • 使用する鉛スッテやオモリグが、アジングロッドでもかろうじて扱える「10g~15g以下の超軽量な特殊品」(もしそんなものが存在するならば…)。
  • 釣り場の水深が極めて浅く(例えば10m~20m程度まで)、潮の流れもほとんどなく、風も全くない、湖のように穏やかな、奇跡的な海況。
  • ターゲットとするイカが、手のひらサイズの「新子」や「ムギイカ(小型スルメイカ)」といった、ごくごく小型で引きも弱いものに限定される。
  • 使用するアジングロッドが、ML~Mクラスの、アジングロッドとしては規格外にパワーのある「バチコン用」などの特殊なモデルであること。
  • これら全ての、ありえないほど厳しい条件が、天文学的な確率で、本当に奇跡的に重なった場合にのみ、「何かが起こる」可能性が、ほんの、ほんのわずかだけ…あるかもしれない、というレベル。
  • しかし、それはもはや私たちが知っている「イカメタルゲーム」とは全く異なる、超特殊で、そしておそらくは成立しないであろう「マイクロイカメタル」とでも呼ぶべき、全く新しい(そしておそらくは非現実的な)釣りの領域。

これまでの話で、アジングロッドで本格的なイカメタルゲームを行うことが、いかに無謀で、リスクとデメリットだらけであるかは、もう十二分にご理解いただけたかと思います。

「じゃあ、絶対に100%不可能なのか?」「ほんのわずかでも、奇跡的に、アジングロッドでイカメタル的な釣りが成立する条件というものは、この世のどこにも存在しないのか?」

そうですね…もし、本当に、本当に仮にですが、アジングロッドでイカメタル的な釣りが「かろうじて成立するかもしれない」としたら、それはもう、天文学的な確率でしか起こりえないような、ありとあらゆる「ありえないレベル」の条件が、奇跡的に、そして完璧に重なった場合のみ、と言えるでしょう。

まず、使用する「鉛スッテ」や「オモリグ」。

一般的なイカメタルで使うような、10号(約37.5g)を超えるようなものは、アジングロッドでは絶対に扱えません。

もし、奇跡的にアジングロッドの中でも比較的パワーのあるML(ミディアムライト)クラスやM(ミディアム)クラスのモデル(それでも適合ウェイト上限はせいぜい10g~15g、頑張っても20g程度でしょう)でも、かろうじてシャクることができ、かつイカが抱いてくるような、超軽量な特殊な鉛スッテや、ごく軽い中オモリを使ったオモリグ(そんなものがこの世に汎用品として存在するとして…ですが)があったとしましょう。

次に、「釣り場の状況」。

水深が極めて浅く、例えば10mから、深くても20m程度まで。

そして、潮の流れもほとんどなく、風も全く吹いていない、まるで湖のように穏やかな、鏡のようなベタ凪の海況である必要があります。

これにより、仕掛けにかかる余計な負荷を極限まで抑え、アジングロッドの繊細なティップでも、なんとか仕掛けの重みを感じられ、かつイカのアタリを判別できる可能性があるようにするわけです。

さらに、「ターゲットとするイカ」。

一般的なサイズのケンサキイカやスルメイカでは、アジングロッドでは太刀打ちできません。

狙えるのは、手のひらサイズの、いわゆる「新子(ケンサキイカの赤ちゃん)」や「ムギイカ(小型のスルメイカ)」といった、本当にごくごく小型で、引きもそれほど強くないイカに限定されます。

そして、「使用するアジングロッド」。

ULクラスのような一般的な繊細すぎるものではなく、ML(ミディアムライト)クラスや、あるいはM(ミディアム)クラスといった、アジングロッドとしては規格外にパワーのある、「バチコンアジング用」などの特殊なモデルであることが、最低限の条件となるでしょう。

これら全ての、ありえないほど厳しく、そして都合の良い条件が、まるで日食と月食と惑星直列と、さらに年末ジャンボ宝くじの1等前後賞が同時に当たるかのような、本当に天文学的な確率で、奇跡的に、そして完璧に重なったとしましょう。

その時、初めて、アジングロッドでイカメタル的な「何か」が起こり、超小型のイカが「釣れちゃうかもしれない」という、ごくごくごくごく、ほんのわずかな、砂漠で一粒のダイヤを見つけるような可能性が、もしかしたら…生まれるかもしれません。

しかし、それはもはや、私たちが知っている、ある程度の重さのある鉛スッテを使い、時に数十メートルの水深を攻略し、良型のケンサキイカの数釣りや、ズッシリとした重量感のあるファイトを楽しむ、あのエキサイティングな「イカメタルゲーム」とは、全く異なる、超特殊で、そしておそらくは成立しないであろう「マイクロイカメタル」とでも呼ぶべき、全く新しい(そしておそらくは非現実的な)釣りの領域と言えるでしょう。

そして、そんな全ての条件が都合よく揃う奇跡的な状況は、まず現実の釣り場には存在しない、と考えるのが、賢明な判断です。

アングラーズアドバイス

まあ、宝くじで1等が3回連続で当たる確率よりは高いかもしれないけど、それでも天文学的確率だよね、そんな全ての条件が揃うなんて(笑)。

10g以下のイカメタル専用スッテって、まず売ってるの見たことないし、もしあったとしても、それで釣れるのは本当にエンピツみたいな小さいイカだけだろうしね。

水深もめちゃくちゃ浅くて、潮も風も全然なくて、イカも手のひらサイズしかいなくて、しかも持ってるアジングロッドがバチコン用の超パワータイプ…って、そんな夢みたいな、ご都合主義すぎる状況、日本中のどこ探しても、たぶん存在しないんじゃないかな?(笑)

だから、これを「アジングロッドでイカメタル成立!」って言うのは、もう無理がありすぎるってもんだ。

素直に、アジングロッドはアジングで、その繊細な釣りを満喫して、イカメタルはイカメタル専用の、ちゃんとしたタックルで、その豪快な釣りを楽しむのが、一番賢くて、一番安全で、そして何よりも一番楽しい方法だよ!これは間違いない!

それでも試したい超チャレンジャーへ…最低限の心構えと注意事項

  • ロッド破損は「ほぼ確実」くらいの、自己犠牲の精神と、笑って済ませる覚悟を持つこと。
  • 周囲に他の乗船者や船がいないか、安全を最大限に、いや極限まで確認してから、迷惑のかからない範囲で行うこと(重い仕掛けが飛んでくる、ラインが絡まるなどの危険性)。
  • ラインシステムは、通常のアジングでは考えられないほど太く、強くしておくこと(それでも切れる時は切れる)。
  • リールのドラグは、もはや機能しないかもしれないレベルでゆるゆるに設定し、絶対に力で対抗しようなどとは夢にも思わないこと。
  • もし万が一、何か(魚でなくても、地球とか…)がヒットしたとしても、それは「奇跡」であり、決して「釣れた」のではなく「釣れちゃった」のであり、再現性は皆無であると、心の底から理解し、決して他人に自慢したり、ましてや推奨したりしないこと。
  • もし、もしもイカが釣れた場合は、そのイカへのダメージを最小限に抑えるよう、できる限り速やかに、そして最大限の敬意を払ってリリースすることを固く誓うこと。
  • これは決して「釣り」ではなく、あくまで「無謀な実験」であり、絶対に、絶対に!他人には推奨せず、自分だけの、誰にも迷惑をかけない、そして二度とやらないかもしれない「一度きりの思い出(あるいはトラウマ)」として、心に刻むこと。

これまでの警告を全て読んでもなお、「いや、俺は(私は)それでも、このアジングロッドで、イカメタルという未知なるものに、一矢報いたいんだ!」「不可能を可能にすることこそ、フロンティアスピリットだ!」という、不屈の魂と、もはや常人には理解できないほどの冒険心を持つ、選ばれし(あるいは、ただの無謀な?)超チャレンジャーなあなたへ。

もし、本当に、本当に万が一、アジングロッドでイカメタル的な、あるいはそれに類する何かを試みるというのであれば、以下の「最低限の心構え」と「絶対に、絶対に!守るべき注意事項」だけは、どうか、どうか!あなたのDNAに刻み込むレベルで、固く胸に誓ってください。

まず、最も大切な心構えは、「このアジングロッドは、今日、この瞬間に、海の藻屑と消えるかもしれない。いや、ほぼ確実に消えるだろう。それでも俺は構わない。なぜなら、これは挑戦だからだ!」という、完全なる自己犠牲の精神と、何が起きても全てを笑って済ませられる、鋼のメンタルを持つことです。

何が起きても、誰のせいにもできません。全てはあなたの自己責任です。

次に、釣りを行う際は、「周囲に他の乗船者や、他の船が絶対にいないか、海底に根などの障害物が絶対にないかなど、安全を最大限に、いや極限まで確認」してください。

無理なキャストや、コントロール不能なシャクリで、数十グラムもある鉛や金属の塊が、予期せぬ方向へ、とんでもない勢いで飛んでいき、他の人や自分自身に、取り返しのつかない重大な怪我をさせてしまう危険性があることを、常に忘れないでください。

「ラインシステム」は、通常のアジングで使うような繊細なものでは、話になりません。

PEラインなら最低でも0.8号以上、リーダーもフロロカーボンの4号(16lb)以上など、あなたの持っているアジングロッドが悲鳴を上げるレベルで、できる限り太く、そして強いものにしてください(それでも、切れる時は一瞬で切れますが…)。

リールの「ドラグ設定」は、もはやドラグとしての機能を期待できないかもしれないレベルで、これ以上ないくらい「ゆるゆる」にしておき、魚(あるいは、海底の何か、あるいは地球そのもの…)が少しでも引いたら、ラインがスムーズに出ていくのに任せ、絶対に、絶対に!力で対抗しようなどとは、夢にも思わないでください。

そして、もし万が一、本当に万が一、何か(それが魚でなくても、例えば隣の人の仕掛けとか…)がヒットしたとしても、それは「100%奇跡」であり、決してあなたが「釣った」のではなく「何かの間違いで釣れちゃった」のであり、再現性は完全に皆無であると、心の底の底から理解し、決して他の人に自慢したり、ましてや「アジングロッドでイカメタル、余裕っすよ!」なんて推奨したりするような、愚かな行為はしないようにしましょう。

もし、本当に、本当に、本当に!奇跡的にイカが釣れた場合は、そのイカへのダメージを最小限に抑えるよう、できる限り速やかに、そして最大限の敬意と感謝の念を込めて、優しくリリースすることを、ここに固く誓ってください。

最後に、このあまりにも無謀な挑戦は、決して「釣り」ではなく、あくまで「アングラーとしての探究心が生み出した、ちょっと危険な実験」であり、絶対に、絶対に、絶対に!他人には推奨せず、あなただけの、誰にも迷惑をかけることのない、そしておそらくは二度とやることのないであろう「一度きりの、ほろ苦い思い出(あるいは、トラウマ)」として、静かに心の中に刻み込むようにしてください。

…と、ここまで言っても、まだ、まだ挑戦したいですか?

その、常人には理解しがたい、燃えるようなフロンティアスピリットには、もはや敬意を表するしかありませんが、くれぐれも、くれっぐれも!自己責任で、そして安全第一で、誰にも迷惑をかけないように、お願いしますね。

そして、できれば、やっぱり専用のイカメタルタックルで、その本当の楽しさを味わってください!

アングラーズアドバイス

もうね、ここまで来たら、俺からは何も言うことはないよ(笑)。

「それでも、それでも俺はやるんだ!」って言う、その鋼の意志を持つ、選ばれし(?)チャレンジャーのあなたを、俺はもう止めることはできない。いや、おそらく誰にも止められないだろう(笑)。

ただ、本当に、本当に!何度も言うけど、竿は折れるものだと思って、周りの安全だけは最大限に確保して、そしてもし万が一何かあっても、全部自分のせいだって笑って済ませる、その覚悟だけは、絶対に持っていてくれよな!

で、もし、もしも!それでアオリイカじゃなくてケンサキイカが釣れたら…うん、まあ、その時は、こっそり、本当にこっそり、俺にだけ教えてくれてもいいけど、決して他の人には「アジングロッドでイカメタル、余裕っすよ!爆釣っすよ!」なんて、絶対に言っちゃダメだぞ!

それはもう、嘘を通り越して、罪になっちゃうからね!

君の健闘を、海の藻屑とならないことを、心から祈ってる!…けど、やっぱり、やっぱり!おすすめはしないぞ!絶対に!(笑)

結論:アジングロッドでのイカメタル、その無謀さと賢明な判断

  • 賢明な判断とは「絶対に、絶対に、絶対にやってはいけない」。むしろ「愚行」であり「極めて危険な行為」。
  • ロッド破損、ラインブレイク、釣果ゼロどころか釣りにならない、イカへのダメージなど、デメリットとリスクしか存在しない。
  • イカメタルゲームの本当の楽しさや奥深さを知るためには、必ず専用タックル(最低でもエントリーモデル)を使用することが不可欠。
  • アジングロッドはアジングという繊細なゲームのために、イカメタルはイカメタル専用ロッドで、それぞれの釣りを最大限に楽しむのが、最も安全で、最も釣れて、最も賢明で、そして最も楽しい選択。
  • 好奇心や探究心は素晴らしいが、道具の限界と特性を正しく理解し、それぞれの釣りに適した、適切な使い方をすることが、アングラーとしての最低限の責任であり、マナーである。

さて、アジングロッドでイカメタルゲームはできるのか?という、ある意味で究極の(そして無謀な)テーマについて、ここまで様々な角度から徹底的に検証し、そのリアルな可能性の低さと、あまりにも大きな、そして深刻なリスクについて、詳しく見てきました。

最終的な結論として、アジングロッド(たとえそれがバチコン用などのパワーがあるモデルであっても)で、本格的なイカメタルゲームに挑戦することは、残念ながら「賢明な判断とは絶対に、絶対に、絶対に言えない」、むしろ「極めて無謀な挑戦であり、非常に危険を伴う愚行である」と、断言せざるを得ません。

その理由は、これまで何度も、そして繰り返し述べてきた通り、

  • アジングロッドとイカメタル専用ロッドの、ターゲット、釣り方、そして何よりも使用する仕掛けの「重さ」という、根本的かつ決定的な違い。
  • アジングロッドの「ロッドパワー」と「適合ウェイト」では、イカメタルで使う鉛スッテやオモリ(数十グラム~100g超)の負荷に、物理的に全く耐えられないこと。
  • アジングロッドの繊細な「ティップ」では、イカメタル特有の「アタリの表現力」が皆無に等しく、また重い仕掛けの操作やシャクリの負荷で、ほぼ確実に破損してしまうこと。
  • たとえ奇跡的にヒットしたとしても、アジングロッドの「フッキングパワー」ではイカにカンナを打ち込めず、またイカの「重み」と「引き」にロッドが完敗し、キャッチできる可能性は限りなくゼロに近いこと。
  • そして何よりも、不適切なタックルでの無理なファイトは、イカに過度なダメージを与えてしまう可能性が高いこと。

これらの、あまりにも多くの、そして致命的なデメリットやリスクは、ごくごくわずかな「もしかしたら、ほんの少しでも代用できるかもしれない…?」という淡い期待や、「タックルを流用できたら経済的だな」といった安易な考えを、比較にならないほど、はるかに、そして圧倒的に上回ります。

イカメタルゲームという、船から手軽に、そしてテクニカルにケンサキイカなどの美味しいイカを狙える、エキサイティングで奥深い釣りの本当の楽しさや魅力を知るためには、やはり、その釣りのためだけに考え抜かれ、最適化された「専用タックル」(最低でもエントリーモデルのイカメタルロッドと、それに見合うリールや仕掛け)を使用することが、最も確実で、最も安全で、そして何よりも最も釣果に繋がりやすく、結果として最も「楽しい」賢明な道です。

アジングロッドは、アジングという、1g前後のジグヘッドを操り、アジの微細なアタリを感じ取る、繊細で奥深いゲームのためにこそ、その素晴らしい性能を最大限に活かしてあげるべきです。

そして、イカメタルゲームには、イカメタル専用のロッドとタックルを用意して、その釣法特有の駆け引きや、ズッシリとしたイカの重量感、そして釣れたての美味しいイカを味わうという、最高の醍醐味を存分に満喫するべきです。

好奇心や探究心を持って新しい釣りに挑戦することは、アングラーとして非常に素晴らしいことですが、それと同時に、使う道具の限界と特性を正しく理解し、それぞれの釣りに適した、適切な使い方をすることが、私たちアングラーとしての最低限の責任であり、釣りを安全に、そして末永く楽しむための、最も大切なマナーなのですから。

どうか、無謀な挑戦で、あなたの大切なアジングロッドと、楽しいはずの釣りの時間を、台無しにしてしまわないように、賢明なご判断をお願いしますね!

アングラーズアドバイス

うん、もうね、これ以上言うことはないよ!

結論としては、やっぱり「アジングロッドでイカメタルは、絶対に、絶対に、絶対に!やめとけ!頼むから!」これに尽きるね(笑)。

ロマンを追い求めるのは良いけど、それはあまりにも無謀すぎる、そして危険すぎるロマンだよ。

竿折って、お気に入りのスッテ無くして、イカも釣れなくて、周りの人に白い目で見られて、船酔いしてゲロ吐いて…って、そんな悲惨な結末、誰も望んでないでしょ?(最後のは関係ないか笑)

だから、お願いだから、アジングロッドはアジングで、その繊細なアタリとスリリングな引きを、思う存分楽しんであげてくれ!

で、もしイカメタルを本気でやりたいなら、ちゃんとイカメタル用の、安くても良いから専用の竿を買って、それでケンサキイカの強烈な引きと、釣れたての美味しいイカを味わうのが、一番幸せになれる、一番正しい方法だよ!

それが、一番賢くて、一番安全で、一番楽しめる、最高のアングラーの選択ってもんだぜ!頼んだぞ!

イカメタルに代用できそうなアジングロッドおすすめ5選

「それでもやっぱり、万が一の状況とか、ほんの少しでもイカメタル的なことが『できなくもない』アジングロッドって、本当に一本もないの…?」

そんな、どうしても諦めきれない、あるいは「ライトなオモリグくらいなら…」と、まだわずかな可能性に賭けたい、鋼の心臓と底なしの探求心を持つ(かもしれない)あなたのために、ここでは「アジングロッド」というカテゴリーの中でも、特にパワーがあり、長さもあるモデル(主にバチコン用やパワー系ライトゲームロッド)を5本、あえて、本当にあえて!ピックアップしてみました。

ただし! これらは決してイカメタルゲームを推奨するものではなく、その流用は、超軽量なオモリグを使った、ごく浅場での、極めて限定的な状況下で、かつロッド破損のリスクを十分に覚悟した上で、自己責任と細心の注意のもとに行うべきものです。

本格的なイカメタル専用ロッドとは、性能も耐久性も全く異なることを、くれぐれも、くれっぐれも!ご理解くださいね!

レジットデザイン スクアド アジング ギガアジスペシャル(SKC-ST68L/ML)

  • バスロッドで高い評価を得る「レジットデザイン」の、バチコンアジング専用ベイトロッド!
  • SKC-ST68L/MLは、6フィート8インチのLパワーティップ+MLパワーバットという、特殊なパワー設定。
  • ティップには高感度ソリッドティップを搭載し、繊細なアタリを捉えつつ、バットにはアラミド繊維による補強で強靭なパワー。
  • MAX60gまでのリグウェイトに対応し、深場や速潮のバチコン、そしてギガアジとのファイトに特化。
  • このパワーと感度なら、15号(約56g)程度までの軽いオモリグを使ったイカメタルに、かろうじて代用できる可能性も…?(ただしシャクリは優しく!)

バスフィッシングの世界で、その高い性能と革新的な設計思想で多くのアングラーから絶大な支持を得ているロッドメーカー「レジットデザイン」。

そのレジットデザインが、ソルトウォーターシーン、特に近年人気のバチコンアジングに向けて開発したのが、「スクアド アジング」シリーズです。

ご紹介するSKC-ST68L/MLは、その中でも特に「ギガアジスペシャル」と銘打たれた、6フィート8インチのベイトキャスティングモデル。

このロッドの最大の特徴は、ティップセクションはL(ライト)パワー相当の繊細さと感度を持ちながら、ベリーからバットにかけてはML(ミディアムライト)クラスの強靭なパワーを持たせた、特殊なパワー設定にあります。

ティップには、アジの微細なアタリを的確に捉えるための高感度ソリッドティップを搭載。

そして、バット部分には、軽量でありながら驚異的な強度と粘りを生み出す「アラミド繊維」による補強が施されており、ギガアジの強烈な引きにも負けない、圧倒的なリフトパワーを発揮します。

適合リグウェイトはMAX60gと、バチコンアジングで使う重めのオモリやリグに完全対応。

さて、この「ギガアジスペシャル」をイカメタルに代用するとなると、どうでしょうか?

まず、ベイトタックルであること、そしてMAX60gまで対応できるパワーがあることは、イカメタル(特にオモリグ)にとっては好条件です。

高感度なソリッドティップも、イカの小さな触りを捉えるのに役立つかもしれません。

もし、15号(約56g)程度までの、比較的軽めなオモリグを使い、あまり激しいシャクリをせず、ティップへの負荷を抑えながら丁寧に誘うのであれば、かろうじてイカメタルゲームが成立する可能性はあります。

しかし、イカメタル専用ロッドのような、イカのアタリを明確に表現するティップの戻りや、専用の調子、そして繰り返されるシャクリに対する耐久性は期待できません。

あくまで「バチコンロッドのパワーを活かして、ライトなオモリグなら…」という、極めて限定的な代用と考えましょう。

アングラーズアドバイス

レジットのスクアド!しかもギガアジスペシャル!名前からして強そうだね!(笑)

バチコン用のベイトロッドで、MAX60gまでOKってことは、そりゃあ普通のショア用アジングロッドとは全くの別物だ。

これなら、確かに軽いオモリグくらいなら、イカメタルにも使えそうな気がするね。

ティップもソリッドで感度良さそうだし、バットはアラミドで強いし…。

でも、やっぱりイカメタル専用の竿みたいに、ティップが「ピョコン!」って戻るようなアタリの出方はしないと思うから、そこは期待しちゃダメだよ。

あくまで「バチコンのついでに、ちょっとイカも…」くらいの、お遊びレベルでね!シャクリも優しく!

ダイワ 24 月下美人 AIR AGS AJINGBOAT(68MLB-S)

  • ダイワのライトゲーム最高峰「月下美人 AIR AGS」の、ボートアジング(バチコン)用ベイトモデル!
  • 68MLB-Sは、6フィート8インチのMLB(ミディアムライトベイト)パワー、高感度ソリッド「メガトップ」搭載。
  • 「AGS(エアガイドシステム)」と「SVFナノプラス」ブランクスが織りなす、異次元の軽さと感度。
  • MAX45gまでのリグウェイトに対応し、繊細なバチコンゲームを展開。
  • この軽さと感度、そしてパワーなら、10号(約37g)程度までの超軽量鉛スッテを使った、ごく浅場でのフィネスなイカメタルなら、あるいは…?(ただしティップの繊細さは懸念材料)

ダイワのライトゲームロッドにおける最高峰シリーズ「月下美人 AIR AGS」。

そのボートアジング(AJINGBOAT)専用モデルとして、2024年に登場したのがこの68MLB-Sです。

ベイトキャスティングモデルであり、カーボンフレームガイド「AGS(エアガイドシステム)」、軽量・高感度な「SVFナノプラス」ブランクス、そして高感度ソリッドティップ「メガトップ」といった、ダイワの最新・最高のテクノロジーが惜しみなく投入されています。

6フィート8インチという、ボートからのバーチカルな釣りで扱いやすいレングスに、MLB(ミディアムライトベイト)という、バチコンアジングにおいてはややパワフルながらも、繊細な操作も可能な絶妙なパワー設定。

MAX45g(約12号)までのリグウェイトに対応し、深場のバチコンゲームで、重めのオモリを使いつつも、アジの微細なアタリを確実に捉えるための、究極の性能を追求しています。

その驚異的な軽さと感度は、まさに「AIR」の名にふさわしいものです。

さて、この最高峰バチコンロッドをイカメタルに代用するとなると、どうでしょうか?

まず、適合ウェイトの上限がMAX45gなので、イカメタルで使う鉛スッテとしては、10号(約37.5g)程度までが限界でしょう。

これを超える重さのものは、ティップへの負荷が大きすぎます。

もし、ごく浅場で、10号以下の軽い鉛スッテを使い、あまり激しいシャクリをせずに、ティップの感度を活かしてイカの小さな触りを取る、というような、非常にフィネスなイカメタル(マイクロイカメタルとでも言うべきか)であれば、このロッドの持つ軽さと感度が、もしかしたら面白い結果をもたらすかもしれません。

しかし、メガトップとはいえ、アジング用のソリッドティップはイカメタル専用設計のものよりはるかに繊細です。

イカのジェット噴射や、繰り返されるシャクリの負荷に耐えられるかは未知数であり、破損のリスクは常に付きまといます。

バチコンロッドとしての性能は最高レベルですが、イカメタルへの代用は、あくまで「自己責任での超ライトな実験」程度に留めておくべきでしょう。

アングラーズアドバイス

新しい月下美人のボート用AGSベイト!これはもう、バチコンやるなら最高の竿の一つだよね!

軽いし、感度もAGSだからビンビンだろうし、メガトップでアタリも取りやすそうだし…。

でも、これでイカメタルは…うーん、やっぱり怖いなぁ(笑)。

MAX45gまでいけるって言っても、それはあくまでバチコンのオモリの話で、イカメタルの鉛スッテをシャクる負荷とはまた違うからね。

もし、本当に軽いスッテ(例えば昔あった5号とか8号とか…今売ってるのかな?)で、水深も10mとか20mくらいの、超浅場でやるなら、もしかしたら面白いかもしれないけど…。

でも、こんな高い竿、イカメタルで折っちゃったら、もう目も当てられないよ!

やっぱり、これはバチコンで、ギガアジ釣るために使うべき竿だと思うな!

バレーヒル レトロベーシック バチコンアジング(RBC-68VC)

  • バレーヒルの、シンプルで実用的な性能と手頃な価格が魅力の「レトロベーシック」シリーズ。
  • RBC-68VCは、バチコン専用設計の6フィート8インチ・ベイトモデル。
  • MAX30号(約113g)までのオモリに対応する、非常にパワフルなブランクス!
  • ティップには高感度ソリッドティップを搭載し、ガイドはスパイラルセッティング。
  • このパワーがあれば、イカメタルで使う一般的な重さの鉛スッテやオモリグも扱える。ただし、ティップの繊細さとアクションの向き不向きは要考慮。
  • バチコンをメインに、イカメタルも同じベイトタックルで楽しみたい、という欲張りなアングラーに。

「レトロベーシック」シリーズは、釣具メーカーのバレーヒルが展開する、華美な装飾を排し、実用的な性能と、アングラーが手に取りやすい価格を高次元でバランスさせた、コストパフォーマンスに優れたロッドシリーズです。

そのバチコンアジング専用モデルが、このRBC-68VC。

6フィート8インチという、ボートからのバーチカルな釣りで非常に扱いやすい長さに、ベイトリールを装着するモデルです。

ティップには、アジの繊細なアタリを的確に捉えるための高感度ソリッドティップを搭載し、ガイドセッティングには、ライントラブルを軽減し、スムーズなライン放出と感度向上に貢献するスパイラルガイド仕様を採用しています。

そして、このロッドの最大の注目点は、なんといってもMAX30号(約113g)という、非常に重いオモリまで対応できる、そのパワフルなブランクス!

これにより、水深のあるエリアや、潮流の速い難易度の高い状況下でのバチコンアジングはもちろんのこと、他のパワーが求められる釣りへの代用もしやすくなっています。

さて、このパワフルなバチコンロッドをイカメタルに代用するとなると、どうでしょうか?

まず、適合オモリ負荷がMAX30号まであるので、イカメタルで一般的に使われる15号(約56g)~25号(約94g)程度の鉛スッテやオモリグは、重さ的には問題なく扱えるでしょう。

ベイトタックルなので、フォールのアタリや棚取りの正確さも期待できます。

ただし、ティップはあくまでアジングの繊細なアタリを取るためのソリッドティップです。

イカメタル特有の「ティップの戻り」といったアタリを、明確に表現できるかどうかは未知数ですし、繰り返される激しいシャクリの動作に対する耐久性も、専用ロッドほどではないかもしれません。

それでも、バチコンアジングをメインに楽しみつつ、「同じベイトタックルで、イカメタルもやってみたい!」と考える、欲張りで合理的なアングラーにとって、このレトロベーシック RBC-68VCは、非常に魅力的な、そして現実的な選択肢となるでしょう。

1本で2度美味しい、そんな可能性を秘めたロッドです。

アングラーズアドバイス

レトロベーシックのバチコンロッド!これ、なかなか良い仕事するって評判だよね!

MAX30号までいけるベイトロッドって、もうバチコンだけじゃなくて、イカメタルとか、ライトジギングとか、色々使えそうな雰囲気がプンプンするじゃん!

スパイラルガイドなのも、なんか通好みでカッコイイし、感度も良さそう。

ティップがソリッドだから、イカの小さい触りも分かるかもしれないけど、あんまり激しくシャクると、ティップが「ポキッ」ていきそうで、ちょっと怖いかな?

でも、値段もそんなに高くないみたいだし、バチコンもイカメタルも、どっちもベイトでやりたい!っていう人には、すごく良い竿になるんじゃないかな。

これ一本で、夏の夜の船釣りが、めちゃくちゃ充実しそうだね!

デッキアクター デッキアクター(610LB-S)

  • 詳細不明な点がやや多い「デッキアクター」のオフショアライトゲーム用ベイトロッドか。
  • 610LB-Sは、6フィート10インチのLB(ライトベイト?)パワー、ソリッドティップモデルと推測。
  • MAX40gまでのリグウェイトに対応するなら、バチコンアジングや、非常にライトなイカメタル(オモリグ等)にも使える可能性。
  • ただし、メーカーやブランドの信頼性、実際の性能については情報が少なく、購入には注意が必要。
  • もし安価で手に入るなら、「お試し用」としての価値はあるかもしれない。

「デッキアクター」という名前から察するに、おそらく船(デッキ)の上での釣りを想定した、オフショア用のライトゲームロッドシリーズの一つではないかと考えられます。

610LB-Sという型番は、6フィート10インチのLB(ライトベイト?あるいはライトクラスのベイトロッドで、ティップがソリッドS?)、といったスペックを示唆しているのかもしれません。

Amazonの商品ページなどでは、バチコンアジングやライトジギングなどに対応するような記述が見られることもあり、適合リグウェイトもMAX40g程度まで対応するような、ある程度のパワーを持ったベイトロッドである可能性があります。

もし、本当にMAX40g(約10号強)までのリグウェイトに対応できるのであれば、バチコンアジングで使う一般的なオモリはもちろんのこと、イカメタルゲームで使う鉛スッテやオモリグの中でも、ごく軽量なもの(例えば10号程度まで)であれば、かろうじて扱えるかもしれません。

ソリッドティップ(と推測される)であれば、イカの繊細なアタリを捉えるのにも、ある程度は役立つでしょう。

しかし、このロッドの素性や、実際のブランクス性能、ティップの感度や強度、そして耐久性といったものについては、情報が非常に少ないため、安易に手を出すのは少し勇気がいるかもしれません。

もし、非常に安価で手に入れることができ、かつ「とにかくベイトタックルで、バチコンもイカメタル(超ライトなもの限定)も、どっちも試してみたいんだ!」という、強い探求心と、ある程度のリスクを許容できる覚悟があるのであれば、「お試し用」として、一つの選択肢にはなるかもしれません。

ただし、購入の際は、くれぐれも自己責任で、そして過度な期待はしないようにしましょう。

アングラーズアドバイス

デッキアクター…うーん、正直、あんまり聞いたことない名前だなぁ(汗)。

メーカーとかもよく分からないし、ちょっと情報が少なすぎて、なんとも言えないのが正直なところ。

610LB-SでMAX40gまでOKなら、スペック的にはバチコンとか、軽いイカメタルにも使えそうな気はするけど…。

でも、やっぱり素性がよく分からない竿って、ちょっと手を出しにくいよね。

もし、めちゃくちゃ安くて、「まあ、折れてもいいや!」くらいの気持ちで買えるなら、お遊びで試してみるのはアリかもしれないけど、基本的には、もうちょっと情報がちゃんとある、信頼できるメーカーの竿を選んだ方が、結果的には安心だと思うよ!

特に初心者のうちはね!

アブガルシア オーシャンフィールド バーチカルコンタクト(OFVS-702MLS-Deep)

  • アブガルシアの、オフショア入門に最適な汎用シリーズ「オーシャンフィールド」。
  • 「バーチカルコンタクト」モデルは、バチコンアジングを主軸に、多彩な釣りに対応。
  • OFVS-702MLS-Deepは、7フィートのMLS(ミディアムライトソリッド?)パワー、スピニングモデル。
  • 驚異のMAX24号(約90g)までのオモリに対応し、深場やヘビーウェイトリグもドンと来い!
  • この圧倒的なパワーと汎用性で、イカメタル(特にオモリグ)やティップラン、SLJまで、幅広く楽しめる!

アブガルシアの「オーシャンフィールド」は、オフショアの様々な釣りに、手頃な価格で、かつ本格的な性能で挑戦できる、入門者から中級者まで幅広くおすすめできる、大人気の汎用ロッドシリーズです。

その中でも「バーチカルコンタクト」と銘打たれたモデルは、バチコンアジングをメインターゲットとしつつ、その高い基本性能から、他の様々なバーチカルな釣りへの応用も視野に入れた、非常に懐の深い設計になっています。

ご紹介するOFVS-702MLS-Deepは、7フィートという、オフショアでの取り回しと遠投性(もし必要なら)のバランスが良いレングスに、MLS(おそらくミディアムライトパワーのソリッドティップを意味する)という、しっかりとしたパワー設定のスピニングモデルです。

ティップには、アジやイカの繊細なアタリを捉えるための高感度ソリッドティップが採用されていると考えられます。

そして、このロッドの最大の注目点は、なんといってもMAX24号(約90g)という、アジングロッドのカテゴリーからは完全に逸脱した、非常に重いオモリまで対応できる、その驚異的なパワーとトルク!

これにより、水深のあるエリアや、潮流の速い難易度の高い状況下でのバチコンアジングはもちろんのこと、イカメタルゲームで一般的に使われる15号(約56g)~20号(約75g)クラスの鉛スッテやオモリグも、全く問題なく、そして快適に扱うことができます。

さらに、ティップランエギングで使うような30g~40gのエギや、SLJ(スーパーライトジギング)で使うような30g~60g程度のメタルジグまで、これ一本で幅広く楽しめてしまうほどの、とんでもない汎用性を秘めているのです。

「バチコンロッドを1本買って、アジも釣りたいけど、イカも釣りたいし、あわよくば他の魚も色々狙ってみたい!」そんな、欲張りでアクティブなあなたの夢を、高いレベルで叶えてくれる、まさに「オフショアライトゲームの万能選手」と呼ぶにふさわしい一本です。

アングラーズアドバイス

オーシャンフィールドのバチコンロッド!これ、めちゃくちゃ使える竿だよ!

7フィートでMAX24号って、もうバチコンっていうか、ライトなジギングとか、普通のイカメタルとかにも、全然ガンガン使えちゃうスペックだよね!

ソリッドティップっぽいから、アジの小さいアタリも、イカのフワフワしたアタリも、どっちも取れそうだし、パワーもあるから、デカアジ来ても、ケンサキイカのダブルヒットでも、安心してやり取りできる。

値段もそんなにメチャクチャ高いわけじゃないみたいだし、オフショアの船釣り入門で、「何買ったらいいか全然わからん!」って悩んでる人には、こういう「1本で色々できるぜ!」っていう汎用性の高い竿は、めちゃくちゃ良い選択肢になると思う!

これ1本持って船乗れば、その日釣れてる魚、だいたい何でも狙えちゃうんじゃないかな?(笑)夢が広がるね!

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