アジングロッド、アジを釣るためだけの相棒だと思っていませんか?
実はその繊細なタックルで、もっと手軽に、もっと多くの魚たちと出会える「ジグサビキ」という楽しい釣り方があるんです!
「いつものアジングに、ちょっと変化が欲しいな…」「色々な魚をルアーで釣ってみたい!」そんなあなたの好奇心を満たしてくれる、ジグサビキの世界へようこそ。
この記事では、アジングロッドを使ったジグサビキの魅力、安全に楽しむための秘訣、そして知っておくべき注意点まで、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します。
手持ちのタックルで、釣りのレパートリーを一気に広げちゃいましょう!
ジグサビキとは?アジングタックルで五目釣りを狙う魅力
「ジグサビキって、普通のサビキ釣りと何が違うの?」
そう思ったあなた、良い質問です!
ジグサビキは、ルアーフィッシングとサビキ釣りの「いいとこ取り」をしたような、とっても欲張りで魅力的な仕掛けなんです。
まずはその基本構造と、どんな魚が釣れるのか見ていきましょう。
仕掛けの構造とターゲット魚種
- 仕掛けの構造: メタルジグの上に、複数のサビキ針(スキンや魚皮などが付いた擬似餌針)が連結されたシンプルな仕掛け。コマセ(撒き餌)は不要。
- メタルジグの役割: オモリとして仕掛けを沈め、遠投する。キラキラとしたアピールで魚を寄せる。
- サビキ針の役割: メタルジグに寄ってきた魚や、小型のベイトフィッシュ(小魚)を直接食わせる。
- ターゲット魚種:
- アジ、サバ、イワシなどの小型回遊魚
- カマス、メッキ、ショゴ(カンパチの若魚)などの小型青物
- カサゴ、メバルなどの根魚
- その他、季節や場所によって様々な魚がヒットする可能性あり!
ジグサビキの仕掛けは、とってもシンプル。
まず、仕掛けの一番下にメタルジグを結びます。
このメタルジグが、オモリの役割を果たして仕掛けを遠くに飛ばし、そしてキラキラとした輝きや動きで広範囲の魚にアピールしてくれるんです。
そして、そのメタルジグの上には、2~3本程度のサビキ針が連なっています。
このサビキ針には、魚の皮やキラキラしたスキンなどが巻かれていて、これが小魚やプランクトンに見えるんですね。
メタルジグに興奮して近づいてきた魚や、サビキ針を小さなベイトフィッシュと間違えた魚が、思わずパクリ!
という仕組みです。
コマセ(撒き餌)を使わないので、手軽に始められるのも大きな魅力。
釣れる魚も、アジやサバ、イワシといったお馴染みの魚から、カマスやメッキ、時にはカサゴやメバルといった根魚まで、本当に多種多様!
まさに、手軽な五目釣りが楽しめる、夢のような仕掛けなんですよ。
アングラーズアドバイス
ジグサビキ、マジで何が釣れるか分からんから面白いぜ!
「アジ狙いだったのに、いきなりカマスが来たー!」とか、「サバかと思ったら、まさかのメッキだった!」みたいな、嬉しいサプライズがしょっちゅうあるんだ。
メタルジグにガツン!と来ることもあれば、上のサビキに「コンコンッ」てアタることもあるし、アタリの出方も色々で飽きないぜ!
まさに、海の玉手箱や~!
(ちょっと古いか…笑)
アジングロッドでジグサビキは可能?相性の良い点と注意点
「そんなに色々釣れるなら、ぜひアジングロッドでやってみたい!」
そう思ったあなた、素晴らしい探求心です!
確かに、アジングロッドでジグサビキを楽しむことは可能です。
しかし、そこにはメリットと、そして無視できないデメリット(注意点)が存在します。
両方をしっかり理解して、賢く楽しみましょう。
メリット:手軽さ、高感度、ライトタックルの楽しさ
- 手軽さ: いつものアジングタックルに、市販のジグサビキ仕掛けを結ぶだけで、すぐに始められる。特別な準備は不要。
- 高感度: アジングロッドの繊細なティップが、サビキ針にかかる小さなアタリや、メタルジグへのじゃれつきも捉えやすい。
- ライトタックルの楽しさ: たとえ小型のサバやカマスでも、アジングロッドなら竿をしならせて、スリリングなファイトを堪能できる。
- ルアーローテーションの一つとして: アジングで反応がない時の気分転換や、表層にナブラが湧いた時などに、サッと試せる。
アジングロッドでジグサビキをする最大のメリットは、なんといってもその「手軽さ」でしょう。
普段使っているアジングロッドとリール、ラインに、釣具店で数百円で売っているジグサビキ仕掛けと、数グラムのメタルジグを結ぶだけ。
たったこれだけで、アジ以外の様々な魚を狙えるようになるんですから、試さない手はありませんよね。
そして、アジングロッドならではの「高感度」も、ジグサビキでは大きな武器になります。
サビキ針に、小さな魚が「コツッ」と触れただけのアタリや、メタルジグにじゃれついてくるような、分かりにくいアタリも、繊細なティップがしっかりと伝えてくれます。
さらに、ライトタックルならではの「ファイトの楽しさ」も魅力です。
20cmくらいのサバでも、アジングロッドで掛けると、まるで大物と格闘しているかのような、ダイレクトでスリリングな引きを味わうことができますよ。
アングラーズアドバイス
アジングタックルでジグサビキ、マジでお手軽五目釣りの決定版だよな!
アジングワームのケースの隅に、ジグサビキ仕掛けと3gくらいのジグを2~3個忍ばせておけば、いつでもどこでも遊べるぜ。
アジが釣れない時の「ボウズ逃れ」にもなるし、何より色んな魚が釣れるから飽きないんだよな。
小さい魚でも、竿がギュンギュン曲がるのは、見てるだけでも楽しいぜ!
デメリット:ロッドパワー不足、ティップ破損リスク、仕掛けの扱いにくさ
- ロッドパワー不足: 複数の魚が同時にヒットしたり、良型の青物(サバなど)が掛かると、竿がのされて主導権を握れない。
- ティップ破損リスク: アジングロッドの適合ウェイトを超える重いメタルジグの使用や、強引なキャスト、激しいシャクリは、ティップ破損の可能性大。
- 仕掛けの扱いにくさ: アジングロッドは短いため、全長のあるジグサビキ仕掛けが絡みやすい。特に風のある日はトラブル多発。
- 根掛かり時の対処: パワーがないため、根掛かりした際に仕掛けを回収できる可能性が低い。
楽しいことばかりではありません。
アジングロッドでジグサビキをする際には、いくつかの大きなデメリットと、それに伴うリスクを理解しておく必要があります。
まず、「ロッドパワーの不足」。
アジングロッドは、基本的にアジの引きを楽しむためのライトな設計です。
もし、ジグサビキで複数の魚が同時にヒットしたり(いわゆる「鈴なり」状態)、30cmを超えるような良型のサバやカマスが掛かったりすると、竿が満月のようにしなり、魚をコントロールすることが非常に難しくなります。
次に、「ティップ破損のリスク」。
アジングロッドのティップは非常に繊細です。
適合ルアーウェイトを無視して重いメタルジグを使ったり、力任せにフルキャストしたり、あるいは激しくシャクったりすると、ティップがその負荷に耐えきれず、簡単に折れてしまいます。
そして、「仕掛けの扱いにくさ」。
アジングロッドは比較的短いため、ジグサビキのような全長のある仕掛け(メタルジグ+サビキ部分)は、キャスト時や操作時に竿やラインに絡みやすく、特に風が強い日などは、トラブルが多発してストレスを感じるかもしれません。
アングラーズアドバイス
アジングロッドでジグサビキやる時の最大の敵は、「欲張りすぎ」と「油断」だな!
「もっと飛ばしたい!」って重いジグ付けたり、「もっと魚掛けたい!」ってサビキの針数増やしたりすると、大体ロクなことになんねえぜ。
竿が折れるか、仕掛けがぐちゃぐちゃになるか、どっちかだ。
あくまで「アジングロッドで遊ばせてもらってる」って謙虚な気持ちが大事だぜ!
アジングロッドでジグサビキを楽しむための「最適解」
メリットとデメリットを理解した上で、「それでもアジングロッドでジグサビキを楽しみたい!」というあなたへ。
ここでは、愛竿をいたわりつつ、安全に、そして最大限に楽しむための「最適解」とも言える、3つの重要な条件を提案します。
これを守れば、きっと素晴らしい五目釣りが体験できるはずですよ!
メタルジグの重さは「超軽量」が鉄則(3g~10g程度)
- 推奨メタルジグウェイト: 3g、5g、7g、最大でも10g程度まで。
- 理由: アジングロッドの適合ルアーウェイト上限を超えないため。ロッドへの負荷を最小限に抑え、ティップ破損のリスクを減らす。
- ポイント: 軽いジグでも、フォールでヒラヒラとアピールするものや、ただ巻きで泳ぐものを選べば、十分に魚を誘える。
アジングロッドでジグサビキをする上で、何よりもまず守らなければならないのが、「メタルジグの重さ」です。
一般的なショアジギングで使うような20gや30gといった重いメタルジグは、アジングロッドにとっては完全にキャパオーバー。
ティップが折れるか、竿全体がしなりすぎてまともにキャストできません。
アジングロッドで使うメタルジグは、3g、5g、7gといった、いわゆる「マイクロジグ」と呼ばれるような、非常に軽いものに限定しましょう。
頑張っても、10gあたりが上限の目安です。
必ず、お手持ちのアジングロッドに表記されている「適合ルアーウェイト」を確認し、その範囲内に収まるように、できるだけ軽いメタルジグを選ぶことが、ロッド破損を防ぐための絶対条件になります。
軽いジグでも、フォール中にヒラヒラとアピールしたり、ただ巻きでナチュラルに泳いだりするタイプを選べば、魚へのアピール力は十分ですよ。
アングラーズアドバイス
ジグの重さは、マジで「軽ければ軽いほど正義!」ってくらいに思っとけ!
アジングロッドって、基本1gとか投げる竿だからな。
そこに7gとか10gのジグ付けるだけでも、結構な負荷なんだぜ。
「これくらいなら大丈夫っしょ!」って油断してると、ある日突然「パキッ…」て悲しい音が聞こえるからな。
マイクロジグでも、釣れる時は釣れるんだから、欲張るなよ!
サビキ仕掛けは「コンパクト」に(針数・全長を抑える)
- 推奨サビキ仕掛け: 針数が2~3本程度で、全長も短い(50cm~1m以内)もの。
- 理由: 短いアジングロッドでも扱いやすく、キャスト時の空気抵抗を減らし、ライントラブルを防ぐため。
- ポイント: 市販のジグサビキ仕掛けの中にも、ショートタイプやライトゲーム用があるので、そういったものを選ぶ。自作もアリ。
次に重要なのが、「サビキ仕掛けの選び方」です。
船釣りで使うような、針数が5本も6本も付いていて、全長が2m以上もあるような長いサビキ仕掛けは、短いアジングロッドではまず扱いきれません。
キャストすればぐちゃぐちゃに絡まり、釣りにならないでしょう。
アジングロッドで使うサビキ仕掛けは、針数が2本か、多くても3本程度で、全体の長さも50cmから1m以内に収まるような、非常に「コンパクト」なものを選びましょう。
これくらいのサイズであれば、アジングロッドでも比較的扱いやすく、キャスト時の空気抵抗も少ないため、飛距離もそこそこ期待できます。
釣具店に行けば、ライトゲーム用の短いジグサビキ仕掛けや、アジング専用のジグサビキセットなども売っていますので、そういったものを選ぶのがおすすめです。
もちろん、自分でハリスと針を結んで、オリジナルのコンパクトなサビキ仕掛けを作るのも楽しいですよ。
アングラーズアドバイス
サビキ仕掛けは、もう「シンプル is ベスト!」これに尽きるぜ。
針数多くても、アジングロッドじゃ全部の針に魚掛かったら、まず上げられねえからな(笑)。
2本針くらいが、トラブルも少なくて、手返しも良くて、ちょうどいいんだよ。
全長も、竿の半分くらいの長さにしとけば、キャストの時もストレス少ないぜ。
欲張らずに、確実に釣果を重ねていくのが、アジングロッド流ジグサビキの極意だ!
釣り場は「安全第一」(根掛かりが少なく、足場が良い場所)
- 推奨される釣り場: 堤防、漁港、砂浜など、比較的根掛かりの少ないオープンな場所。
- 理由: アジングロッドはパワーがないため、根掛かりした際に仕掛けを回収しにくい。足元が安定している場所の方が、安全にファイトできる。
- ポイント: 潮通しが良い場所や、ナブラが湧いている場所を見つければ、釣果アップのチャンス。
最後に、ジグサビキを楽しむ「釣り場の選び方」です。
アジングロッドは、根掛かりに非常に弱いです。
パワーがないため、一度しっかりと根掛かりしてしまうと、仕掛けを回収することはほぼ不可能で、ラインを切るしかありません。
そのため、できるだけ海底が砂地や泥地で、障害物の少ない、根掛かりのリスクが低い場所を選びましょう。
堤防や漁港の先端、あるいはサーフ(砂浜)などがおすすめです。
また、足場の良い、安定した場所で釣りをすることも大切です。
ジグサビキでは、予期せぬ大物や、複数の魚がヒットすることもあります。
そんな時に、足元が不安定だと、バランスを崩して転倒したり、最悪の場合落水したりする危険性もあります。
安全に釣りを楽しむためにも、釣り場の状況はしっかりと確認しましょう。
潮通しが良く、ベイトフィッシュ(小魚)が集まりやすい場所や、鳥が騒いでいたり、ナブラ(魚の群れが水面でバシャバシャしている状態)が湧いていたりする場所を見つければ、爆釣のチャンスも広がりますよ!
アングラーズアドバイス
釣り場選びは、釣果と同じくらい「安全」が大事だぜ!
特にアジングロッドみたいに、ちょっと無理すると壊れやすいタックル使う時はなおさらな。
「あそこ、魚いそうだけど、根がキツそうだな…」って思ったら、潔く諦める勇気も必要だ。
無理して仕掛けロストしまくって、テンション下がるより、安全な場所で楽しく釣りした方が絶対いいぜ!
釣れる場所は、他にもきっとあるはずだからな!
アジングロッドを活かす!ジグサビキの釣り方とコツ
さあ、アジングロッドでジグサビキを楽しむための準備が整ったら、いよいよ実釣です!
ここでは、アジングロッドの繊細さを活かしつつ、トラブルを避けて釣果を上げるための、具体的な釣り方のコツを伝授します。
これをマスターすれば、あなたもジグサビキ名人になれるかも?
キャストは「優しく丁寧に」
まず、基本中の基本ですが、キャストはとにかく「優しく、丁寧に」を心がけましょう。
アジングロッドは、重いルアーをフルパワーで遠投するように作られていません。
力任せに振りかぶると、ティップに過度な負荷がかかり、最悪の場合折れてしまいます。
そうではなく、ロッドのしなりを意識して、たらし(竿先からルアーまでのラインの長さ)を少し長めに取り、竿の重みとルアーの重みで、ゆっくりと「スゥーッ」と押し出すように投げましょう。
特に、ジグサビキ仕掛けは全長があり、空気抵抗も大きいため、焦らず、コンパクトなフォームでキャストするのがコツです。
飛距離を欲張るよりも、確実に、そして安全に仕掛けをポイントへ運ぶことを最優先に考えてください。
アクションは「軽快なリフト&フォール」や「ただ巻き」で
- 基本アクション① ただ巻き: キャスト後、仕掛けが着底したら、一定のスピードでゆっくりとリールを巻くだけ。表層~中層の魚に有効。
- 基本アクション② リフト&フォール: 着底後、竿先をスッと持ち上げて(リフト)、再びゆっくりと沈ませる(フォール)。ボトム付近の魚や、活性の低い魚に効果的。
- NGアクション: 激しいジャークやトゥイッチなど、竿に大きな負担をかけるアクション。
- ポイント: アジングロッドの感度を活かし、ルアーの動きや海底の状況を感じながら、丁寧に操作する。
アジングロッドでジグサビキをする場合、アクションも竿に負担をかけない、優しいものが基本になります。
最も簡単で効果的なのが「ただ巻き」です。
仕掛けをキャストし、狙いたい水深まで沈めたら、あとは一定のスピードでゆっくりとリールを巻いてくるだけ。
これだけで、メタルジグはキラキラと泳ぎ、サビキ針もヒラヒラとアピールして、アジやサバなどが食いついてきます。
もう一つのおすすめアクションが、「リフト&フォール」。
仕掛けが海底に着いたら、竿先をゆっくりと、スッと持ち上げて、メタルジグとサビキをフワッと浮かせます。
そして、今度は竿先を下げながら、ラインを張らず緩めずの状態で、仕掛けをゆっくりと自然に沈下(フォール)させます。
このフォール中にアタリが出ることが非常に多いので、集中しましょう。
逆に、バスフィッシングのジャークベイトや、本格的なショアジギングのような、ロッドを激しくシャクったり、ビシバシとトゥイッチを入れたりするようなアクションは、アジングロッドには大きな負担がかかるため避けるべきです。
アジングロッドの繊細なティップを活かして、ルアーの動きや潮の流れを感じながら、丁寧に操作することが釣果への近道ですよ。
アングラーズアドバイス
ジグサビキのアクションは、もう「頑張らない」のが一番だぜ!
ただ巻くだけでも、魚がいれば普通に食ってくるからな。
リフト&フォールも、竿を「フワッ」と持ち上げて、「スーッ」と落とすだけ。
激しくやる必要は全くないんだ。
むしろ、その「頑張らない」スローな動きが、魚にとっては食いやすいのかもしれんな。
肩の力抜いて、のんびりやろうぜ!
アタリの取り方とフッキングの注意点
- アタリの出方: 「コンッ!」「ブルブルッ!」「ググッ!」と明確に出ることもあれば、「モゾッ…」とティップがわずかに入るだけの小さいアタリも。
- アワセのタイミング: 明確なアタリが出たら、即アワセ気味に。小さいアタリは、少し送り込んでから聞きアワセ。
- フッキング: 手首を返す程度の、シャープでコンパクトなアワセで十分。大アワセは不要、むしろバラシの原因に。
- ポイント: アジングロッドの高感度を信じ、どんな小さな変化も見逃さない集中力が大事。
ジグサビキのアタリは、ターゲットや状況によって様々です。
活性の高いアジやサバがメタルジグに食いついてくれば、「ガツンッ!」とか「ググーン!」といった、ひったくるような明確なアタリが出ます。
サビキ針に小型の魚が掛かった場合は、「コンコンッ」とか「ブルブルッ」という、小刻みなアタリが多いでしょう。
時には、アジングのジグ単のように、ティップがわずかに「フッ」と入るだけだったり、「モゾモゾ…」とした違和感として現れたりすることもあります。
アジングロッドの高感度を活かして、これらのどんな小さな変化も見逃さないように集中しましょう。
アワセのタイミングですが、明確なアタリが出た場合は、あまり間を置かずに、シャープにアワセを入れるのが基本です。
ただし、アジングロッドは柔らかいため、バスロッドのように鬼アワセをする必要はありません。
手首をクイッと返す程度の、コンパクトなアワセで十分フッキングします。
むしろ、強く合わせすぎると、魚の口が切れてしまったり、細いハリスが切れたりする原因になるので注意しましょう。
小さいアタリや、モゾモゾとしたアタリの場合は、すぐに合わせず、少しだけラインを送り込んで魚にしっかりと食い込ませる時間を与えてから、ゆっくりと竿を聞き上げるような「聞きアワセ」も有効ですよ。
アングラーズアドバイス
ジグサビキのアタリって、本当に色んな出方するから面白いよな!
メタルジグに来た時の「ドンッ!」っていう衝撃は、マジでアドレナリン出るぜ。
で、サビキに小さいアジが鈴なりになった時の、あの「ワラワラ感」もたまんねえ(笑)。
アワセは、あんまり力まなくても大丈夫だ。
竿が柔らかいから、魚が勝手に乗ってくれることも多いしな。
「当たったかな?」と思ったら、とりあえず軽く竿立ててみるのがいいぜ!
トラブル回避!アジングロッドでジグサビキをする際の重要ポイント
アジングロッドでジグサビキ、手軽で楽しいのは間違いありません。
しかし、一歩間違えると、ロッドを破損させたり、周りの人に迷惑をかけたりする可能性も…。
ここでは、安全に、そして気持ちよく楽しむために、絶対に守ってほしい重要なポイントを、改めて確認しておきましょう。
- ロッドの適合ルアーウェイトを絶対に守る: これが全ての基本。重すぎるジグは使わない。
- 無理なキャストはしない: 力任せに投げず、ロッドのしなりを活かして優しく投げる。
- 激しいアクションは避ける: 大きなシャクリや連続トゥイッチは、ティップへの負担が大きい。
- 根掛かりしたら無理に外そうとしない: ラインを手で持って、ゆっくりと引っ張る。竿で煽るのは絶対NG。
- ドラグ調整は適切に: 緩すぎず、強すぎず。魚のサイズや引きに合わせて調整する。
- 複数の魚が掛かったら慎重にファイト: 慌てず、竿を立てすぎないように、ゆっくりと寄せる。
- 周りの人に注意してキャストする: ジグサビキは仕掛けが長めなので、キャスト時は後方や周囲の安全を十分に確認する。
- 混雑した場所では特に配慮を: 隣のアングラーとオマツリしないように、距離を保つ。
アジングロッドでジグサビキを楽しむ上で、最も大切なのは「無理をしない」ということです。
まず、ロッドに表記されている適合ルアーウェイトは、絶対に守ってください。
「これくらいなら大丈夫だろう」という油断が、ティップ破損という最悪の結果を招きます。
キャストも、力任せに振り回すのではなく、ロッドのしなりを感じながら、優しく、コンパクトに。
アクションも、大きなシャクリや連続的なトゥイッチは避け、ただ巻きや軽いリフト&フォールといった、竿に負担の少ないものを中心にしましょう。
万が一、根掛かりしてしまった場合は、絶対に竿で煽って外そうとしないでください。
ラインを手で持って、ゆっくりと引っ張るのが基本です。
それでも外れない場合は、残念ですがラインを切るしかありません。
ドラグ調整も重要です。
緩すぎるとフッキングが決まりませんが、強すぎると細いラインが切れたり、竿がのされたりします。
魚のサイズや引きの強さに合わせて、こまめに調整しましょう。
そして、ジグサビキは仕掛けが比較的長いため、キャストする際は、後方や周囲の安全を十分に確認し、他のアングラーに迷惑をかけないように配慮することも、大切なマナーです。
これらのポイントを守って、安全で楽しいジグサビキを満喫してくださいね!
アングラーズアドバイス
結局のところ、アジングロッドでジグサビキやるのは、「自己責任」ってやつだよな!
竿が折れても、誰のせいにもできねえからな。
だからこそ、自分のタックルの限界をちゃんと理解して、絶対に無理させないことが大事なんだ。
「釣りたい!」って気持ちも分かるけど、それ以上に「安全に楽しむ」ってことを忘れちゃいけねえぜ。
そうすれば、アジングロッドでも、きっと素晴らしい五目釣りができるはずだ!
ジグサビキにも使えるアジングロッドおすすめ5選
「アジングロッドでジグサビキ、やってみたいけど、どんな竿がいいの?」
そんなあなたのために、ここではアジングロッドの中でも、比較的ジグサビキ(もちろん超軽量限定ですよ!)に転用しやすく、かつ本来のアジング性能もバッチリなモデルを5本厳選してご紹介します。
これらのロッドなら、手軽な五目釣りの楽しさを、きっと満喫できるはずです!
シマノ ソアレ BB アジング(S610L-S)
- ティップ: タフテックα(ソリッドティップ)
- 全長: 6フィート10インチ (約2.08m)
- 適合ルアーウェイト: 0.5-12g
- 特徴: 高強度ソリッド「タフテックα」搭載で、感度とある程度の強度を両立。Lパワーで適合ウェイトの上限が12gと広い。
シマノの人気アジングシリーズ「ソアレ BB アジング」から、S610L-Sをピックアップ。
このロッドは、6フィート10インチという、アジングロッドとしては標準的な長さに、L(ライト)パワー、そして高強度ソリッドティップ「タフテックα」を搭載しています。
特筆すべきは、Lパワーでありながら、適合ルアーウェイトの上限が12gと、アジングロッドの中ではかなり広いこと!
これなら、ジグサビキで使うような7gや10g程度のマイクロジグも、比較的安心してキャストし、操作することができますね。
タフテックαのティップは、繊細なアタリを捉える感度と、不意の負荷にも耐える粘り強さを両立させているので、ジグサビキのような、ちょっと竿に負担がかかる釣りでも、ある程度の安心感を持って使えるでしょう。
アジングも本格的に楽しみつつ、たまにはジグサビキで五目釣りも…という欲張りなあなたに、ぴったりの一本です。
アングラーズアドバイス
ソアレBBのS610L-S、これはマジで使える竿だよな!
12gまでOKなら、ジグサビキでちょっと重めのジグ使いたい時でも、結構イケるぜ。
タフテックαティップも、普通のソリッドよりはちょっとタフだから、精神的にも楽だ(笑)。
まあ、それでも無理は禁物だけどな!
アジも釣れて、サバも釣れて、カマスも釣れたら、もう晩ごはん豪華絢爛だぜ!
アピア グランデージ ライト(64)
- ティップ: ソリッドティップ
- 全長: 6フィート4インチ (約1.93m)
- 適合ルアーウェイト: 0.4-7g
- 特徴: ライトゲーム全般をカバーする汎用性の高さが魅力。6フィート4インチの取り回しの良いレングス。
アピアの「グランデージ ライト」シリーズは、アジやメバルだけでなく、チヌやシーバス(小型)といった、様々なターゲットに対応できる汎用性の高さが魅力のロッドだよね。
この64モデルは、6フィート4インチという、漁港や小規模な堤防での釣りに最適な、取り回しの良いレングス。
ティップは食い込みの良いソリッドティップで、適合ルアーウェイトは0.4gから7gと、まさにジグサビキで使うようなマイクロジグにピッタリのスペックだね。
アピアのロッドらしい、シャープで感度の良いブランクスは、ジグサビキでの小さなアタリも明確に伝えてくれるし、不意に良型の魚が掛かっても、しっかりと粘ってくれるはずだよ。
「アジングロッドだけど、ジグサビキみたいな五目釣りも、ちょっと本格的にやってみたい」そんなアングラーの期待に応えてくれる、頼りになる一本と言えるだろうね。
アングラーズアドバイス
グランデージライト、これ一本持ってるとマジで色んな釣りできるから重宝するぜ!
アジもメバルもカサゴも、これで全部釣ったことあるぞ。
64のレングスなら、ジグサビキの操作も楽だし、7gまでのジグが使えるなら、アジ・サバは余裕でしょ!
デザインもシンプルでカッコイイし、所有欲も満たしてくれるよな!
ちょっといい竿で、色々楽しみたいって人には最高だぜ!
ダイワアジング X(68L-S)
- ティップ: ソリッドティップ
- 全長: 6フィート8インチ (約2.03m)
- 適合ルアーウェイト: 0.5-8g
- 特徴: ダイワのアジング入門ロッドの定番。しなやかなソリッドティップと、クセのない調子で扱いやすい。
ダイワの「アジングX」は、これからアジングを始めたいという人に、長年支持され続けている入門ロッドの定番だよね。
この68L-Sは、6フィート8インチのL(ライト)パワーモデルで、ティップにはしなやかで食い込みの良いソリッドティップを搭載しているんだ。
クセのない素直な調子で、初心者でも非常に扱いやすく、アジングの基本を学ぶのに最適。
適合ルアーウェイトも0.5gから8gと、ジグ単はもちろん、ジグサビキで使うような5g前後のマイクロジグにもちょうど良いスペックだね。
「まずは手頃な価格の竿で、アジングもジグサビキも試してみたい!」という、わがままな(?)入門者の願いを、しっかりと叶えてくれる一本だよ。
この竿で釣りの楽しさを知って、さらにステップアップしていくのも良いだろうね!
アングラーズアドバイス
アジングX、これマジで入門には最強の竿の一つだよな!
安いのに、全然普通に使えるし、感度も悪くないんだぜ。
68L-Sなら、長さも硬さも、ジグ単から軽いジグサビキまで、バランス良くこなせる感じだ。
これでアジ釣って、サバ釣って、イワシ釣って…って、釣りの楽しさを満喫してくれよな!
釣具屋の店員さんも、だいたいこれ勧めてくるぜ(笑)。
メジャークラフト 鯵道 5G(S622M/AJI)
- ティップ: ソリッドティップ
- 全長: 6フィート2インチ (約1.88m)
- 適合ルアーウェイト: 0.4-12g
- 特徴: M(ミディアム)パワーという、アジングロッドとしては異例のパワフルモデル。最新素材と製法で、軽さと感度、パワーを高次元で実現。
メジャークラフトのハイエンドアジングロッド「鯵道5G」シリーズから、S622M/AJIという、ちょっと面白いモデルをチョイス。
このロッド、なんとアジングロッドでありながらM(ミディアム)パワーという、かなりの力持ちなんだ!
6フィート2インチというショートレングスに、そのパワーを凝縮しつつ、ティップには高感度ソリッドを採用している。
適合ルアーウェイトも0.4gから12gと、アジングロッドの常識を超える広さ。
これなら、ジグサビキで10gクラスのメタルジグを使っても、全く不安なくキャストし、操作することができるだろうね。
最新の「T1100Gカーボン」と「R360構造」によって、パワーがありながらも、驚くほどの軽さと感度も実現しているんだとか。
「アジングロッドで、ちょっとヘビーなジグサビキも快適にこなしたい!」そんな、パワーゲーム志向のアングラーには、これ以上ないくらい魅力的な一本じゃないかな。
アングラーズアドバイス
鯵道のMパワー、これはもう「ライトゲームの重戦車」って感じだな!
アジングロッドとは思えないパワーで、ジグサビキでデカいサバとか掛かっても、ゴリゴリ寄せられそうだぜ。
それでいて、感度も良いってんだから、もう反則だよな(笑)。
値段はちょっとするけど、これ一本あれば、アジングからライトなショアジギングまで、かなり幅広く遊べるはずだ!
まさに「大は小を兼ねる」を地で行く竿だな!
ヤマガブランクス ブルーカレント Ⅲ(63)
- ティップ: チューブラーティップ
- 全長: 6フィート3インチ (約1.91m)
- 適合ルアーウェイト: MAX 7g (JH0.3-7g, Rig0.3-7g, Plug1.6-5g)
- 特徴: ジグ単スペシャルでありながら、小型プラグやマイクロジグにも対応する汎用性。シャープな操作性と高い感度が魅力。
国産ブランクスメーカーとして、多くのアングラーから絶大な信頼を得ているヤマガブランクスの「ブルーカレントⅢ」シリーズ。
この63モデルは、6フィート3インチのチューブラーティップ仕様で、ジグヘッド単体の釣りを極めるために設計された、まさに「ジグ単スペシャル」と呼べる一本だね。
しかし、そのシャープな操作性と高い反響感度は、ジグサビキで使うようなマイクロメタルジグの釣りにも、非常に高い適性を見せてくれるんだ。
適合ルアーウェイトはMAX7gと、ジグサビキで使うにはちょうど良い上限設定。
チューブラーティップならではの、リグを意のままに操る感覚や、メタルジグへの魚のじゃれつきを「カツッ!」と明確に捉える感度は、一度使うと病みつきになるはずだよ。
「ジグ単の釣りをメインに、たまにはジグサビキで遊びたい」という、本物志向のアングラーにこそ、手に取ってみてほしい逸品だね。
アングラーズアドバイス
ブルーカレントⅢの63、これはもう「名竿」の域だよな。
ジグ単の釣りで、これ以上の竿があるのか?ってくらい、完成度が高いぜ。
で、その性能が、ジグサビキにも活きないわけがないんだよな。
特に、チューブラーティップの「掛け」の感度は、メタルジグへのアタリを積極的に取っていくのに最高だ。
ちょっとお高いけど、それだけの価値は絶対にある、長く愛せる相棒になること間違いなしだぜ!
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